アンドロメダ病原体 近年の“過剰な環境保護ブーム”を「環境保護利権」等が煽っている「危険な疑似科学」であるとして批判した。

https://putlockers.ca/the-andromeda-strain-1971-full-movie-putlocker-megashare9.html

アンドロメダ病原体〔新装版〕(ハヤカワ文庫NV)
マイクル・クライトン
早川書房
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アンドロメダ病原体










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東北大学SF研読書会「アンドロメダ病原体」
by.ちゃあしう    2009/06/19



アンドロメダ病原体 (ハヤカワ文庫 SF (208))


アンドロメダ病原体〔新装版〕(ハヤカワ文庫NV)



•著者紹介◦おもな作品

•あらすじ
•登場人物
•各章解説◦第一日
◦第二日
◦第三日
◦第四日
◦第五日
◦エピローグ

•ドキュメンタリー・タッチな作風について
•メインテーマ
•映像化作品について◦映画版
◦ドラマ版

•感想
•関連事項◦『復活の日』パクリ説?
◦「新世紀エヴァンゲリオン」におけるアンドロメダのパロディ




著者紹介

(Wikipediaより引用) 



マイケル・クライトン(Michael John Crichton、1942年10月23日 - 2008年11月4日)はアメリカ合衆国シカゴ生まれの小説家、SF作家、映画監督、脚本家である。テレビドラマ『ER』を脚本・製作総指揮。身長は206.6cm。なお日本でマイケルの作品を多く出版する早川書房は著者名の表記をマイクル・クライトンとしており、同社以外の出版物・文献においてもこれにならった表記がなされることがある。


ハーバード大学で人類学を専攻、学士課程卒業後に同大学のハーバード・メディカルスクールを卒業。
1965年、処女作『殺人グランプリ』を執筆(1967年にジョン・ラング名義で出版)。1968年にジェフリー・ハドソン名義で『緊急の場合は』を執筆、アメリカ探偵作家クラブ賞を受賞。1969年、医学博士号を取得。はじめてマイケル・クライトンの名で出版した『アンドロメダ病原体』がベストセラーとなる。1972年、ABCテレビでTVドラマ『暗殺・サンディエゴの熱い日』を製作。1973年、映画『ウエストワールド』で監督・脚本を手がける。1990年にはバイオテクノロジーで恐竜が現代に蘇るという内容の『ジュラシック・パーク』を発表、スティーヴン・スピルバーグにより映画化されて世界中に恐竜ブームを巻き起こし、続編も製作された。
晩年の作品『恐怖の存在』(上下巻)では、近年の“過剰な環境保護ブーム”を「環境保護利権」等が煽っている「危険な疑似科学」であるとして批判した。するとそれまで“権力や科学文明の暴走に警鐘を鳴らす作家”としてクライトンを評価していた読者、団体、メディアの多くが一斉に、“クライトンは右派に転向した”と非難の声を浴びせたという。


2008年11月4日、がんのためロサンゼルスで死去。66歳であった。


クライトンの作品は科学技術、とりわけ生命科学に関わるテーマは多くの作品で通底している。さらに最先端のサイエンストピックスも作品に取り入れる。このためクライトンの作品はしばしば訳者等から「新鮮なテーマ」であると評価される。

おもな作品
•医学サスペンス

『緊急の場合は』『ターミナル・マン』
•過去にテーマを取る歴史物

『北人伝説』『大列車強盗』『タイムライン』『パイレーツ―掠奪海域―』
•近未来テクノスリラー

『プレイ―獲物―』「ネクスト-NEXT-』
•企業小説

『ディスクロージャー』『エアフレーム ―機体―』
日本人にはさすがにトホホの『ライジング・サン』もこの系譜
映画化までされている


多彩な分野で活躍。また映画とのつながりも深い。
•自分で脚本・監督を担当

『ウエストワールド』『大列車強盗』『未来警察』
全般につくりは渋い。
•脚本のみ担当

『ツイスター』
•他監督が映画化

『ジュラシック・パーク』『スフィア』『タイムライン』など
スピルバーグとは本作(アンドロメダ)の映画化でユニバーサルスタジオに招待されたとき、スピルバーグが案内役を買って出たのが縁らしい。


あらすじ

1967年2月,軍の人工衛星の落下はアリゾナ州の片田舎、ピードモントを一瞬にして地獄へと変えた。現地へ向かった軍の回収部隊からの連絡も途絶える。人類は初めての未知なる接触――最悪の致死性を持つ病原体との接触――を経験することになった。こんなこともあろうかと米国の学術機関と軍が共同で用意していた「ワイルドファイア」。彼らはただちに現地から衛星ならびに性質の全く異なる二人の生存者を見つけ出すのだが… 史上最強クラスの致死力をもつ謎の病原体に人類は対抗できるのか?実際にあった科学的危機に対する報告書 という形式を取ったクライトンの出世作。今でいえば「ダヴィンチ・コード」ぐらいの破壊力&売れ行きがあったという(訳者 浅倉久志談@SFセミナー)


