SHIROBAKO



























http://yamanashirei.blog86.fc2.com/blog-entry-1840.html

『SHIROBAKO』第1~2話に登場する元ネタ解説
※ この記事はテレビアニメ『SHIROBAKO』第2話「あるぴんはいます!」までのネタバレを含みます。閲覧にはご注意下さい。

 今季の自分の一推しアニメは、P.A.WORKSの『SHIROBAKO』です!
 P.A.WORKSのファンとしては、久々に感じるエンタメエンタメした作品で嬉しい!

 インターネットで観る場合にも第1話はしばらく無料配信で、この記事がアップされる予定の10月21日時点ではニコニコ動画、GyaOで2話が1週間無料配信されていると思います。つまり、今ならまだ間に合う!みんな観るがイイさ!
 ちなみにdアニメストアなら有料会員は全話見放題なので、読むのが遅くて「もう無料期間終わっちゃったよー」という人はdアニメストアという選択肢もありますよ!




 さて、ネタバレ防止のための行数は稼いだかな。
 『SHIROBAKO』はアニメ業界を描いた作品です。
 第1話の冒頭は、主人公達の高校時代の「アニメーション同好会」のシーンから始まり。その5人の少女が高校卒業後、それぞれ「制作進行」「アニメーター」「声優」「CG制作」「脚本家」の卵としてアニメ業界で働いていく姿を描く作品なのです。5人主人公の群像劇って言えばイイのかな。

 恐らく……同じように5人主人公だった『TARI TARI』のように、それぞれにメイン回が割り振られていて、第1~2話は「宮森あおい編」だったんじゃないかと思うのですが。
 『TARI TARI』が5人主人公制とは言え「同じ学校の同じ部活の仲間達」という近い存在だったのに対して、『SHIROBAKO』は5人とも社会に出て別々のところにいる状態のアニメ―――ここからどうやって5人の物語がクロスしていくのか非常に楽しみです。


 アニメ業界の人からすると「あるある…過ぎて、胃が痛い…」アニメだそうですし、業界の人間ではないただのアニメファンの私としても「アフレコってこんな狭いスタジオでやるんだ!」とか「1話オンエアーの頃にアフレコは7話やってて、13話のコンテがまだ出来ていないんだ!」とか色んなことが知れて楽しいんですけど……

 アニメ業界に興味がない人でも、若者達の群像劇+成長物語として観ると楽しいと思いますよ!YOSAKOIに興味がなくても『ハナヤマタ』は面白かった、みたいな話で。



 というとこで、終わらせてもイイんですけど……
 『SHIROBAKO』のメインスタッフ、水島努監督と横手美智子さんのシリーズ構成ってコンビ……最近の『げんしけん』コンビなんですよね。私は『げんしけん』は最初のアニメと1代目の原作コミックスしかチェックしていませんでしたし、『SHIROBAKO』も「P.A.WORKSの新作だーー!」としか思っていなかったんですけど。

 「業界人版『げんしけん』」と言っちゃってもイイくらいに、結構なパロディが散りばめられているんですね。木下監督がCV.檜山さんなのも斑目を意識した配役じゃないかと思いますしねー。


 で、私は「パロディネタ」ってあんまり好きじゃないんです。
 「みんなが知っている有名な台詞」をただキャラに言わせるだけでアハハハハハみたいなノリが合わないんです。
 なので、『SHIROBAKO』も別にパロディが多いから面白いだなんてことは思いません。主軸はあくまで群像劇で成長物語で、でもアニメ業界を描くからには欠かせない会社名なんかも出さなきゃいけないけど、そのまま出すのは権利上問題があるので「パロディ」にしているというか。

 昔の野球ゲームだと、オマリーが「オマルー」として登場するみたいな話で。



 ウチのブログは「普段アニメを観ない人にもアニメを観てもらうためには何が必要だろう」と語ってきました。その視点で考えるなら、初めて観るアニメが『SHIROBAKO』だって人もいるかも知れないんです。
 そういう人でも『SHIROBAKO』は全然面白いと思うんですけど、「アニメ詳しくないからこのシーンはよく分からないなー」と思ってしまう人がいるかも知れません。だから、今日はアニメ初心者のために解説記事を書きます!だから、みんな!『SHIROBAKO』観ようぜ!!




◇ 公式サイト
 いきなりここから(笑)。
 私は「ネタバレになるから」という理由でアニメの公式サイトは極力観ないようにしているのですが、第1話放送の数日前Miiverseに誰か『SHIROBAKO』のキャラを描かなきゃなーとキャラクターリストのページを見ていたら……キャラクター設定の時点で「ん……?」と思えるネタが結構あったのです。

 なので、ここから書いていこうと思います。


○ 「なにわアニメーションの堀内さん」
 アニメーター安原絵麻が憧れているアニメーター。「日常芝居を得意とする」だそうな。

 なにわ→大阪→京都……
 ということで、「京都アニメーションの堀口悠紀子さん」が元ネタだと思われます。
 『らき☆すた』『けいおん!』『たまこまーけっと』のキャラクターデザイン・総作画監督を担当された人です。京都アニメーションは特に「作画」に関してものすごく評価の高い会社ですが、特に堀口さんの『けいおん!』キャラは日常アニメの代表格として一世を風靡しました。


○ 「赤鬼プロダクション」
 新人声優:坂木しずかが所属している声優事務所。

 赤鬼→青鬼→青二……?
 ということで、「青二プロダクション」が元ネタだと思われます。

 青二プロダクションは、東京都港区南青山2丁目にある声優専門の芸能事務所です。
 大御所の声優さんから若手声優まで、多くの声優さんが所属していて「有名な人は誰誰」と言い尽くせないほどの大手声優事務所です。

