武田鉄矢の燃えよ!カンフー

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http://hccweb5.bai.ne.jp/k-movie/tetsuya.htm


火曜ゴールデンワイド
武田鉄矢の燃えよ!カンフー






この番組はテレビ東京の「火曜ゴールデンワイド」で1983年に放送されたもの。
こんな番組をゴールデンタイムにやってた時代があったんだよなあ!

“武田鉄矢”の“燃えよ!カンフー”ですよ!(笑)“ジャッキー・チェンの・・”でも、“デブゴンの・・”でもないんですよ!(笑)

まず、武田さんが登場し、「ウットリしたんですなあ。」とカンフーに魅せられたことを語りつつ、 画面下のテロップで武田さんの紹介文が流れる。 「武田鉄矢・・・学生時代は柔道、最近では中国拳法を修行するなど、 もっぱら硬派なスポーツを愛する。最近のヒット作「刑事物語シリーズ」の中でも見事な蟷螂拳を見せている。」 ・・・どっこにも“海援隊”だの“贈る言葉”だの“金八先生”という紹介なし!(笑)。

たしかに武田さんは、ボクが子供ながらに「刑事物語」をゴールデン洋画劇場で放送した時の予告篇なんかで、アクションしてるシーンを見たことあったけど、 カンフーネタの特番で司会がやれちゃう存在だとは思わなかったから、ボクの興味はどれだけのカンフー知識が詰まったトークを武田さんが繰り広げて くれるのかってところになったわけだが、「ん?ん?ん?」って思うところがほとんどでした(笑)。

番組は次にタイトルがでて、バックでカンフーの達人だと思われるおっさんが演武しながら、「カンフーとは宇宙を呼吸する魂のバイブ レーション」と、よくわからないけどカンフーってなんだかすごそうな表現が表示される(笑)。

続いて香港の街並み、「ヤングマスター」や「激突!蟷螂拳」のポスターが映りながら「ブルース・リー亡き後、香港カンフー映画界は、 ジャッキー・チェン、リュウ・カキなど多くのカンフースターを送りだしている。」というナレーション。リュウ・カキって誰??って 思ったらリュー・チャーフィー(劉家輝)のことでした(汗)。この後に登場するラウ・カーリョン(劉家良)のことも“リュウ・カリョウ”って 言ってるし。中国人の名前の日本語読みってテレビでも新聞でもしてるけど、“チャーフィー”が“カキ”って。・・・なんかやだ(笑)。

あのでっかい鼻・・・じゃなくてサングラスをかけて、ジャッキーがベンツに乗って登場。 ゴールデン・ハーベスト内でニコニコジャッキーが記者からの質問に答えるシーンが映る。


新作(!)「プロジェクトA」の撮影現場のシーンは貴重だなあ。ジャッキーが編集作業してたり、ジャッキーとユン・ピョウのやりとりとか、 こんなのなかなか見れないな。

続いて、ブルース・リーの紹介がはじまる。
「“ブルース・リー”カンフーの特色は、まず耐えること。そして、怒りを内に秘めること。そして怒りの鉄拳は常に権力を誇示する者に 向けられること。」・・・えー!?こんな特色ってほとんどのカンフー映画に共通するものなんですけど(汗)。

武田さんも多くのブルース・リーファン同様、「燃えよドラゴン」を観た時のショックはすごかったようだ。
「東洋人の体の中にありますね、怒りをそのままエネルギーにする、それをいみじくも凝縮し、具体化して見せてくれたのがブルース・リー だったと思います。」・・・東洋人にしかないってことではないでしょうに。

ブルース・リー作品全体に対しての武田さんの見解は、「憎い奴に憎いだけ殴る。さして憎い奴は数少なく殴る。とても当たり前の自然な道徳が きちんと働いているような気がしてならないわけであります。」・・・なんだか“自然な道徳が働いていれば、憎ければ殴ることはいいことだ。”ってことに なっちゃいそうなんですけど(笑)。これが通用したら、世の中のアホ上司は入退院の繰り返しだろうな(笑)。ほんと、言葉の暴力も暴行罪扱いにすればいいのに。

番組中、「おまえら気づいてないだろうけど、オレは気づいたぞ、すげぇだろー!」的に武田さんがうれしそうに語るシーンが↓ここ!
「ジャッキー・チェンが「酔拳」の中で7人の仙人たちの型を見せてくれるシーンがございますが、ジャッキー・チェンの影が伸びたり 縮んだりしてるんですね!全体で2分30秒くらいなんですが、影の回数を数えたならば、なんと、あれ、7日間かかってるんですね。 影が短いのは朝撮ってるからなんですね。ところが次の切り替えしのカットで影がドーンと 長くなってるんです!あれは夕方まで撮影がもめたんですね、きっと!ジャッキーさんとスタッフがコレやったんでございますね! スタッフに「気楽にやろうよ」なんか言われてジャッキーさん、抵抗したんでしょうね!」
しゃべりながら、時々、スタッフの反応をチラ見してウケてるか確認してるあたりがいやらしい(笑)。