登場人物
•ジェレミー・ストーン

 ワイルドファイア計画リーダー 大統領書簡で政府を動かした。映画だとこの人の公聴会が登場する。1961年度ノーベル医学・生理学賞受賞者

•マーク・ホール 

 外科医  童貞 独身 レヴィットの勧めでチーム参加。しかしその実態は政治家サイドから要請(強制)された「オッドマン」であった。

•ピーター・レヴェット 

 臨床微生物学者 寄生虫が主な専門 ホールを呼んだ男 ある持病を抱えていたが、ワイルドファイアのチェックには含まれておらず後で騒動に 映画では女性「ルース・レヴィット」 こういう映画では極めて珍しいおばさんキャラである

•チャールズ・バートン

 病理学者 NASA有人宇宙飛行顧問でもある 映画では「チャールズ・ダットン」 現在も猛威をふるう「抗生物質耐性細菌」に注目している このへんもクライトンの先見の明だろう

•ピーター・ジャクスン

 生存者その1 アル中のうえメチルアルコール常飲者 胃潰瘍持ちでよく吐血  いろんな意味で(平常時ですら)生きているのが不思議な男 

•ジェミー・リッター

 生存者その2 生後二カ月 新生児で泣きやまない 映画ではメキシコ人夫妻の子供「マヌエル・リオス」 生後六カ月という設定だった

•アーサー・マンチェック

 米空軍ヴァンデンバーグ基地 スクープ計画主任 少佐 ある意味で本事件の「元凶」だが、ちゃんとその分仕事はしている

•ロバートスン

 米国政府科学顧問 ワイルドファイアと政治家(大統領)とのパイプ役
 熱心な説得が無駄に終わってさぞ怒っていることだろう。

•カレン・アンスン

 ワイルドファイアでホールの助手を担当 子守とかいろいろ大変な人

•クリスチャン・カーク

 計画参加者だが事情により今回は出番なし

•大統領

 直接登場シーンなし 本作品で一番カンが冴えていた人物 彼の正しい判断が無ければ 人類は「二日目」で滅亡していたことだろう
まぁソ連との兼ね合いを考えただけではあるんですが。

•グラディス・スティーブンス

  ワイルドファイア計画女性オペレーター
アメリカ戦略空軍(SAC)自動応答音声の中の人 日本だと同じような仕事では、時報や各種車内放送で活躍する中村啓子氏が有名。日本人なら誰でも一度は聞いたことがあるはず。


 かのHAL9000は無機的男性ボイスだったが、本作以降は『エイリアン』の自爆手続きなど女性応答が多い気がする。なお、男女問わず「女性の声」に対する反応は速いという研究結果があるそうで、最新鋭戦闘機においてもコンピューターの警告音声は女性であることが多いそうだ。


各章解説

第一日

米軍の特殊衛星・スクープ7号が大気圏外サンプル収集後地上へ帰還する。カプセルの回収部隊は信号をたどってアリゾナの田舎町・ピードモントに辿り着くも町は異様の静まりかえっていた。その後、回収部隊は多数の死体発見と唯一の生存者を目撃した旨の通信を最後に連絡が途絶える。航空偵察の結果、街の住人はもとより回収部隊も含めてほぼ全員が死亡していることが確認された。ヴァンデンバーグ空軍基地のマンチェック少佐は手続きに従い、ワイルドファイア警報を発令する

•ヴァンデンバーグ基地

カルフォルニア州サンタバーバラにある米空軍ならびにスペースコマンド(米宇宙軍)の専用衛星打ち上げ基地で、ケープ・カナベラルより保安に優れることから軍事衛星打ち上げに持ってこい。スペースシャトルの極軌道打ち上げのために施設を増設していたが、チャレンジャー事故によりその後打ち上げは実現しなかった。打ち上げ基地が衛星の管制もやってるのはこっちも保安の関係?(もしくは生化学研究ばかりのフォート・デトリックでは衛星の管制が不可能だから?)