 しずかはまだアニメデビューしていないので、所属と言ってもジュニア所属かな……





◇ 第1話「明日に向かって、えくそだすっ!」

○ あおいが聴いているラジオ番組「アニラジぽくぽく」
 一瞬ですが、液晶が映ります。
 「AM 1134KHz 23:54」

 このアニメは舞台が東京ですから、AM1134kHZは「文化放送」です。
 文化放送はA&Gゾーンという「アニラジ放送枠」を1990年代から設けていて、現在でも地上波のアニラジ番組が幾つもあるだけじゃなく、「超!A&G+」等インターネットラジオサービスも行っています。アニラジと言えば文化放送と言っても過言ではありません。

 文化放送のこの時間帯でアニメの話題をしている番組と言えば、土曜日の『こむちゃっとカウントダウン』ですかねぇ(番組公式サイト)。ラジオMC二人は別人ではありますが、男女ペアによる番組ですし。

 ただ、残り6分で番組が終了するんですよね(笑)。
 『こむちゃっとカウントダウン』はアニソンや声優さんの曲を紹介する音楽番組なので、「アニラジぽくぽく」のようにアニメ作品の特集をするのはその前の番組『アニスパ!』(公式サイト)の方に近いかなぁ。



○ 中春鳴
○ 伊藤鈴鹿
○ 茅菜夢衣
 作中アニメ『えくそだすっ!』で主役の3人「トレイシー」を演じる3人の声優さん。

 元ネタも何も……中の人、の中の人の名前をもじっているだけなんですけど。
 「中春 鳴(なかはる めい)」=「中原 麻衣(なかはら まい)」さん
 「伊藤 鈴鹿(いとう すずか)」=「伊藤 静(いとう しずか)」さん
 「茅菜 夢衣(かやな むい)」=「茅野 愛衣(かやの あい)」さん

 ちなみにこの3人は兼役で、「武蔵野アニメーションのスタッフ」も演じられています。
 中原さんは、総務の興津さん。
 伊藤さんは、動画検査の堂本さん。
 茅野さんは、キャラクターデザイン&総作画監督の小笠原さん。

 ラジオのMCも誰かの兼役だと思うんですが……声優ソムリエ出来ないんで、誰だか分かりませんでした。


○ G.I.STAFF
shirobako1.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第1話より引用>

 宮森あおいとカーレースをした富ヶ谷さんの務めるアニメ会社。
 ロゴが思いっきりこの会社っぽい!

 Production I.Gは東京都武蔵野市にあるアニメ制作会社。武蔵野……なるほど、あおいとしょっちゅうカーレースをしているっぽいワケだ(笑)。
 代表作はなんと言っても『攻殻機動隊』シリーズ。最近では『ハイキュー!』とか『翠星のガルガンティア』なんかが話題作ですかね。水島監督と横手さんコンビの『げんしけん 二代目』はProduction I.Gが制作していたので、その縁もありそうですね。

 富ヶ谷さんが原稿を持っていた『SSDR II』ってアニメは、元ネタあるのかな……何かのコードネーム?


――11月28日追記――
 G.I.STAFFの元ネタは、Production I.GとJ.C.STAFF (公式サイト)を合わせているんじゃないかとコメント欄の指摘がありました。どちらも東京都武蔵野市にある会社なので可能性は高そうですね。
 J.C.STAFFは現在『selector spread WIXOSS』を制作中のアニメ制作会社で、過去の作品で言えば『ハチミツとクローバー』や『とある魔術の禁書目録』『とある科学の超電磁砲』、水島監督と横手さんコンビの『じょしらく』なんかが代表作ですかね。


○ 『ファイト』
○ 『Gコレ』
 制作の本田と落合が「今季の注目アニメ」として挙げている作品。

 ファイト→フェイト→『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』
 Gコレ→Gレコ→『ガンダム Gのレコンギスタ』

 公式サイトはこちらとこちら。
 私はちゃんと今季の注目作品に『SHIROBAKO』挙げてましたからね!『Gレコ』の次に、だけど!!


○ 武蔵野アニメーションの社内に貼られているポスター
 これは、自分にはよく分かりませんでした。
 明確に「元ネタはこれ!」ってあるんじゃなくて、「なんかそれっぽい」ものを用意しているだけかなぁ……と思うのですが、「それの元ネタは○○だよ!」って分かる人がいらっしゃったらコメント欄に書き込んでくださると助かります。

shirobako2.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第1話より引用>

 『ホシガリタコダ』……?
 こういう絵柄は元ネタありそうですけど……このポスターは2話にも登場します。

――10月22日20時30分追記――
 コメント欄にて『ホシガリタコダ』の元ネタは『クレクレタコラ』ではないかという情報をいただきました。1973年~1974年の東宝製作の特撮番組だそうです。「他がアニメなのに、これだけ特撮が元ネタ?」とは思うんですが、ネーミングもフォントもまんまなので……「タイトルとフォント」と「絵柄と構図」は別の元ネタがあるのかも知れませんね。


shirobako3.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第1話より引用>

 『マハゼドン』……?
 マハゼが主人公のアニメとはニッチな……しかし、この構図もどっかで観たような……

――10月22日20時30分追記――
 コメント欄にて『マハゼドン』の元ネタは『ハゼドン』ではないかという情報をいただきました。まんまだ!1972年~1973年に放送された創映社(後のサンライズ……という説明でイイのかな)の第一号作品だそうです。サンライズのスタッフなら誰か自分も知っている人がいないかなぁとスタッフの名前を見てみたら……「設定担当:丸山正雄さん」だそうです。なるほど……


