モハメド・アリ、マニー・パッキャオといったスター選手の試合を手掛けてきた大物プロモーター、ボブ・アラム氏はプロとアマの経験の差を指摘し、対戦によってアマが「冗談じゃないくらいの大けがにつながる」と警鐘を鳴らし、「狂気の沙汰だ」と声を荒らげたという。リオ五輪ではヘッドギア着用が廃止になっており、けがの現実味を帯びる。

http://www.sankei.com/premium/news/160816/prm1608160009-n1.html

プロ解禁したボクシング界に波紋 アマとの実力差に「狂気の沙汰」との声続出 利権がらみのキナ臭い話も…

反応





プッシュ通知


反応






(1/3ページ)【リオ五輪異聞】 .

PR
.


プロ解禁、ヘッドギアなし。リオ五輪のボクシングは壮絶な打ち合いが目立った(AP)
プロ解禁、ヘッドギアなし。リオ五輪のボクシングは壮絶な打ち合いが目立った(AP)






 治安の悪さや政治不安など場外乱闘ばかりが注目されてきたリオデジャネイロ五輪だが、競技のメダル争い以外に見どころはある。ボクシングだ。リオ五輪からプロの参加が可能となり、8月7日付のAFP通信(電子版)は、五輪で史上初めてプロボクサーが勝利を収めたと伝えた。さぞやボクシング界一丸となって推進された結果と思いきや、いまだに不満がくすぶっているというのだ。プロとアマチュアの実力差に深刻なけがが懸念され「狂気の沙汰」との批判だけでなく、国際ボクシング協会(AIBA)がボクシング界を牛耳ろうとしているという利権絡みの生臭い話も持ち上がり、まさに泥仕合の様相を呈している。

 AFP通信によると、AIBAは6月1日の臨時総会で賛成88票、反対0票、棄権4票という賛成率95%の絶対的な支持でプロ参戦を決定した。リオ五輪で実施される28競技のうちプロ選手の参加を認めていないのはボクシングだけ。それだけに「五輪にトップ選手を出場させてこそ、本当の戦いが見られる」というAIBAの呉経国会長の主張が受け入れられた形だ。

 ところが、AFP通信は「採決前からボクシング界の各方面の嘲笑を買った」と指摘し、不満がくすぶる実態を紹介している。


反応






(2/3ページ)【リオ五輪異聞】 .

PR
.


プロ解禁、ヘッドギアなし。リオ五輪のボクシングは壮絶な打ち合いが目立った(AP)
プロ解禁、ヘッドギアなし。リオ五輪のボクシングは壮絶な打ち合いが目立った(AP)






 モハメド・アリ、マニー・パッキャオといったスター選手の試合を手掛けてきた大物プロモーター、ボブ・アラム氏はプロとアマの経験の差を指摘し、対戦によってアマが「冗談じゃないくらいの大けがにつながる」と警鐘を鳴らし、「狂気の沙汰だ」と声を荒らげたという。リオ五輪ではヘッドギア着用が廃止になっており、けがの現実味を帯びる。

 あるインターネットサイトには、東京大学の測定として、パンチの威力が格闘技未経験の体重70キロの男性で150キロ前後なのに対し、バンタム級(53.52キロ以下)王者で400キロ前後だと紹介されていた。約2.6倍の荷重差は脅威だ。

 アラム氏はまた、プロ参加容認の決定がリオ五輪本番の2カ月前の6月であることを問題視し「あいつら狂っているんじゃないのか」と辛辣だ。そして、提案の背景に大金を稼ぐプロを招くことによって、そのおこぼれにあずかりたいという考えがあると指摘。「AIBAは競技のすべてを牛耳りたいんだ。プロボクシングが大金を生むことに気づいたのだろう」と毒づいている。五輪が長年、プロの登竜門としての役割を果たしてきており、AIBAは本来のアマ側に立つべきだとも主張している。
大物プロモーターだけでなく、元ヘビー級王者のレノックス・ルイスは「不合理」とし、マイク・タイソンは「五輪のボクシングを金儲けの場に変えるためのものだ」と応じている。

 このプロ側の“反対”の大合唱に、呉経国会長は7月25日、「ボクシング界を乗っ取る計画など話したことは一度もない」と一蹴。「選手が五輪に出場する扉を開いておきたいだけだ」と正当性を強調している。

 ただ、この崇高とも言える理念を語ったのが、中国のインターネット通販大手・アリババ社の創業者、ジャック・マー氏が設立したスポーツ関連事業との共同事業の発足会見だったことが憶測を呼んでいる。アリババ社は中国スーパーリーグの強豪、広州恒大の37%の株を取得するだけなく、国際サッカー連盟(FIFA)のクラブ・ワールドカップのスポンサー契約を締結している。

 中国といえば、共産党が2015年2月、習近平国家主席が主宰する会議で「中国のスポーツ大国の夢」の実現のために「サッカーの振興が不可欠」と強調。14年にはスポーツ市場を25年までに5兆元(約78兆円)規模に拡大する目標を掲げている。最近では中国投資グループがイタリア・サッカー界の名門ACミランの99.93%の株式を取得したと発表され、着実な歩みを実感される。

 呉会長は言葉でボクシング界の支配を否定するが、中国資本との連携という実態が何を物語るのか。
スポンサーサイト

| 未分類 | コメント(0)

コメント

非公開コメント

トラックバック

http://kimuramasahiko.blog.fc2.com/tb.php/3079-102186e7