大英帝国 特殊部隊 SAS・特殊部隊式図解 徒手格闘術マニュアルより 護身術にむく武術とスポーツ  ボクシング ブラジリアン柔術 柔術 MMA 柔道 ムエタイ キックボクシング 

武術 素手による格闘技 護身術

素手による格闘術と護身術とは同じものではない
素手による格闘術とは敵を出来るだけ早く殺すか無力化するためのものであり これはまさに任務遂行中の兵士に求められるものだ
しかし一般市民となると考慮すべきものがあり 他人に対する暴力行為をしばる法律は なかでも大きな問題だ
民間人が人を傷つけたり殺したりする権利を認められる場合もあるが 法的トラブルを回避するためには 暴力の行使がそのときの状況に適したものでなければならない
このため 素手による戦闘スキルを護身のために使うことは可能であっても 素手による格闘術イコール護身術とはいえないのである
信頼できるインストラクターなら かならず護身にかんする法律を理解させておく これは 軍の教官が 部隊に 武器や素手による格闘スキルを使うにふさわしい状況であるかどうかの判断を教えこむのと同じである

武術

その気さえあれば 多種多様な武術や護身術の訓練を受けることが可能だ
だが教室を選ぶさいには注意が必要だ
武術のインストラクターはたいてい 自分が教える武術は護身に最適だという
それが正しい場合もあるが しかし大半の武術は護身のみを目的に学ぶ人には実際には役に立たない要素が非常に多い
まったく効果のない 護身 テクニックを教え それを使う人が命を落としたり 重傷を負ったりすることもあるのだ
こうなる最大の理由は 知識不足だ
武術の訓練を行う場合はたいていが 武術の 通常は同じ流儀のものを学ぶ人を相手にし その武術のスタイルで戦う場合にかぎっては非常にうまく対処できるようになる
また多くの武術が その流儀に特化した防御法を教える点にも注意が必要だ
たとえば 空手のブロックは空手の攻撃に対しては大きな効果を上げるが 路上 の暴漢がかならずといっていいほど使う 大きくフックする殴打はあまりうまく防げないのであろう

護身術にむく武術とスポーツ

ボクシング

殴打のスキルを学ぶには最適なスポーツのひとつ
スタンスやフットワーク 殴打に対する防御も学べる
スパーリングではスキルとファイティングスピリットを身につける

ブラジリアン柔術

倒れた状態での戦いを中心に学ぶ
たとえば敵を自分から離すなど 体勢 の取りかたのスキルにすぐれる
また 関節技 首絞め のど絞めなどでも用いる

キックボクシング

ボクシングと似ているが キックを使う
キックボクシングのキックの多くは実際には護身術にはむかない点に注意

総合格闘技 MMA

格闘スキル全般を学ぶ
さらに体力の向上や身体の鍛錬にも最適

柔道

おそらく 立った状態での 組み技には最適の訓練 投げや倒しの技を教え 地面に倒されるのを避けるスキルを学ぶ
倒れた状態での戦いと体力の向上にもすぐれている

柔術

寝技をはじめ キック 殴打 組みつきなど格闘スキル全般を学ぶ

ムエタイ タイ式ボクシング

おそらくもっとも攻撃的武術であり 組みつきやクリンチのスキルも学ぶ

ここにとりあげていないからといって ほかの武術が役に立たないとうわけではない
ここにあげたものは 学びやすく 教室ごとの違いが少ないものだ
もちろん 教室によってレベルが異なることはあるだろう

護身術の訓練

護身術のコースは多数あるが それぞれかなり違いがある

武術を応用したもの

であっても 武術の教えといいながら結局は内容の薄しものしか提供せず 現実とは大きくかい離しているような場合もある
また 一定の状況には使えても さまざまな脅威には十分対応できないものもある
相手につかまれたときにのがれる

離脱テクニック

にかんするコースなどがそうだ
つかまれた場合にかぎってはこれで十分だろうが 実際にはこれ以外にもさまざまな脅威があるからだ
すぐれた護身術の訓練では 予期しうるあらゆる脅威への対処法を教え 膨大な数の特殊で複雑なテクニックではなく 数は少なくともさまざまに応用のきくスキルを選りすぐって提供する
また現実的で実践的でもあり 攻撃を受けるときのストレスっと恐怖をシミュレートする
軍隊では 部隊がストレスでパニックにおちいり訓練を忘れることがないように 現実に即した状況で戦場でのスキルを訓練する
護身術の優秀なトレーナーならこの教訓を学んでおり まったく同じではないにしても この考え方をとりいれている

自分なりの方法でやってみる

護身術にふさわしいいスキルをまんべんなく教えてくれるインストラクターが見つからない場合は 利用できるもののなかから必要な要素を見つけてスキルを身につけることは可能だ
たとえばボクシングやキックボクシングの教室ではすぐれた攻撃スキルにくわえ スパーリングや体力をつける方法を教えてくれるし 柔道や柔術ではたくみな組みつきのスキルを学べる
参加する活動すべてが護身術に関連しているわけではないので このやり方は理想的な解決策とはいえないが こうした活動のなかには とても楽しくて健康によいもので まるで時間の浪費というわけではない
また訓練用の装備を手に入れて友人と訓練することも可能だが この場合は注意が必要だ
正式な教室なら適応した保険もあり 資格をもったインストラクターがリスクを最低限に抑えているからだ
この方法は フィットネストレーニングや サンドバッグやミットを使った練習など 比較的危険の少ない活動にとどめておいて できれば教室を見つけたほうがよい
とくに首絞めやのど絞めのテクニックの練習は かならず適切な監督のもとに行うべきだ

よい教室を見つける

護身術や武術を教えてくれるよい教室とはどのようなものか 正確には説明するのはむずかしい
だが お粗末な教室で時間をむだにしなくてもすむように これを見分けるポイントはある
以下のような傾向のある教室でも学べるものはあるかもしれないが一般に護身術訓練の質が低いのはつぎのような場合だ

素振りを行なう

打つものがないと力の配分が学べない
よい訓練がではミットやサンドバッグその他 弾力性のあるものを打つ動作をさせる

複雑すぎるテクニック

複雑なテクニックはプレッシャー下では絶対にうまくいかない
よい訓練では シンプルで 幅広い状況に対応できる信頼のおけるテクニックに重きをおく

適度の 武術性

武士道精神
や哲学にかんする長い講義や 礼やわかりにくい儀式に時間を費やしすぎる
適切な訓練とはシンプルで要領を得たものだ

現実離れした宣伝文句と秘伝の技

手練れの忍者が使う 

急所術

といったテクニックなど存在しない
何年も訓練を続ければ門外不出の秘伝の技を教えると確約するような教室は おそらく経済的理由で訓練生を確保しようとしているだけだ
効果的なテクニックとはシンプルでごく平凡なものだ

適度に形式ばり あまりにも整然としたテクニック

よい訓練とは 少々だらしなく見えるものだ
きっちりとした動作のセットをくりかえすだけではなく 自分の限界に挑戦し脅威に対応しようとしているからだ

多すぎる段

武術のなかには多数の帯や段 級があるものがあり これが収入を得る手段となっている場合も多い
これには金がかかるだけでなく 大量のテクニックを教わる結果につながり その多くはひいき目に見ても効果が疑わしい

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