 『BUMIN』
 なんだかムーミンみたいなキャラが、よくあるハードボイルドみたいな構図で抱き起こされているポスター。「よくある構図」とは言ったけど、これって何のイメージだろう。

――10月23日1時30分追記――
 絵柄もフォントも違うので元ネタかどうかは悩むんですが、一応『ムーミン』の解説も書いておきます。元々はフィンランドの絵本で、日本でのアニメ化は1969年~1970年、1972年。権利関係でゴタゴタがあって、1990年以降に作られる『楽しいムーミン一家』が公式になったことで、こちらの『ムーミン』は闇に葬られることになってしまいます。

 子どもの頃『楽しいムーミン一家』を観ていると、「元々はこれじゃなかったんだよ」と親が言ってきていたのはそういう理由だったのか。


shirobako4.jpgshirobako5.jpg
shirobako6.jpg
shirobako17.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第1話より引用>

 『アマゾン……べこ?』
 なんだろう……

――10月23日1時30分追記――
 フォントが違うんで、確信は持てないんですけど……『ジャングル黒べえ』が元ネタとしては怪しいかなと思います。藤子・F・不二雄先生の漫画ですが、テレビアニメと連動した企画だそうで、テレビアニメの放送は1973年。

 『ジャングル黒べえ』をもじるなら、『アマゾン赤べこ』あたりですかねぇ。


――10月28日21時追記――
 第3話にもこのポスターが出てきました。フルのタイトル名は『アマゾン白べこ』。
 元ネタは『ジャングル黒べえ』で良さそうですね。



shirobako7.jpg
shirobako8.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第1話より引用>

 『……きパッチ』
 『みなしごハッチ』とか『みつばちハッチ』っぽい。

――10月23日1時30分追記――
 他が1970年代のアニメばかりなので、これも『みなしごハッチ』が元ネタで良さそう。
 1970年~1971年と、1974年にテレビアニメ化されて、1989年~1990年にはリメイクもされて、2010年には『みつばちハッチ』として劇場版アニメも公開されました。


 『夏草冬虫の歌』
 このフォントと構図も何かっぽいんですけど……元ネタが分かりません……
 「夏草冬虫」とは「冬虫夏草」のことですかね。漢方とかに使われるキノコ。

――10月23日1時30分追記――
 コメント欄でいただいた情報で、『夏草冬虫の歌』の元ネタは『てんとう虫の歌』じゃないかという説をいただきました。絵柄もフォントも違うので微妙と思われるかもですが、「冬虫夏草」を「夏草冬虫」とわざわざ言い換えている辺り、元ネタとしてはかなり確率が高いんじゃないかと思います。

 『てんとう虫の歌』は川崎のぼる先生による漫画で、テレビアニメは1974年~1976年に放送されました。



○ 『とあるお寺の即身仏』
shirobako9.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第1話より引用>

 『えくそだすっ!』の放送前に流れていたTVCMの作品。
 カタカナもうっすら書いてあるんですけど……ウチのテレビじゃちょっと判読が難しい……「ノーヴィジュクタ」……?何のことだろう。

 元ネタは『とある魔術の禁書目録<インデックス>』だと思われます。
 公式サイトを見れば分かるようにロゴがソックリ(笑)。

 『とある魔術の禁書目録』は電撃文庫で2004年から刊行されているライトノベルで、2008年と2010年にテレビアニメ化されて、2013年には劇場版アニメも公開されました。スピンオフ作品である『とある科学の超電磁砲<レールガン>』も2009年と2013年にテレビアニメ化されて有名ですね。

 実はこの『SHIROBAKO』も、『とある』シリーズ2作も、川瀬浩平さんのプロデュース作品なのでそういう縁なのかなと思います。
 それと、『SHIROBAKO』のコミカライズも、『とある』シリーズと同じメディアワークスの電撃大王で連載中なんですよね。だから『SHIROBAKO』のテレビ放送では、間に『とある』シリーズのキャラが出てくるTVCMが流れてて。そういう縁もあるのかも。

 ついでに語っておくと『SHIROBAKO』のコミカライズは、アニメ第1話の冒頭で駆け足に描かれた「主人公5人の高校時代の話」なんですってね。すげー面白そう!早く単行本出ないかなぁ。


○ Lanfis
○ ブケロード
shirobako10.jpg

 『えくそだすっ!』のスポンサー。
 Lanfisの元ネタはレコード会社Lantisだと思われます(公式サイト)。
 深夜アニメの主なスポンサーにはレコード会社があって、深夜アニメの目的とは「ブルーレイ&DVD」と「主題歌CDやキャラソンCDやサントラCD等」を売ることと言うことも出来ます(テレビ局が製作するアニメは必ずしもそうではないんだけど……)
 Lantisが音楽制作をしている最近の作品で言えば、なんと言っても『ラブライブ!』とか、今季で言えば『天体のメソッド』、このブログで最近話題にしたアニメで言うと『グラスリップ』とか『境界の彼方』とか……たくさんありますね。

 ブケロードの元ネタはブシロードだと思われます(公式サイト)。
 主にトレーディングカードゲームを制作している会社で、『ヴァイスシュヴァルツ』などはとにかくたくさんのアニメのキャラクターが参加していますね。そういうこともあって、深夜アニメを支えるスポンサーの一つですね。


 ちなみに……Lantisもブシロードも『SHIROBAKO』のスポンサーではありません!(笑)



○ バーナキョーダイ社
 総務の興津が社長の丸川に、「プロデューサーからメールが来ていました」と言っていた会社。

 バーナキョーダイ→バーナ兄弟→バーナブラザース→ワーナー・ブラザースか!