•X-18改 「スキャベンジャー」

NASAの実験機、X-18だとヒラー社のVTOL実験機になるので、おそらくモデルはCIAの依頼で開発される予定だった高高度偵察機、ウェポンシステムMX-2147ことベルX-16。ライバルのロッキードU-2に開発で遅れたため、一号機の完成を待たずして計画中止。


U-2はその後東側諸国の偵察活動に用いられ、「パワーズ事件(U-2撃墜事件)」においてソ連領空で撃墜されたうえにパイロットが捕まって洗いざらい活動を喋っちまったためソ連は元からそうなのにさらに真っ赤っ赤、アメリカはメンツをつぶされて真っ青。この失敗がのちのマッハ3級偵察機SR-71やステルス機F-117開発の契機となる。現代史の教科書にちゃんと型番で名前が載っている(テストに出るかどうかは不明)軍用機のひとつで、今も元気に使用されている(反省を踏まえた二機種よりも!)が、そろそろ無人偵察機と交代するらしい。


第二日

ワイルドファイア警報発動により事態は機械的に進行する。ワイルドファイア計画メンバーが全米各地から集結する中、厳重な防備体制でのピードモントへの調査が実施される。住人達の死体は体内の血液すべてが凝固しているという異常なものだった。またアル中の老人と新生児という全く正反対の生存者が衛星カプセルとともに回収され、ネバダ州砂漠地帯地下のワイルドファイア研究施設へと収容される。メンバーは厳重な隔離・滅菌手続きを受けながら施設最深部・レベル 施設へと向かう。そこは「緊急時」のための核兵器による自爆能力を持つ先端科学の砦であった。

•「ワイルドファイア(野火・山火事)」警報

地球外生命体 とくに最も人類との接触の可能性が高い地球外微生物の地球侵入を警戒して編成された特殊機関と関連事態。映画の中では「火事」もしくは「火災」となっていた。

•核自爆装置

理論上、たんぱく質などを中心に構成された生命体は高温(調理過程で分かるように100度以上ですでに変性して性質が変わる)、高圧(数百MPa以上と言わずともちょっとした力で潰れる)では構成要素が破壊され死に至る。そのため核もしくはそれに相当する高温高圧を発生させる兵器は「滅菌」措置に有効のはずである。映画『アウトブレイク』などでもエボラ汚染地域に燃料気化爆弾が使用されていた(『ザ・ロック』『亡国のイージス』では「殺菌」とは微妙に異なるが、化学兵器を超高温で分解するために特殊爆弾を使用している)。また小松左京『復活の日』でも核兵器が重要な役割を果たす。


ただしモノがモノであるため、その使用には高度な政治的・戦略的判断が必要とされる。これが「オッドマン」が必要となった原因。なお、「アンドロメダの性質が分かった時点で自爆装置解除しておけばよかったじゃん!」というツッコミは映画版では修正されている。

•7-12号指令 「焼灼(しょうしゃく)」

緊急マニュアル34号 「終末作戦」  二次汚染を防ぐための汚染地域「滅菌」を目的とした核兵器の行使のこと。ただし、核兵器はどう使っても国際社会にバレる(特徴的地震波の発生 あと当然地上/大気圏内で使用するため衛星からも確認できる)ため、7-12号指令の発動は非常に「微妙」な政治的問題をはらんでおり、これだけは政治家の直接判断が必要となっている。今回は大統領が難色を示して「保留」になった。


かの未来学者にして核戦略研究の元祖、ハーマン・カーン主催のハドソン研究所による分析は冷戦時代の「人間が単位で換算される」(1メガデス=100万人死亡)「確率で論じられる戦略」が反映された怖い結論があっさり登場する一こま。ソ連に落ちたアメリカの衛星がパンデミックの原因になったら目も当てられない。


 一方ワイルドファイアが万一「自爆」した場合は地下核実験か保管核弾頭の事故とでもして適当にごまかすのだろうか。それでもちと苦しいが。

•スクープ計画 

いわゆるNBC(ABC)兵器開発の一環として、大気圏上層からサンプルを回収して生物兵器開発に利用しようという一種のサンプルリターン計画。今なら遺伝子組み換えなんて便利なものがあるが、それでもフィクションのようにぽんぽーんと新種の生物兵器が開発できるわけではないので、こういう地道なサンプル集めで自然からしらみつぶしに使えるものを探す方法は新薬開発でもよく用いられている(例:抗生物質)。


ちなみに高度30km以上の成層圏でも浮遊しながら生息している紫外線に強い細菌が発見されている(JAXA)ほか、月面に降下した探査機をアポロ計画で持ち帰ったところ、製造中に中に混入していた細菌が生き延びていた事例もある。どうやら単純な生物ほどタフであるというなかなか興味深い事実がある。


我々多細胞生物は惑星の上に見捨てられた閉塞的な種なんでしょうかね。単純な生物が宇宙を覆い尽くす広大な生体圏を作ってたりするかもしれません。

•宇宙検閲

アポロ計画でも帰還した飛行士は一時月面に生息している「何者か」の地球侵入を恐れて隔離室に入れられており、記者会見もその中から行った。その後、段階的に縮小されて14号以降では行われていない。地球外試料の持ち帰り(サンプルリターン)は今までに月・彗星・太陽風由来物質で行われている。来年夏には日本の小惑星サンプルリターン計画「はやぶさ」が帰還予定。「イトカワ病原体」を防ぐための検閲は現在準備中らしい。


