増田俊也さんが柔術を安全で敷居の低い格闘技と大絶賛してくれたので現役柔術白帯側から柔術が安全で敷居の低い格闘技という神話についての反論

http://tedare.tokyo/archives/49


ブラジリアン柔術, 格闘技


【全否定物申し】nanapiのGoogle社もハリウッドセレブも取り入れた、ブラジリアン柔術の魅力を見て

Posted by エムオ on 2016年1月8日 676 views 1 Comment


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最近目にしたこの記事について、格ヲタで柔術経験のある私が物申してみたいと思う。

結論から言うと、全く正しくないと言っても過言ではない(主観)。

情報源: Google社もハリウッドセレブも取り入れた、ブラジリアン柔術の魅力 | nanapi [ナナピ]

なんだかよくわからないが、柔術界隈ではこういった記事が出てくることを両手を上げて喜んでいるっぽい。

まあそれはそれで一つの見方としていいだろう。格闘技の発展に関係者が喜んでいるのであろうと思う。

「でも」だ。

記事中で気になったところを一部抜粋してツッコミを入れていきたい。

【疑問1】”ニコラス・ケイジやミラジョボビッチなど、ハリウッドスターが今夢中になっている格闘技”という紹介にまず疑問

そんな金持ちや芸の肥やしに出来て時間も作れるセレブがやるものに、一般層は興味をもつだろうか?
「へーそうんだぁ~(リツイートポチィ)」 で終わりである。

むしろ参加ハードルを上げるまである。

【疑問2】”シェイプアップとしての効果が認められているほど、運動効果の高いブラジリアン柔術”ってそりゃ全部そうでしょ

残念ながら柔術を初めて体重は増えたり減ったりである。
色帯で強い人や指導員などはもれなく筋トレしてプロテインを飲んでいます。
やってたら勝手にマッチョになるなんてことはありません(かなしみ)。

逆に運動してシェイプアップ効果のないものなんてありますか?

【疑問3】”「最も安全な格闘技」と言われるほどの安全性”ってなんぞ?

格闘技をやる上で、その中でも比較的安全かどうかというのは、スポーツ経験のない人にとっては選択の参考になる情報かもしれない。

「最も安全な格闘技」なわけがない

ブラジリアン柔術はコンタクトスポーツである。
アップ運動では柔軟性が必要だし、スパーリングは激しくぶつかり合い、関節を決め合う格闘技だ。
打ち込みだって相手が必要だし、お互いの体重が乗っかるのである。
これが「最も安全な格闘技」とは到底思えない。

ちなみに私は常に手と足が突き指気味だし、身体のあちこちが痛く、仕事に支障が出ているレベルだ。

その昔ボクシングをやっていた時は怪我なんてなく、スパーもパンチを当てないマスボクシングが中心のため、身体も絞れることを考えると、圧倒的にたち技の方がやり方によっては安全であり、シェイプアップ効果があるといえる。

ただ、こう言うと「試合ではたち技のほうが危ない」とか言われてしまうだろう。

「柔術って安全でホント体力なくても力がなくても大丈夫だよ~」なんてそそのかされて、実は試合の時だけは他の格闘技と比べて安全なんですなんておかしいということが言いたいわけです。

で、試合は試合でやっぱり危険。

ちなみに私は柔術の試合で腕十字を極められ、タップしても解除してもらえず1週間ほど腕が痛いままだった経験が2回もある。
自分で言うのも何だが、高速タップに定評のある私が、だ。柔術怖い。

やってる人たち、やりにくる人たち

残念ながら完全な素人の方が少ない。※女性はわからず
•柔道有段者
•格闘技経験者
•体力に自身ニキ
•最低限マッチョ

などなど、私みたいなただのおっさんは10人に一人レベルだ。
つまり、一度スパーに参加してしまうと、ぶん投げられ、パワーで押され、アームロックされてしまうのだ。

【疑問4】”小さい人が大きい人を倒す”・・・「場合によっては」を付けて欲しい

nanapiの記事にかかわらず、ブラジリアン柔術の紹介では、よく以下の様なことが書いている。


ブラジリアン柔術は、柔道を土台に護身術として発展しました。つまり、身体の小さい人が、身体の大きな人から身を守るための技術ということです。だから、極端な例では、女性や子どもが体の大きい成人男性と渡り合う事もできます。