 ワーナー・ブラザースは『SHIROBAKO』のスポンサーで、「ブルーレイ&DVD」を販売している会社。ハリウッドの映画会社の日本法人で、最近の深夜アニメで言えば『ジョジョ』や『selector infected WIXOSS』なんかもワーナー製作の作品ですね。

 話の流れからすると、『えくそだすっ!』の「ブルーレイ&DVD」はバーナキョーダイ社から出るみたいなので、そこのプロデューサーから「面白かった」と言ってもらえることは、この時点で一番の結果なんですね。



○ 瀬川さんが聴いているラジオ
 液晶に映っているのは「AM 1548khz 12:10」。

 この周波数のラジオ局は実在しないみたいですが、喋り口を聴く限りでは「AM 954kHZ」のTBSラジオ『大沢悠里のゆうゆうワイド』(公式サイト)ですかねー。この時間帯のラジオ番組は流石に詳しくないんですけど、喋り方が「似せている」っぽいですし、TBSラジオは漫画家やアニメーターの人達がよく聴いている局ですし、「954→1548」という周波数は“もじり”っぽいですし。

 1話のアニメで2回ラジオ聴いているシーンが出ることも珍しいと思いますが、「アニメを特集している局」と「アニメーターが聴いている局」が違うという辺り、すごく細かい(笑)。



◇ 第2話「あるぴんはいます!」

○ 『俺様のハーレムが少しずつ崩壊しているかもしれないけどたぶん気のせいかもしれない(仮)』
 坂木しずかが持っていたオーディション原稿の作品名。
 ネット上でもよくネタにされる「文章になっている長いタイトル」の作品ですね。明確に何が元ネタということではなくて、こういう作品名って多いよねってネタだと思われます。

 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』(2010年)
 『お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!』(2011年)
 『僕は友達が少ない』(2011年)
 『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ』(2012年)
 『俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる』(2013年)
 『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』(2013年)
 『勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。』(2013年)
 『俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している』(2013年)
 『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。』(2014年)

 ほんの一部を紹介しましたが……どれも長い!
 しかし、これらの作品以上に 『俺様のハーレムが少しずつ崩壊しているかもしれないけどたぶん気のせいかもしれない』は長い!「(仮)」ということは、これは原作があるワケじゃないオリジナル作品なのか?


 それと……一概には言えませんけど、「ハーレム」作品というのは一人の男主人公にたくさんのヒロイン達という構図になるので、女性声優さんの役が多いアニメですよね。そういう理由もあってか、若手女性声優さん達の登竜門になりやすいジャンルと言えるかも知れません。新人声優のしずかにとっては、チャンスの作品だろうと。



○ ぷるキュー
 監督の過去作『ぷるんぷるん天国』の9話が伝説級の作画崩壊回だったために、付いてしまったネットスラング。流石にこれは特定の何かを元ネタにしているワケではないと思うんですけど……

 ネットスラングにまでなった作画崩壊回と言えば……
 1998年の『ロスト・ユニバース』4話の「ヤシガニ」か、
 2006年の『夜明け前より瑠璃色な』3話の「キャベツ」ですかね。

 自分はコレらの作品を観ていないので何とも言えないのですが、ネット上で崩れた作画を笑いものにする風潮はあまり好きじゃないです。そういうのは、いつか自分に跳ね返ってくるので……


○ 武蔵野アニメーションの社内に貼られているポスターII
 げっ、これって第2話にもあるのか……
 しかも、第1話で放送を観ている部屋と、第2話で会議している部屋は違うので……貼ってあるポスターも全部違う……


shirobako11.jpg
shirobako16.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第2話より引用>

 右端から行きます。

 『男どアホウ国立競技場』
 藤村国立競技場が主人公のサッカーアニメ(笑)。
 これは流石に元ネタ分かります。原作:佐々木守先生&作画:水島新司先生による『男どアホウ甲子園』が元ネタでしょう。主人公の名前は藤村甲子園。アニメ化は1970年~1971年でした。

 えーっと……説明するまでもないかも知れませんが、「甲子園」というのは高校野球の全国大会が行われる“聖地”で。「国立競技場」というのは高校サッカーの選手権大会の(開幕戦と)ベスト4の試合が行われる“聖地”です。今は改装中ですけど。

 超有名な野球漫画を、サッカーアニメに置き換えてしまったというネタですね。
 ポスターに書かれているフレーズは「サッカーどアホウ藤村国立競技場たぁ わいのこっちゃ!」関西人なのは変わらないのか!
  

 『鼻の子ブンブン』……?
 これ、元ネタは全く知らなくて……検索して初めて知りました。
 『花の子ルンルン』(公式サイト)。東映魔女っ子シリーズの1つで1979年~1980年に放送されたそうです。


shirobako12.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第2話より引用>

 『おしゃべりの艦隊』
 「艦隊」の名のつくアニメはたくさんあるけれど、恐らくこのタイトルから考えられる元ネタはかわぐちかいじ先生の『沈黙の艦隊』だと思われます。アニメ化は1995年にビデオで発売されて、1996年にテレビ放送されました。制作はサンライズ。作品紹介はこちらです。しっかし、『おしゃべりの艦隊』のポスター超楽しそう。

 『お尚さん!』
 フォントからしても、元ネタは『一休さん』でしょうね。1975年~1982年に放送された東映アニメーション制作のアニメです。作品紹介ページはこちら。


shirobako13.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第2話より引用>

 『……伝説』?
 これだけじゃ……何とも……


shirobako14.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第2話より引用>

 『宝鳥』
 誰もが一度は考えるようなネタを……(笑)
 フォントからしても、元ネタは『宝島』。1978年~1979年に放送された東京ムービー新社制作のアニメだそうです。

