人はなぜ格闘に魅せられるのか――大学教師がリングに上がって考える より 極真空手の空手家だったジョナサン・ゴットシャル が極真空手を始めとする全ての伝統武術に幻滅しMMAに転向した動機

人はなぜ格闘に魅せられるのか――大学教師がリングに上がって考える
ジョナサン・ゴットシャル
青土社
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私のような献身的な空手学習者は 映画や先生から お前の学んでいるものは宇宙一獰猛で効果的な闘いの科学だと言い聞かされてきた
だがそんな私にとってはUFCは実に苦い薬だった
初期のUFCの試合では 開戦前に短いヴィデオが上映され 選手もその流儀が紹介されていた
通常 空手家は飛び跳ね 回転し 恐ろしいブルース リー スタイルのデモンストレーションでその力量を示す
それから試合が始まると あの恐ろしい技術の全てはあっさり瓦解してしまう
最もよくある結果は 空手家がガードを低く保ったままぴょんぴょん飛び回り 何度か効いていないパンチやキックを放った後
タックルされて倒れ そのままタコ殴りにされて半殺し というものであった
UFCは格闘技にぽっかりと穴を開けた

何世紀にも亘って磨き抜かれてきた 人気のアジア流儀

(柔道と柔術を除く)



寝技

における強力な手法を生み出しては来なかった

ゆえに空手 テコンドー 功夫の使い手は ひとたび床に転がされるとーしばしばそうなるのだがービーチに打ち上げられてぴちぴちと喘いでいる魚のようになってしまうのだ
そのまま拳や膝による打撃を雨霰と喰らい 敗北を喫する
アジアの打撃主体の格闘技の黒帯はただ単に試合に負けるだけではないー彼らは概ね ボクサーやレスラー そしてごく普通の街の力自慢にすら ボロ負けに負けて恥辱に塗れることになるのである
比較的稀な場合に彼らが勝つこともあるが それは彼らの道場で教えられているファンシーな技術のお蔭ではない
普通に 基本的なバーの喧嘩 拳を握りしめ 力を込めてパンチを打つーに立ち返っただけなのだ(ジェラルド ゴルドーがテイラ トゥリを破った時ですら 主としてこの巨漢が倒れところを顔面に蹴りを入れるという手段によるものであった)
暫くの間UFCのヴィデオを研究した私は 闘いで有効なものとは何か はっきりと理解した
闘いで有効なもの それは敵よりも大きい体格 優れた体調 頭突き 顔面パンチ 熟達したグラップリングだ
そして役に立たないものとは 功夫映画でさんざん見てきた跳んだり跳ねたり回転したりする技 忍者の技 相撲の動きである
総合的に見て大きく 強く 単純なものが 小さく 弱く ファンシーなものに勝利する
それでも空手教室は続けたが 今やあらゆることに対する疑問だらけだった
私の道場では 「全ては闘いのために」と繰り返し教えられる
だが 型ー一連の固定的な動きからなる美しい闘いのダンスーを覚えれば実際に喧嘩が強くなるのか?
基本ー鏡の前で果てしなく練習する高度に様式化された打撃と受け流しーは本当に攻撃力と防御力を上げるのか?
我々が学んでいるものは間違いなく芸術的だ だがそれは実戦的なのか?
ある日 私は勇気を奮い起こして ますます大きくなる一方の疑念を先生にぶつけた
UFCのことを話し われわれのような格闘家が主として寝技ができないためにどのような餌食にされるかを説明した
極真空手の黒帯五段で 今では九段になっているビル先生は 私が何を言っているのかあまり良く解っていなかった
彼は冷たく言った 「それで?」
「それで」と私は答えた 「実戦で倒されてしまったら どうしたらいいんですか?」
ビルは微笑んだ
「倒されないようにしなさい」
私は脳天にパンチを喰らったように感じたービル先生は実戦というものを何一つ知らない

実戦

ではどれほど頻繁に倒されて

寝技

に持ち込まれるかを知らない

そして立ったまま戦い続けるのは

格闘技だけのお約束

だということを全く理解していない

単に倒されないようにしようと決意するだけでは話にならない

倒されることを阻止するための技術ー

スプロール 

ウィザー 

アンダーフック

を練習していなければ 上手いグラップラーには手も無く倒されてしまう

(そして立ち上がる技術の訓練をしていなければ いつまでもそのままである)

私には狂気じみて見えた
われわれはこんなにも長い時間を掛けて この上もなく難解かつあり得ない打撃の練習をしているー型を通じて動き 延々と基本の動きをひたすら磨き続けるーにも関わらず 最も単純なグラップリングの技術さえできないのだ
私は自分が実際には何一つ進歩していないことを悟った 
最初に道場に入門した時と 何も変わらない
私は依然としてビーチのマックであり 単に大きな筋肉と脆弱な技術を身に着けただけだ
幻滅した私はすぐに空手を辞めた
何故格闘技はこんなにも間違ってしまったのだろうと考えながら

総合こそがキーワードである
最初の4回のUFCの内の3回で優勝したのは 小柄で 比較的力も無く 超ファンシーなブラジリアン柔術家ホイス グレイシーだった(上)
170ポンドのグレイシーは殆ど常に対戦相手よりも小さいが ものの1分か2分で大きな敵を地面に引きずり倒し チョークか間接固めでギブアップさせる
グレイシーの天下は 他の格闘家たちもまたブラジリアン柔術を学ぶようになってすぐに終わり その後MMAは10年に渡ってアメリカのレスラーたちが支配するようになった
彼らは今なおこのスポーツにおける最強の勢力である
ならば 武器を持たない真正面からの決闘で最強の格闘技とは何なのか?
現在も続いているUFCの実験が疑問の余地なく証明したと思えるのはこれだー

純粋なストライカーが純粋なグラップラーと対戦すれば グラップラーがほぼ勝つ

私のジムでは 強い大学レスリングの選手ー力が強く 技もあり 疲れ知らずーが 初日に最高位の連中を除く全員を制圧する


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