 現在問題になっているのは本作品とは逆、先のようにタフな「地球の生物」が他の惑星を汚染する可能性。火星探査機は高度な滅菌が施されるほか、生命がいそうな惑星・衛星にヘタに殺菌の甘い探査機を落っことすのは科学者が自粛するようにしている。
(例:「のぞみ」軌道投入断念、「ガリレオ」木星突入 こちらは原子力電池による生命のいそうな衛星の汚染を防ぐため)

•テレプリンター/テレタイプ 印刷電信機

本作品で大きな役割を演ずるガジェット。電気信号による遠隔通信を可能とした電動タイプライターの発展形。印字内容は同時に穴あけテープで保存される。電話回線を使用したテレックス網は30年代から最近まで稼働していた。ディスプレイや専用プリンターがまだ高価だった時代、初期のコンピューターの出力装置としても用いられていた。発展型ではディスプレイ上での表示や外部記憶装置への保存に対応したものも登場し、機械式の出番は現在ほとんどない。紙詰まりには注意しましょう!

•アンドロメダの作用

 血液の急激な凝固 もしくは謎の発狂。映画では遺体の手首を切開すると砂のように凝固した血液がこぼれ落ちるシーンがある。
遺体の状態、死斑の存在などはミステリ畑の人にもお馴染みかも?

•オッドマン仮説 “Odd man Hypothesis” (半端者仮説)

単刀直入にいえば「核兵器などを扱う高度な判断には独身男性が望ましい」という身も蓋もないもの。ただし、 本作品以後は「グループには専門外の部外者を一名入れるとよい」という解釈をされる場合が多い 。山田正紀『謀殺のチェスゲーム』にはそのままの名前でオッドマン仮説が登場する(しかも引用元も「とあるSF小説」とぼかしているが明示されている)。 また『攻殻機動隊』で他は陸自レンジャーなどの軍隊出身者ばかりなのに警察出身のトグサが採用されたのもオッドマン仮説によるものらしい。 出典不明。 映画版の素子とトグサの会話で登場。同じような人間を集めると似たような弱点を抱えることになるとの意らしい。


なお、元々の"odd" の意味は「余り」「半端」「奇数(余るから)」「普通でない」「奇妙な」「臨時の」という意味があり、"odd man" は慣用句として「決定権[決裁権]を持つ人」「日雇い労務者」という意味がある。
一方さらに派生して "odd man out"で「〔コインを投げるなどして〕グループの中から一人を選択するという方法(で選ばれた人)」「一つの集合の中で他とは異なるもの」「孤立している人、はみだし者、仲間外れ」となるらしい。
英辞郎


 グループ作りなどでは「専門外の人間」を入れることはもはやグループ討論などではお馴染みになっているようだが、その元祖がクライトンの嘘八百な空想の理論だとしたら別の意味ですごいですな。まぁ「経験則でそうしたほうが効率がいい」ということが知られている可能性も高いわけだが。


第三日

全メンバーがワイルドファイア施設レベル5に揃い、さっそくカプセルの調査と生存者の調査が並行して開始される。感染源となった菌株の分離にはあっさり成功するものの、死体からすら致死性を発揮する病原体の謎は深まるばかりであった。一方外科医ホールは条件がまったく異なる二人の生存者への久々の「問診」を実行に移す。だが片方はしゃべれない。もう片方の発言もにわかに信じがたい。両極端な生存者から分かることは果たして何か?そのころ、重大な連絡が研究施設へと送信されていた。だがその事実はたったひとつのミスのために見過ごされることになる。吉と出るか凶と出るか

•パンスペルミア説

生命誕生を太陽系外部に求める説。一番トンデモないバリエーションには「地球の生命は宇宙人の生ごみから発生した」なんてものすらある(他の星に安易に生ごみは捨てないようにしましょう)。天文学者フレッド・ホイルが熱烈な信者だったほか、これの発展形を信じている新興宗教がある。

•メッセンジャー仮説

フェルミのパラドックス(宇宙人がいるというならなぜ地球に来ないのか という疑問)
→オズマ計画に端を発するSETI(電波で宇宙人を探す 相手の送信電波を探す)
→そもそも電波は効率悪くね?メンテとか違う方向や周波数聞いてたとかで不可能になるじゃん
→連中は電波以外の手段を使っている可能性が高い。できることなら「増える」方法で。
という意見から生まれるアイデア。中には自己増殖する知的機械を送ればいい(ブレイスウェル探査体/フォン・ノイマン・マシン)という学者もいるが、それを一番簡単に実現しているのがウイルスなどの微生物であり、それを利用するのが手っ取り早いと考えるのは理の当然。でもいきなり宇宙生物に意思乗っ取られてメッセージを伝えられても混乱するだけかもしれない。


ちなみに日本の横尾広光/大島泰郎ら(φX174)、中島広司(SV40)によるウイルス遺伝子解析によるメッセージ探索も実際に行われている。ただし有意な信号は確認されていない。