・・・武田さんがそんなに語るもんだから、そのシーンを観直しちゃいましたよ!(笑)。いやあ、このシーンで影に注目するとは!(笑)。 ボクは全く気にもしませんでしたわ(爆)。このシーンでジャッキーとスタッフがもめたとか話をふくらませてるところはよかったのに、 仙人の人数を8人じゃなくて7人って間違ってるところが惜しい!(笑)

その後、番組はカンフースターになることを夢見る少年に密着するドキュメンタリーになっていく。 貧乏な家庭で育った少年がカンフースターを夢見てかなわぬ努力をするっていうありがちのやつですわ。

何人か少年が登場するのだが、その中の1人、リン・イギョウ16歳(←画像の少年)を紹介しよう。

リン・イギョウは2年前、武術大会少年の部でチャンピオンになった。彼は9人家族で8畳1間で暮らし、縫製工場での仕事は月給4万円。 半分は家に渡し、残りはカンフー道場の月謝に消えるという生活。・・・そりゃあ、ジャッキーみたいにカンフースターになりたいわなぁ!

リン・イギョウは、ラウ・カーリョンの新作オーディションを受ける。ラウ・カーリョンと一緒に審査してるのか、シャオ・ホウの姿もみえる。

ラウ・カーリョンの前で蟷螂拳を披露するリン・イギョウ。で、カーリョンが、「こういう型をやってみろ!」「突きを見せてみろ!」って熱心に 指導してるんだけど、明らかに日本の取材陣がいるからのサービスにしか思えん(笑)。で、結局、カーリョンに「家に帰ってもっと練習しなさい。」 って言われてリン・イギョウは落選。その後、かなしいピアノBGMが流れて暗闇で熱心に練習するリン・イギョウを映しながら、「リン・イギョウは・・・今日のこのくやしさを 自らの拳にこめる。」とナレーション。・・・なんか、これを言いたかったためのいままでの演出って感じ(笑)

まあ、オーディションだっていうのに、天下のラウ・カーリョン監督の前で中途半端な薄いヒゲ生やしたままっていうのはあかんわ(笑)

で、この番組、カンフーを題材にした内容のはずが、いきなりタイのムエタイネタになってしまう。どうやら、番組内容をカンフーから 貧乏人が必死に夢をつかもうともがくネタに途中で変更してしまったみたい(笑)。

未来のカンフースターを夢見る少年たちについて、ジャッキーは「若い人がカンフースターを目指すことには賛成できません。私のように 成功するとは限らないので。」とコメント。・・・トップに登りつめたジャッキーから、なんとも現実的なコメントが(笑)。 ほんと、世の中、歌でも本でも「努力したらなんちゃら」「きっと夢はかなう」ってのばっかり。本のタイトルで「君ならできる!」「きっとよくなる!」とかあったけど、 「ボクのこと何も知らない会ったこともない著者に“できる”“よくなる”って断言されてもなぁ・・」ってつぶやいてしまった(笑)。

番組中に発する武田さんのコメントがよくわからん。
ブルース・リーを紹介する時のコメント。「続いてはブルース・リーでございます。なんといってもブルース・リーという感じのする ビッグスターだったと思います。」・・・なんだよ、このコメント(笑)。

続いてこのコメント。「東洋人に生まれて一番いいなー!よかったなー!と思うことは、私の体に残っているアジア人の血は自然を通して 私にいろんなことを語りかけてくれる、それを受ける術が私にまだ残っていることが幸せだと思うのであります。」・・・なんかムリヤリ東洋人 限定にするの好きだな(笑)。

この番組が放送されてから、かれこれ30年ちかくたったけど、武田さんがカンフーをやっている姿、 香港映画をアツく語ってる姿、この番組以外で見た記憶がない(笑)。

この番組でもそうだったから思い出したけど、この当時って、やったらBGMに洋楽使ってる番組が多かった気がする。 歌詞わからんのに、洋楽はかっこいいっていうだけで選択してる気が。カンフーネタなんだから、こういう番組にはチャイニーズ系の曲、 使いなさいよ。

番組終了後、「次週は特別ロードショー「ドラゴン修行房」をお送りします。」と予告が流れた時は、 「うおーーー!!」状態(笑)。それもジブリ作品でもないのに“特別”のロードショーですよ(笑)。ジミーさんの作品がゴールデンですよ!(笑)。 すばらしすぎる時代でしたな。





(2012年8月7日更新)
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