結論から言うと、「達人であれば可能」ということだ。

体重差、パワーの差っていうのは、本当に恐ろしい。
100キロクラスの男性に上に乗られてみればわかるが、全く話にならない。
人によっては自分より大きな人を極めているが、そこは圧倒的な実力差がある場合のみの話である。

同じ体重でもムキムキならばムキムキが圧倒するし、筋力はかなり重要な要素になっている。

また、以下も危険。


ボクシングでは女性の選手と男性の選手が本気のスパーリングはまずできません

70~90キロの男性が、女性と本気でスパーやったら事故が起こるレベルだ。
これは実際道場では本気でやることをさせていないはずだし、男性も無理な力を使わない対応をしているはず。

ブラジリアン柔術は楽しいよ~安全だよ~にだまされない

現実は前もって伝えないといけないと思う。

そもそも格闘技が好きだったりやっている人、体力自慢以外では以下の危険性がある

なんとなく安全で楽しそうで強くなったらモテるかなとか言って入会する

準備運動開始

えび(・・・なにこれ辛いしむずい)

逆エビ(・・・全く出来ない)

横歩き(・・・腹筋崩壊でついていけず)

倒立前転(・・・そもそも逆立ちなんて出来ない)

etc…

つらい、楽しい要素全くない

もう辞めたい\(^o^)/

技術練習やスパーリングの前に上記のような運動が幾つかあり、ここで楽しい要素は全くない辞めたくなること必至である。

結局ブラジリアン柔術はおすすめ格闘技なのか

答えはYESだ。

ここまで色々反論しておきながら手のひらを返すようで、柔術の上級者に「お前ベリンボってから襟ジメたろか?」とか言われてしまいそうだが、主観的な意見で言わせてもらうと、素人が楽しさを追求できるものを考えると、これ以上ないくらい面白い格闘技であることは間違いない。

各メディアや指導者はできれば柔術、寝技の面白さをもっと全面に出して広めて欲しい。

一本取れるようになるとびっくりするほど面白くなるのが柔術であり寝技なのだ。

なので、今現在の私は実はあまりブラジリアン柔術は好きではない…

なぜなら一本とるのが大変だし、覚える技が幾つもあってまだまだ楽しめる域に達していないからだ。

NO-GI(グラップリング)はもっと楽しい。

どちらかと言うと私はNO-GI(グラップリング)をおすすめしている。

特に、NO-GI(グラップリング)の世界大会ADCC(アブダビコンバット)が、2017年に日本で開催されるのだ。

おそらく一般の方も観戦するにはNO-GI(グラップリング)の方が圧倒的に面白いと思う。

ブラジリアン柔術、グラップリングを楽しむためには

最低1年は頑張るつもりで入会する

楽しくなるのは関節技が極められる様になってから。
これはなんとも言えない間隔で、ゲーム性があり中毒性もあるため、この点においては絶対に面白いものと伝えたい。

ただ、その域に達するまでが長く、最低1~2年は続けてみて欲しい。

強い人とやり過ぎない

「強い人」というのはいわゆるガチの人だ。

ちゃんとした人とやることは、スパーでヒントを与えてくれたり、展開を作ってくれたりするので、自分も楽しく学ぶことができる。

ガッチガチの人とは強い気持ちがないビギナーは避けた方が懸命だ。

せっかく覚えた技もパワーで潰されると心も荒みます。

落ち込まない

後から入会した人に抜かされても落ち込まない事が重要だ。
これはバックボーンや身体の強さ、練習量も人それぞれなので仕方がない。
そんなことよりも楽しむ事を考えて、仲間が強くなったことを喜ぶ心づもりで続けたほうが、精神的にも良いかと思う(悔しいけど)。

で、結局なんなのか

ついカッとなってnanapiの記事に対して意見を言いたくなった。
やや息切れしてしまったこと以外は反省してない。

ちなみに・・・
ここまで偉そうに語っておきながら、私はなんと「白帯」である。

つまり、底辺中の底辺、糞雑魚なのである。

でも、やっている人間の生の声であることは間違いなく、上級者が当たり前になっている目線では見えないところを伝えたいと思った次第だ。
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