『アンドロメダのA』『スピーシーズ 種の起原』は電波で遺伝子情報を送る逆バージョン。再現してくれる相手がいないと無駄になるので、相手の好意を期待するしかないはずだが。


第四日

封鎖区域を飛行した空軍機の墜落、ピードモントを通過した警官の謎の死、そして「焼灼」命令の延期。アンドロメダの謎が解けていないというのに問題は複雑化し始める。もし既にアンドロメダが風に乗って他地域に流れているならもう手遅れになるかもしれない。ところが、アンドロメダの通常ではありえない性質が判明する。そして複数の「予想外」の事態が同時に起こり、最大の破局が訪れる。菌株の外部漏出汚染警報。バイオハザード(生物学的汚染事故)を防ぐため、全自動プロセスにより施設の核自爆システムが作動する。自爆は自動的に進行し、そうなればエネルギーを自らに「転換」して大繁殖したアンドロメダにより人類は破滅する!時間はもうない!

•アンドロメダの特異性

 真空・放射線・そして栄養に乏しい環境で果敢に生きてきたアンドロメダ菌株。構造に当然のようにたんぱく質は含まれない。現実にこんな「効率ほぼ100%」の生命体は存在しない(というか100%だったら熱力学の法則に反する)。 


 墜落事故の直前・直後にアンドロメダにはまた別の性質があったことが推測されるが、そのあとまた変異してしまったようで詳しくは触れられない。こっちのほうが血液凝固より遥かにグロくなりそう。


•カロシン  Jensen Pharmaceuticals UJ44759W K-9 “Kalocin”

1965年に臨床試験が行われ、やがて歴史の闇の中に葬り去られれた万能特効薬の皮を被った悪魔の薬剤。もちろん架空の薬だが、免疫と自然のバランスというものを鋭く突いた興味深い存在。


そもそも自然界には相手の生物を「内側から食う」=寄生する生物のほうが多いわけだが、彼らは宿主といかに「うまく付き合っていくか」で生き延びる策を練っている。一般的に大流行する病原体は時代とともに宿主をより殺しにくいほうへと変異するというのだが…?? 


だからといって「わざと感染して免疫つけよう」という非科学的方法は逆効果なばかりか、 余りに危険なのでやめましょう。

•光過敏性発作

 短時間に光の点滅を繰り返すことで起こる脳の異常反応に起因する発作。20世紀になり映像技術の発達とともに顕在化した。古くは1946年にネイチャーに報告がある。その後しばらくはまれな例としてさほど注目を浴びなかった(例外は本書ぐらい)が、1997年12月16日に放映された『ポケットモンスター』第38話『でんのうせんしポリゴン』で視聴していた多数の児童が不調を訴えて一躍有名になり、アニメ業界などに光刺激に対するガイドラインがしかれることとなった。比較的低い周波数で発生しやすいとみられる。なおアニメ界を昔から知るかの御大こと富野監督によると、この点滅演出はセル画省略のために多用されていたらしい。


なお、クライトンは「癲癇(てんかん)」と書いているが、光刺激以外にも複数の要素がかかわるために現在ではてんかんの一種ととらえることは疑問視されており、「光過敏性発作」の名前がある。


第五日

自爆装置は解除された。病床で学者たちは事態の収拾を確認する。菌株は気流に乗ってロサンゼルス上空を通過したが、死者や被害はないようだ。とりあえずめでたしめでたし ・・・なのか??



エピローグ

アンドロメダは今日も元気に成層圏で増殖しているみたいです。


…おい!宇宙まで行けたとしてどうやって地球に帰ればいいんだ??!! というわけで人類の未来は明るいのやら暗いのやら。でも「アンドロス」という名前からしてアメリカ側が「分かってて」菌株の性質を調べるために実験した可能性は高い?


「ゾンド」はソ連の月探査計画シリーズで有人飛行計画もあった。共産党に度胸があれば「月周回帰還一番乗り」ぐらいは取れたはずなのだが、その前の無人打ち上げ結果がちょっくらヤバくて足踏み。その名誉はアポロ8号の物に。


ドキュメンタリー・タッチな作風について

初版本では昔のターミナルやコンピューターの打ち出し風のフォント(いわゆる「OCR-A」フォント データのプリントアウト部分などを見ると分かりやすい。クライトンはこれをIBM Selectric typewriterのみでデッチ上げた)を多用し、装丁もバインダーでとじたようなものになっていて名実ともにレポート風の出版形式を取っていた。ただしこれは装丁に金がかかりすぎるため現在は通常本と同じ。また、現在出回っている英語版ペーパーバックには「この文章は機密…」云々の部分が省かれている。それを削ったら報告書形式の意味が無いだろうに 
 その後、この作風は医学サスペンス『ターミナル・マン』(暴力性発作を起こす患者の脳に電極を埋め込む 今のBMI治療のはしり)で使われたほか、現実と重なる部分も多い歴史物(『大列車強盗』『北人伝説』)を書く上でも役に立っているようだ。『ターミナル・マン』ではレントゲン画像や警察の検死報告書なども追加されている。