 その隣は『ホシガリタコダ』。
 1話にも出てきていましたね。元ネタが分かる人がいたらコメント欄で教えてください……

shirobako15.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第2話より引用>

 『杉の木ポック』
 これも検索して初めて知りました。元ネタは恐らく1972年の『樫の木モック』です。タツノコプロ制作。『ピノッキオの冒険』をアレンジしたアニメだそうです。




 『沈黙の艦隊』は例外として、残りはみな1970年代のアニメですね。
 流石に私もどれも観たことないです。

 武蔵野アニメーションは「7年ぶりに元請制作をする」という台詞が第1話にあるのですが、これらのポスターが貼ってあるということは業界では古株の会社ということなんでしょうか。



○ スタッフの人達にも実在のモデルがいる?
 『SHIROBAKO』について、最近話題になっていたツイート。


水島監督「SHIROBAKO」の登場人物は、全てフィクションです。間違っても、現実の似ている人と混同しないで下さいね。 pic.twitter.com/OpesAd8w2j

— ぶっこみ紅茶 (@yebi_fly) 2014, 10月 17



 正直、「キャラ」についてはモデルが誰だとか考えるのは失礼かなと思うところもあるんですね。実在の人物に対する風評被害にもなりかねませんし、監督クラスならともかく、演出の人とか原画の人とかになるとアニメファンだって個人の人となりは知りませんし。
 矢野先輩は!矢野先輩にもモデルはいるんですか!あの、二次元の夢を詰め込んだみたいな矢野先輩にも実在するモデルがいるんですか!みたいなストーカーを生みかねませんしね。

 しかし、山岡ゆりさんは『境界の彼方』の愛ちゃんみたいなすっげあざといキャラだけじゃなくて、矢野先輩みたいなキャラも上手く演じるんですね。一歩間違えると冷たいキャラにとられかねないのに、ちゃんと宮森への後輩愛が感じられるキャラになっていて、見事ですよ。


 閑話休題。
 ということで……人物に関しては、特に取り上げないでいこうと思っていたんですけど。


@oichanmusi 兄貴、まだ公表できないけど何だかホントいろいろすみません!

— 水島努 (@tsuki_akari) 2014, 8月 8



 監督が言っちゃってるじゃないか!!
 じゃあ、この記事でも取り上げちゃうか!


 「木下誠一監督」のモデルは「水島精二監督」?
 水島誠二監督作品と言えば、何と言っても2003年版の『鋼の錬金術師』。『ガンダムSEED』の後番組、いわゆる「土6」での大ヒットを起こし、当時の人気は凄まじく、数々の賞を受賞しました。
 また、2007年には『ガンダム00』の監督を務めましたし。この秋に公開される虚淵玄さん脚本の劇場版アニメ『楽園追放』の監督を務めています。

 まぁ、業界を代表するヒットメーカーの一人と言って過言ではないですよね。
 奥さんに三行半を突きつけられたかどうかは知りません(笑)。にしても、木下監督はCV.が檜山さんなので、「斑目がアニメ監督になった」みたいな熱さが2話にはありました。


 「丸川正人社長」のモデルは「丸山正雄社長」?
 丸山正雄さんは元マッドハウスの取締役社長で、退職後の現在はMAPPAを設立して代表取締役を務めています。MAPPAは『残響のテロル』や『神撃のバハムート GENESIS』のアニメ制作会社です。


 「音響監督:稲浪良和さん」のモデルは「音響監督:岩浪美和さん」?
 アニメを観れば分かるように、音響監督というのは裏方なんでなかなか名前を覚えられるポジションではないと思うんですが、岩浪さんはラジオに出たりイベントに出たりもするのでその中では結構な有名人じゃないかなと思います。Twitterもやられています。


「SHIROBAKO 」2話 楽しく拝見しました。僕あんなぶっきらぼーに辛辣なこと言いませんから!まあ、フィクションですからね。でも音響効果の大山さんこと小山さんは容姿も言動もクリソツでしたよ。

— 岩浪美和 (@namisuke1073) 2014, 10月 17


 あれ……
 ひょっとして第2話に出てきた音響スタッフみんなモデルがいるの……?


 「効果:大山匠さん」のモデルは「音響効果:小山恭正さん」?
 名前が似てないんで、岩浪さんが仰らないと気付きませんでした……
 小山さんもTwitterをやられていて、『SHIROBAKO』にも参加しているスタッフさんですね。


 「ミキサー:山渕篤さん」のモデルは「サウンドミキサー:山口貴之さん」?
 この方もTwitterをやられていて、『SHIROBAKO』に参加されていますね。


 「音響制作:中田恵理さん」のモデルは「音響制作担当:田中理恵さん」?
 件のツイートに貼られている写真は声優の田中理恵さんらしいのですが、同姓同名の別人だそうです。明田川進さんのマジックカプセル所属の音響技師で、この人も『SHIROBAKO』の制作に参加しています。


 「ミキサー助手:藤明日香さん」のモデルは誰でしょう……?
 『SHIROBAKO』スタッフで言うと、このポジションは「録音助手:小笠原頌さん」だと思うのですが。“もじり”にしてはしっくり来ないんですよね……


COLORFUL BOX / Animetic Love Letter(TVアニメ『SHIROBAKO』オープニング/エンディングテーマ)(初回限定盤) COLORFUL BOX / Animetic Love Letter(TVアニメ『SHIROBAKO』オープニング/エンディングテーマ)(初回限定盤)
石田燿子、宮森あおい&安原絵麻&坂木しずか(cv.木村珠莉&佳村はるか&千菅春香)

ワーナー・ホーム・ビデオ 2014-11-26
売り上げランキング : 828

Amazonで詳しく見る by G-Tools

--------------------------------------------------------------------------------
 たった2話だけだから、ササッと書いて終わるだろう!と思って書き始めた記事だったんですが……思った以上に細かいネタが多くて、結構な文量になってしまいました。書き終わるのに3日かかった!

