ウルトラQと核 いずれも原子力の危険性についてかけらも認識していない。 『ゴジラ』で核の恐怖を描写した円谷プロの作品なのにね

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ウルトラQと核
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昨年『007と核』で007シリーズに登場する核の話をしたけど、『ウルトラQ』にも核が登場するエピソードがあった。

第14話 『東京氷河期』

YOUTUBEにあったので見てたら、原発がらみの話だった。
南極に住む冷凍怪獣ペギラが、気温が上昇した南極を出て北極に向かう途中で東京を通り、東京が氷河に覆われる。
ペギラが引越しする南極の気温の上昇の原因が「原子炉の爆発」だ。
セリフでさらっと語られるだけで、この時代(1966年)らしく誰も気にしていない。


第18話 『虹の卵』

こっちは、もろ原発が舞台だ。
ウランが好物の地底怪獣パゴスが原発の濃縮ウランを狙って出現する。
ウランを食べたパゴスの吐く光線は、虹のように見える。
それを見た子供達が、願いをかなえてくれる虹の卵を捜しに行くという話。
パゴスに襲われたトラックから落ちた濃縮ウランは金属の卵のように見える。
子供達がこれを見つけて運ぶシーンが記憶に残っている。
今の目で見たら、「良い子はまねをしてはいけません」シーンだ。


いずれも原子力の危険性についてかけらも認識していない。
『ゴジラ』で核の恐怖を描写した円谷プロの作品なのにね。

今後も映画・テレビ・小説・漫画に登場する核について、話をしていきたいと思う。


20110322インディペンデント震災・原発 特集 "レートベース方式は諸悪の根源" "水力 ・火力、既存エネルギーの見直しを"
当ブログは特に時事性の強いものを除いて、1日1記事を基本にしております。
震災発生から1月半余りは日記形式の特別編成をしておりましたが、現在は通常態勢に復しております。
しかしながら、依然震災・原発に関しては看過できない問題が多く、1日1記事では消化できないのが現状です。またそれらの記事は時事性も強く、相互に関連も深いので寝かせておけません。
そこで、日にちを限って震災・原発関連の記事を複数掲載したいと思います。


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【A】ペギラが引越しする南極の気温の上昇の原因が「原子炉の爆発」だ。セリフでさらっと語られるだけで、この時代(1966年)らしく誰も気にしていない。

ペギラは覚えてるけど、原子炉の件は全然覚えてないなあ。
気にしないと言えば、以前にも書いたけど、人形峠が賑わったころ『ウラン饅頭』なるものが売られてたらしい。



【A】子供達がこれを見つけて運ぶシーンが記憶に残っている。今の目で見たら、「良い子はまねをしてはいけません」シーンだ。

恐ろしいね。


【A】いずれも原子力の危険性についてかけらも認識していない。
『ゴジラ』で核の恐怖を描写した円谷プロの作品なのにね。

どこで、原爆と切れて行くんだろう。


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私の記憶では第二作『ゴジラの逆襲』には、戦争の影はあったけど、核の影はなかったように思う。
『ゴジラ』って言えば、公民の先生がゴジラの一場面を取り上げていたような気がする。

見返してみたくなった。


それから、『ウルトラQ』の核描写が第11話『バルンガ』にもありました。

あらゆるエネルギーを吸い取ってしまうバルンガを宇宙に誘導する為に国連軍が宇宙空間で核爆弾を爆発させ人工太陽を作る。
地上から見える程度の高さで核爆発を起こしたら、放射性物質が地上に降り注ぐと思うけど、もちろんそんな心配はしていない。
バルンガは宇宙空間に誘い出され、今度は本物の太陽に突っ込んでいく、という結末。

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【A】私の記憶では第二作『ゴジラの逆襲』には、戦争の影はあったけど、核の影はなかったように思う。

一作目の翌年の1955年なんだけどね。

アイゼンハワーの核の平和利用に関する国連演説が1953年12月。
第五福竜丸の被爆が1954年3月で、それを受けて『ゴジラ』が作られ、その年の11月に公開。
一方で中曽根康弘が原子力予算を成立させたのが、福竜丸事件と同じ1954年3月。
人形峠でのウラン発見が1955年。
IAEAの発足が1957年。

この頃は様々なことが起きている。

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黒澤明が原水爆禁止を訴えた『生き物の記録』は1955年だ。

そういえば、ゴジラが大ヒットした頃、東宝の社員が黒澤に半分冗談で「黒澤先生がゴジラを撮られたら凄いんじゃないですか?」と言ったところ、以外にも黒澤が乗り気な感じだった。
でもその社員は、後で役員にこっぴどく叱られたそうだ。

「完全主義者の黒澤がゴジラなんか撮ったら東宝はつぶれてしまう」とね。

1954年の『七人の侍』で数ヶ月の撮影完了が2回延長され2年に延びたため、東宝が撮影費用調達に苦しんだという話がある。
映画が大ヒットしたため、結果的に東宝は潤ったんだが、経営陣は冷や汗をかいたんだろう。
その記憶が覚めやらぬうちに『ゴジラ』ときたら、そらビックリだろうな。

でも黒澤の『ゴジラ』は見たかったなあ。
ひょっとすると同じ完全主義者のキューブリックが撮った『2001年宇宙の旅』クラスの大傑作が生まれたかもしれない。

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【A】1954年の『七人の侍』で数ヶ月の撮影完了が2回延長され2年に延びたため、東宝が撮影費用調達に苦しんだという話がある。

コッポラの『地獄の黙示録』に比べればかわいいもんだ。
但し、コッポラは自分でプロデュースもやってたけどね。



【A】でも黒澤の『ゴジラ』は見たかったなあ。ひょっとすると同じ完全主義者のキューブリックが撮った『2001年宇宙の旅』クラスの大傑作が生まれたかもしれない。

怪獣モノに留まらず、日本におけるSF映画の位置付けが変わってたかもしれないね。


ウルトラQ (1966) #18 「虹の卵」 投稿者 SheSaidYeah

このウルトラQの虹の卵
本来ならば下記リンクの記事のようになっていたはずである
放射能の恐ろしさがわかっていない当時のTV…
しかもそれが核の恐怖を描いた元祖ゴジラの制作スタッフの円谷の手による作品だとは…

http://ja.uncyclopedia.info/wiki/%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%A9Q

18
21 虹の卵 地底怪獣パゴス 飯島敏宏 有川貞昌 山田正弘 5月1日 濃縮ウランを運搬するトラックが、怪獣に襲われて行方不明になる。一方、ピー子ら子供たちは足の不自由なおばあちゃんの足がよくなるよう、迷信を信じて虹の卵を探しに出かける。ところが、ようやく見つけたその卵は、その濃縮ウランのカプセルであった。ウルトラQによって怪獣は倒されたが、ピー子たちが

被爆して死んでいく

様子に、万城目たちはなすすべもないのであった。
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