 なお、新版解説であるように、今では病院と言わずとも学校や会社でちょっとした検査を受けるだけで本書よりも立派な検査表のプリントアウトがもらえる時代になってしまった。あな恐ろしや。でもあのNASA謹製の身体分析機はたとえ今の技術があったとしても普及しないでしょうな 


メインテーマ

「テクノロジー&カタストロフィー(科学技術の制御とそこに潜む潜在的危険、そしてそこから生じる破局)」は常にクライトンのメインテーマ である
日本だと「失敗学」なんてものもある


背景:ソ連の「スプートニク・ショック」以後のアメリカ科学技術研究の重点化。ドイツを抜き、ソ連と張り合う技術超大国への道…大型化した技術が生活の根幹を支えるアンバランスな時代の危機。


…テクノロジー暴走物「プレイ-獲物-」「ターミナル・マン」
•突如制御不能となるテクノロジー
•テクノロジーをコントロールできない人間
•盲目になりがちな硬直した組織


 「レヴィット 四十八 48の法則」 すべての科学者は盲目である
(オッドマン=このことへの対抗策?)


 これらはテーマパーク暴走物『ウエストワールド』『ジュラシック・パーク』とも共通する
 …のちの環境保護批判へも繋がるような? 


映像化作品について

映画版


アンドロメダ・・・ [DVD]

日本語タイトルは『アンドロメダ…』
「病原体」というタイトルは商業的にちょっとヤバいと思ったのか、末尾は三点リーダーに置き換えられている。


監督はミュージカルも社会派ドラマもSF(『スタートレック』劇場版第一作)も手堅くこなす実力派監督ロバート・ワイズ。原作にかなり忠実にやっているだけでなく、原作の疑問点に体するつじつま合わせ(自爆システムの解除は「自爆体制発令時」のみ可能)や主要キャラの女性への変更などが行われている。手堅いドキュメンタリー調の演出が成功して小説共々ヒットした。『24』なんかに先駆けるカット割り演出、緻密な最新研究器具の登場も特徴的。後述のように庵野秀明がお気に入り。


劇中、猿のいる檻を死骸の檻と結合すると猿が「死亡」して動かなくなるという菌株の空気感染確認のシーンがあるが、これは特撮班が二酸化炭素を檻に吸入して猿が気を失うまでを撮影したもの。猿は撮影が終わるや否や「救命措置」を施されて蘇生している。よって本作撮影時に死んだ動物はいない(らしい)。


原作の前に見るのも、原作後に見るのもどちらでもOK。他の目立つ変更点としてはパトロール警官の話のカットぐらいか。


ドラマ版


アンドロメダ・ストレイン [DVD]

日本語タイトルはそのまま『アンドロメダ・ストレイン』
リドリー&トニー・スコット兄弟のTVシリーズ。現代を舞台に先端科学で異常事態に立ち向かう科学者たちの奮闘を描くパニック大作。youtubeではお馴染みのパブリシング特別画像が出ている  
http://www.youtube.com/user/whathappenedpiedmont
http://whathappenedinpiedmont.com/
...どうも評判がよろしくないなぁ...


(11/01/04鑑賞したので追記)
設定はほぼ同じだが、アンドロメダの回収を巡る軍上層部の暗躍、それを追うマスコミ関係者(ストーンとはお知り合い。なので軍はいったんワイルドファイアと外部の接触を阻止しようとしたり、秘密を漏らした人間を消そうとする)、そして原作でちらりと出ただけの「メッセンジャー仮説」に対して大きく踏み込んだ話になっている。それゆえにちょっとバランスが悪くなった感じであり、後編では元とは似ても似つかない展開に。


今一に感じる部分はやっぱり原作にあった 「分野のエキスパートがその知力を最大限に発揮して謎を解き明かしていく。だが、そこには大きな見落としがあった!」 というものがなくなってるのが大きい。後半のヤマの一つであるアンドロメダの新しい習性に関しても「なーんとなく」分かった感が否めないし、危機を煽るのはアンドロメダ以上に先に行った通り軍の陰謀だし。そして原作とまるで違う方向に進むので、これならオリジナル脚本でいいような...という気分になる。


タッチパネル沢山の新ワイルドファイア施設とか、原作以上にNBC防護な軍が動いてるあたりとか、まさかの「空から見える変異」とかは好きなんだが... キャラとしては中国から来た細菌学者を演じるダニエル・デイ・キム(韓国人)が良かったと思う。ツッコミ成分として。