 なので、アニメ業界に関係ないようなネタは省きました。ファーストフード店の名前とか、円が持っていたタブレット端末のマークとか。いちいち挙げていたらキリがないですからね。タローの机のフィギュアも「これ……元ネタはアレっぽいな」と思うキャラもいたんですけど、タローのキャラをそこまで掘り下げる気にはなりませんでした(笑)。


 重ね重ね、元ネタが分からないと面白くないアニメでは決してないと思うんですよ。
 だから、元ネタを解説する意味なんて本当はないのかも知れないのですが……例えば、あおいがカーラジオで聴いているラジオ局と、瀬川さんが聴いているラジオ局が違う、とかは……ラジオ大好きな自分からしても「細かいとこ作ってあるな!」と思える部分で。
 そういう細かいところを作っているからこそ「作品世界」が説得力を持っていると思うんですね。この作品の魅力を語るには、それを書く意味はあるだろう、と。




 それと……今日の記事の話とはズレるんですけど……

shirobako18.jpg
shirobako19.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第2話より引用>

 このカットですよ!このカット!

 高校時代は並んでアニメを作っていた二人が、同じアニメ制作会社で働いていても、この距離という。その距離感を表現するために、あおいを見つめる絵麻の表情までしっかり描いてあるんですよ!!
 それこそ絵麻の憧れるアニメーターさんじゃないけど、京アニが『たまこまーけっと』や『たまこラブストーリー』でやってのけたことを、P.A.だって出来るんですよ!!

 百合とかじゃなくて……いや、別に百合でもイイですけど!
 高校時代とは変わってしまった距離感を、絵麻のこの表情とか、しずかとの電話とかで描写していて―――“青春が終わった後の人生”をちゃんと描こうとしている、この作品の姿勢が私はホント大好きなんですよ。ここから5人の主人公の物語がどうクロスしていくのか、すげえ楽しみです!みんなも観るがイイさ!!

http://yamanashirei.blog86.fc2.com/blog-entry-1846.html
『SHIROBAKO』第4~6話に登場する元ネタ解説
※ この記事はテレビアニメ『SHIROBAKO』第6話「イデポン宮森 発動篇」までのネタバレを含みます。閲覧にはご注意下さい。

 『SHIROBAKO』すっげえ面白いですね!

 ということで、第1~2話の元ネタ解説に続く第2弾です。
 第6話まで観たところ、『SHIROBAKO』というアニメは「第1~3話」「第4~6話」と3話ごとにストーリーが区切られていて、3話ごとに脚本を書いている人も変わっているみたいです。ブルーレイ&DVDに収録されるのも1巻に3話ずつなので、そういう狙いなのかも知れませんね。

 第3話には大して「解説が必要なパロネタ」がなかったと思うので、元ネタ解説の記事も「3話ごと」にやっていけばイイかなーと今回「第4~6話」と3話セットにしました。
 前回のポスターも色んな人の助けがあったおかげで元ネタが分かったものが多かったですが、今回もなかなか「この元ネタは何だ……?」というものがありますんで、分かる人はコメント欄ででも教えてくださると嬉しいです。


 基本的には、この記事は「アニメ初心者の人にも、『SHIROBAKO』に出てくる元ネタが分かるように」という狙いで書いています。なので……建物とか地名とかアニメには関係ない商品名とかにはほとんど触れていません。建物や地名は聖地巡礼の人達の領域だと思いますしね。お任せします。

 また、第1~2話の解説記事で既に触れているものは、こっちでも触れると膨大な量になっちゃうんでそっちを読んでくださいなっと。


◇ 第4話「私ゃ失敗こいちまってさ」

○ 24プロデュース
 森しのぶが所属する事務所。オーディションで、しずかの前に呼ばれていた人ですね。
 元ネタは恐らく「81プロデュース」(公式サイト)です。
 1981年に設立された声優事務所で、会社名はそれが由来だそうです。「所属声優が81人だから」ではなかったんですね(笑)。

 「24プロデュース」と「81プロデュース」は字だけ見るとあまり似ていないかもですが、声に出してみると結構似ています。

 ちなみに森しのぶさんのCV.は、兼役で高橋李依さん。高橋李依さんは現在は「81プロデュース」所属です。


○ 俳連
○ C??? A????
○ アトモスピンキー
○ ウィーアープライズ
○ アースアート
○ コタケオフィス
○ ピポー?
○ イカロス
○ アクセルツー
○ ふーげんプロ
○ コッコ?
○ フプーフ?

 さぁ、これだ!
 しずかのオーディションのシーンで、監督が持っていた紙に書いてあった声優事務所の名前です。ウチのテレビだと正直、文字が読めないところも幾つかあるので……もし「ウチのテレビならハッキリ読めたよ!」という人がいらしたら情報を下さると助かります。

shirobako4-1.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第4話より引用>

 一つずつ行きます。
 「俳連」の元ネタは、恐らく「俳協」です(公式サイト)。
 「俳協」は「東京俳優生活協同組合」の略称で、声優プロダクションの草分けであり、源流だそうな。
 会社ではなく“俳優とマネージャーが共同で運営する生活協同組合”で、所属する俳優とマネジメントスタッフの投票によって選出された理事会が運営をしているそうな。

 「C??? A????」は、そもそも文字が読めない……
 ごめんなさい、なので元ネタも分かりません。

――12月27日追記――
 コメント欄にて情報を頂きました。ここに書かれているのは「GROUND AGENCY」らしいので、元ネタは恐らく「AIR AGENCY」(公式サイト)だと思われます。声優の藤原啓治さんが2006年に設立した事務所だそうです。情報ありがとうございました!