ラストの部分はただでさえほったらかしになったものが多いのにアレをやられるとちょっと蛇足。


感想

 ジュラシック・パークでクライトンの存在を知ってから読んだ、作品の度に全く違う分野に鋭く切り込むクライトンの初期作品。たしかに無機的で人間的ドラマ性というのがまるでない「いかにも別格な人間が描いた」作品という感じではあるが、科学的危機というものがいかに「人間そのもの」によって引き起こされうるか?という今でもたびたび議論される根源的問題に深く切り込んだクライトンらしさにあふれる作品だと思う。「代表者に会わせろ!」「この三つの物体は生命である」といった分かりやすい例えもよい。


あと、クライトンの先見性や描かれる理系人間の日常というのは最近になってよく分かってきた。工学部に入って初めて走査型電子顕微鏡を実験で使ったとき「おぉ!これこれ!」と思ったのは自分だけでいい。映画もその辺よくわかってらっしゃる。コンピューターの利用からグループのかじ取り、はたまたポケモンショックやプリンターの紙詰まりまで、色々な日々の事件になにかとリンクするなかなか興味深い一作。マルチタレント作家として有名なクライトンだが、その幅広いリサーチとその組み合わせ方の絶妙さをうかがうことができる作品だ。


 …もっとSF方面でヨイショされてもいいと思うのだが、どうやら米SF界からは日本の瀬名秀明と同じく距離があったらしい。そういうところはよろしくないよね。 まぁ、メッセンジャーとかほったらかしの感はあるけれども。あそこで一歩踏み込めばSF、そうならずにとどまったことでSFっぽいフィクションに分岐しているか?


関連事項

『復活の日』パクリ説?

『復活の日』は小松左京の1964年の作品。人工衛星から回収され、無毒化を進めていた生化学サンプルから、核酸オンリーという単純極まりない構造のくせにウイルスに寄生して猛毒化するというMM-88(マーシャン・マーダラー/火星の殺し屋)という脅威の生物兵器が誕生してしまう。この生物兵器が盗み出されたうえ、飛行機墜落事故で漏出し、人類に牙をむく。インフルエンザの変異による人類滅亡を扱った色々な意味で時代を先取りした作品。小松左京作品がどんどん角川配給で映画化されていた時のこと、『復活の日』もいったん候補に挙がり、海外ロケや連携とか考えて原稿の抄訳が一応用意されアメリカへ。しかし舞台がでか過ぎて金がかかりすぎるという理由で保留となった。クライトンは映画畑ともいろいろと関係があり、そこでプロットを手に入れたのではないかという説がある。


『復活の日』はその後南極...にほど近いアルゼンチンロケ(本当は北海道ロケですませるつもりだったが、撮影担当が「それなら降りる」と粘って実現)などをやって映画化され、海外でもタイトル『VIRUS』として公開された。日本では大ヒットしたがロケ費用がかさみ過ぎて動員数は凄かったのに赤字に。また海外展開はいろいろやった割に失敗している。小松左京は不満を言いつつも映画化作品の中では「それなりに気に入っている方」らしい。映画では説明しきれなかった部分が多いから仕方ないか?


 確かに似ているプロットは多いが、「宇宙から飛来」したことはMM-88ではさほど重視されていない。また、発生する破局のレベルは大きく異なり、軸足もだいぶ違うため着地点も違う。いうなら『復活の日』のテーマは「人間の道徳的な過ち(希望はまだある)」、『アンドロメダ』は「人間のMistake(発生は防げないが、それを最小限に抑えることはできる)」の違い。誰だ文系と理系の違いって言ったのは。


なにより両者で核兵器の扱いが大きく違う。『復活の日』では(ネタバレ注意)「 医学が世界を滅ぼし、核兵器が世界を救う 」という逆転が大きなテーマ(映画では まったく 反映されていない!)のに対し、アンドロメダでは核兵器は「 事態を悪化させる栄養分 」である。



「新世紀エヴァンゲリオン」におけるアンドロメダのパロディ

http://wiki.evageeks.org/Tributes_to_Other_Shows_in_Neon_Genesis_Evangelion#The_Andromeda_Strain.3D
日本人より詳しいネタ解説 画像付き
主にロバート・ワイズの映画版との共通点が多い

•全話共通:ネルフ本部の構造とセントラルドグマ

…ワイルドファイア研究施設の構造 最深部の隔離施設までは試料の搬入を行うセントラル・コアがあり、それ以外のセクション間では厳重な警備・隔離処置が行われている。最深部は最高のセキュリティと隔離体制が敷かれ、問題発生時は自動封鎖される。そして仕上げは自爆装置。通路の感じもどことなく似ている気がするのは気のせいか(ワイルドファイアは曲面で構成されるところがちょっと異なる)