 「アトモスピンキー」の元ネタは、「アトミックモンキー」ですかね(公式サイト)。
 2000年設立、杉田智和さんや関智一さん、ポアロの二人などが所属している事務所なので、声優ファンにとっては有名な事務所じゃないかと思います。

 「ウィーアープライズ」は、元ネタが分かった時には脳内にレイトン教授が現れて「ナゾ解明!」のイラストが浮かんできました(笑)。
 ウィーアープライズ→ We are prise→I am prise→I'm enterprise
→「アイムエンタープライズ」だっ!(公式サイト)
 「アイムエンタープライズ」は「アーツビジョン」のグループプロダクションとして設立。若手女性声優さんが多く所属しているイメージがありますね。『SHIROBAKO』メインキャストの中では絵麻役の佳村はるかさんが所属しています。

 「アースアート」は……これが「アーツビジョン」ですかねぇ(公式サイト)。
 あんまり自信ないですが……アーツビジョンは1984年に設立された声優事務所で、アイムはここのグループ会社。同じビルの2階と3階だそうです。

 「コタケオフィス」も自信ないんですけど……「ヒラタオフィス」ですかねぇ(公式サイト)。
 声優事務所ではなくて、宮崎あおいさんなんかが所属している芸能事務所ですが……現在は主に声優として活動している小松未可子さんや小見川千明さんが所属している事務所なので、可能性はあるかなと。
 「ケンユウオフィス」という声優事務所もあるのですが(公式サイト)……どちらが元ネタかは微妙……こちらは声優の堀内賢雄さんが設立した事務所です。 

 「ピポー?」の元ネタは、恐らく「ビーボ」です(公式サイト)。

 「イカロス」の元ネタは、恐らく「アクロス エンタテインメント」じゃないかなと思います(公式サイト)。
 2008年設立。山寺宏一さんなどが所属している事務所で、『SHIROBAKO』のキャストでは富ヶ谷さん役の岩田光央さんが所属していますね。

 「アクセルツー」の元ネタは……これ以外だったら逆にビックリだ、「アクセルワン」だと思います(公式サイト)
 「アクセルワン」は声優の森川智之さんと福山潤さんが2011年に設立した声優事務所で、ぷろだくしょんバオバブから一緒に移籍した声優さんが多く所属しているみたいです。ちなみに、付属の養成所に「アクセルゼロ」があるそうなので……「ゼロ」→「ワン」→「ツー」と繋がるのか(笑)。

 「ふーげんプロ」の元ネタは「賢プロダクション」ですかね(公式サイトは音が出ます)。
 パロディとしてあまりしっくり来ないんで、「ゆーりんプロ」の方がそれっぽいかなぁ(公式サイト)。
 「賢プロダクション」は内海賢二さんが1984年に設立した声優事務所で、『SHIROBAKO』のキャラでは伊藤静さんが所属していますね。
 「ゆーりんプロ」はよこざわけい子さんが1988年に設立した声優事務所です。

 「コッコ?」は……何だろう……さっぱり分からない……
 相馬れなの所属する事務所なので、今後に出番があるから元ネタなしの架空の事務所とかかも知れません。

―11月19日20時追記―
 コメント欄にて「コッコ」の元ネタは「ケッケコーポレーション」ではないかと情報をもらいました(公式サイト)。自分は全く存じ上げなかった事務所さんなんですが(ごめんなさい)、間違いないと思います。情報ありがとうございました!

 「フプーフ?」も分からない……
 見当もつかない……



 ここからは元ネタとは関係なくて、単なる私の興味なんですけど……
 ここのシーンのリストに書かれている文字がちゃんと読める環境の人いますかね?分かったら、何て書いてあるか教えて欲しいなと。ウチの小さいテレビだと写真のように文字が潰れちゃって……
shirobako4-1.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第4話より引用>

 左から「番号」「役者」「所属事務所」「メモ」……で、次が恐らく「スケジュール」の話だと思うんですね。多分「3~5月末まで」の「毎週木曜14時~」って書いてあって、人によって「KEEP有り」なんかの記述があります。その他はちょっと読めない。
 更にその右は、恐らく「アニメのアフレコ以外の仕事」が「OK」か「内容次第」「NG」「検討中」と分類されているみたいです。一番左が「キャラソン」、一番右が「コスプレ」なのは読めるのだけど……その間は何と書いてあるんでしょう。「OP・ED」と「PV」かなぁ。「PV」が2つあるようにも読める。

――12月27日追記――
 コメント欄にて情報をいただきました。
 左から「キャラソン」「OP・ED歌唱」「EV出演」「EV歌唱」「コスプレ」という条件で、EVとは「イベント」のことだと思われます。今の深夜アニメは作品として「イベント」を行う作品がほとんどですし、レコード会社ごとのイベントだったり、放送局ごとのイベントだったり、とにかくたくさんイベントを行って声優さんがそこに出演するという機会も多いですもんね。

 これは間違いないでしょう。情報ありがとうございました!