ネルフ本部の「セントラルドグマ」は生物学用語由来なのでお間違いなく

•第5話&6話:第5使徒「ラミエル」のモチーフ

…アンドロメダ菌株の増殖。これを「四次元立体の三次元断面」に拡張したのがヱヴァンゲリヲン新劇場版:序の第6使徒(新ラミエル)。全周砲撃シーンなんかを見比べてみるとよくわかる。
 ただし、他にも「帰ってきたウルトラマンの光怪獣プリズ魔」(物質レベルに凝縮した光で形成された怪獣。相手を結晶体に変え、光として吸収する強敵。助演の岸田森がJ.G.バラード『結晶世界』にヒントを得て脚本を書いた)や「未来警察ウラシマンのスーパーX」にも似ている。ラミエル登場時の独特の音(セイレーンがモチーフらしいので声?)はプリズ魔と同一。

•第5話:使徒の構造を解析しようとすると601エラー「解析不能」が出る

…映画版での菌株繁殖のコンピューターシミュレーションにおける601エラー「オーバーロード」 要はマシンの能力を食い過ぎて過負荷になって計算が止まった。


エラーコード「601」の由来はかのアポロ11号が1969年の人類月着陸前に起こしたデータオーバーロードのエラーコード「1202」。なおこのときは以前のシミュレーションで全く同じエラーが出たが問題なかったので、地上からの指示で着陸を続行した。それでも燃料がギリギリで、いろいろと危なかったのは有名な話。

•第7話:ゲンドウは人っ子ひとりいないSSTOで移動する

…「これが用意できた一番速い交通手段です」 2001年宇宙の旅でも似たシーンがある 小説だとホールみたいにF-104戦闘機を使ったメンバーもいるのだが(まさか空母からお先に失礼する加持のアレもか?) 

•第10話:使徒捕獲作戦で上空を旋回する国連軍機についての会話

…ピードモント捜索時に上空待機していた空軍機についての会話(不測の事態があった場合は科学者を回収せず帰還する またヘリのパイロットが命令を拒否してワイルドファイアへ帰還しない場合、二次感染を防ぐためヘリは撃墜される) 


第10話ではリツコの説明によると、捕獲に失敗した場合浅間山にN2爆弾を投下し、エヴァもろとも破壊する用意があるとのこと。「助けるつもりなどもとより無い」@銃弾人生inACLR


また、指令A-17の発令を通常無線で行っているシーン(青葉シゲル「これ通常回線ですよ」 ミサト「分かってるなら早く切り替えて」)もピードモントからヘリで帰る途中の、マンチェックへの指令7-12発動要請からだろう。


さらにさらに、浅間山地震研究所は使徒存在を確認した直後、ネルフ権限で部外者立ち入り禁止とされた。『アンドロメダ』におけるヴァンデンバーグ空軍基地の処置に準ずる。

•13話:ミクロサイズの第11使徒「イロウル」がネルフ本部内に侵入し、MAGIをハッキングして本部を自爆させようとする。

…この話は全編が『アンドロメダ病原体』に由来する。ここまでやっちゃうともう圧巻。よっぽど好きなんですかね。自分も好きだけど。

•チルドレン三人が精密検査のためにたらい回しにされる

…各区画間の滅菌シークエンス。イロウルも出てこないのに、まさかの「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」でも登場。海洋研究所に入る前、ちゃんと閃光殺菌後、液体につけてシャワーして乾燥後また閃光 というプロセスを踏んでいる。(いちおう『アンドロメダ』だとプライバシーは確保されていたんだが…思春期の子供たちに何という暴挙)

•急速な「進化」のため苦手とする毒物(ここではオゾン)にすらすぐ対応してしまう

…突然変異が早い菌株の特殊性。当初は嫌オゾン性を示していたイロウルだが、進化によりオゾンを分解・吸収できる体質に変化した。「壁面が好物」なのも同様か。ただし「進化」の性質を突かれて逆に自滅することになる。でも誰か「実はMAGIとの共生を選んで密かに生きている」っていう解釈してなかったっけ?

•自爆装置が作動し、停止のために奔走する

…『アンドロメダ…』のクライマックス。MAGIのほうは鍵一本指せばすむかと言えばそうはいかない。でも、鍵をさす方も一筋縄ではない(小説では毒矢、映画ではレーザー砲 前者の方がある意味怖い)


また、ポリソームのレーザーを浴びせられたとき、エヴァ模擬体上に増殖するイロウルが展開したATフィールドは他の使徒と微妙に異なった六角形の集合。これはアンドロメダ菌株の増殖パターンである。

•19話:ケンスケがシンジに電話をかけると、ネルフ保安部?によるメッセージが入って強制切断される

…原作における刑事との通話&映画版におけるストーンの奥さんの通話。前者は盗聴確認の警告メッセージ、後者はその後強制切断。映画の方により近い。

•第20話:シンジのサルベージ計画は「第n日」というテロップが入る

…小説版の章建て・映画版の区切り
日本語版DVDでは字幕の関係で消されているのが心苦しい。
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