 こうやってオーディションの段階で「OK」か「NG」かって情報がリスト化されているんだーと初めて知りました。
 「相馬れな」は流石に売れっ子なだけあって、「KEEP有り」でキャラソンなんかも「内容次第」になっていますね。「坂木しずか」は何にも仕事がないので、「KEEP」もないし、全部「OK」だ!格差社会!



○ 『ファイトク・ロボ』?
○ 『さどか☆マゾカ』?
○ 『もんもんびより』
○ 『アイプリ』

 そんな相馬れなの出演作品。
 リスニング能力に自信ないので、聞き間違えているところもあるかも……というか、『ファイトク・ロボ』って何だろう。元ネタが分かりません。『ファイト・クロボ』?『ハイトク・ロボ』?うーむ、分からん。

 『さどか☆マゾカ』も聞き間違えているかも知れませんが、元ネタは『魔法少女まどか☆マギカ』で間違いないでしょう。
 『まどか☆マギカ』は2011年1月~4月まで放送されていたシャフト制作のアニメで、虚淵玄さんによる先の読めない脚本と、可愛らしいキャラがどんどん追い詰められる展開が話題になり―――大ヒットしただけでなく、多くのフォロワーを生んだ作品と言えます。
 『さどか☆マゾカ』は「劇場版が決まった」と言われていましたが、『まどか☆マギカ』の劇場版は2012年に「総集編」となる前後編、2013年に完全新作が公開されています。

――12月19日21時30分追記――
 音響制作の岸谷さんが挙げた『ファイトクロボ』と『さどか☆マゾカ』は二つの作品ではなく、『背徳ロボ さどか☆マゾカ』という一つの作品名じゃないかとコメント欄で指摘を受けました。確かに、その後に美沙やみどりが『ファイトクロボ』の名前を出していないこと、岸谷さんが「劇場版が決まった」と言っていたことからするとそれで間違いないと思います。


 『もんもんびより』の元ネタは、恐らく『のんのんびより』です。
 『のんのんびより』は月刊コミックアライブで現在も連載中の漫画で、テレビアニメは2013年10~12月に放送され、2期の制作も決定しているそうです(公式サイト)。制作はSILVER LINK.。とある田舎町で過ごす小学生・中学生の女のコ達を描く日常アニメで、ちなみに『SHIROBAKO』4~6話の脚本を書いた吉田玲子さんが「シリーズ構成」を担当していました。

 『アイプリ』は……何だ……?
 『アイカツ!』と『プリティーリズム』を足したのか、『アイマス』も入っているのか。とりあえず全部解説しておきます。
 『アイカツ』は2012年から稼動しているバンダイのアーケードゲームのアニメ展開で、2012年から第1部が放送され、2014年現在も第3部が放送中です。制作はサンライズ。名門アイドル養成校に入学して、アイドル活動をしていくアニメ(公式サイト)。
 『プリティーリズム』はタカラトミーとシンソフィアによる2010年から稼動しているアーケードゲームで、2011年~2014年の6月までテレビアニメ化もされていて。2014年7月からはそれを継承した『プリパラ』が、アーケードゲーム・テレビアニメとして展開されています(公式サイト)。制作はタツノコプロでイイのかな……アイドルを目指す話、でイイんですかね?
 『アイマス』は『アイドルマスター』の略で、元々は2005年から稼動しているアーケードゲームで、それが様々な機種で展開されて、アニメはA-1 Pictures制作で2011年7月~12月に放送され、2014年に劇場版も公開されています。弱小事務所に所属する12人のアイドルがトップアイドルを目指す話です(公式サイト)。


 『ファイトク・ロボ』はちょっと分からないんですが……『まど☆マギ』の劇場版、『のんのんびより』、『プリティーリズム』に出演している声優さんとして「阿澄佳奈」さんはいるんですけど。「相馬れな」さんのモデルということではないと思います。阿澄さんは「年上系ならこの人」ってカンジじゃないですからね。

 「相馬れな」さんのCV.は田村ゆかりさんで、特定のモデルがいるワケではなく、このアニメのオリジナルキャラクターだと思います。多分……今後も出番があるんじゃないですかねぇ。


○ 『虹の町に住む君に』
shirobako4-3.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第4話より引用>

 5人が観ていたアニメ映画。
 これ…元ネタあるんですかね……パッと思いつくものはないんですけど……

 おじいさん役の「よつぎさん」は誰だろう……「四木さん」だったら「三木眞一郎さん」辺りで、「え!三木さんがおじいさん役なの!それは確かに意外すぎる!」と思うんだけど。そもそも作中で実際に声をあてている人がいるんですよね。兼役だろうけど、EDクレジットに表記はありませんでした。

 ちなみにこの映画館「吉祥寺バウスシアター」は現実では閉館されてしまったのだけど、『SHIROBAKO』の世界ではリニューアルして4スクリーンになっているという設定だと監督のコメントがありました。
 Wikipediaに閉館前の写真が残っているので、見比べると面白いかも。閉館のタイミングや「リニューアルして4スクリーンになっている」ことを考えると、ロケハン後に閉館してしまったというよりは、作品の中でだけでも存続させたいという監督の想いなのかもですね……


○ animateの看板に貼られている作品は……?
 ――11月22日追記――
 5人が立ち寄ったアニメイト吉祥寺店の看板に貼られている作品……男のコが複数人で戯れている絵は、何か元ネタがあるワケじゃなくて「それっぽい絵」なのかなーと眺めていたのですが……その奥が

taritari2.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第4話より引用>

 思いっきり『TARI TARI』の3人じゃねえか!
 何回も確認したシーンなのに、気付きませんでした……

 『TARI TARI』は2012年に放送された合唱部を舞台にした青春アニメ。制作は『SHIROBAKO』を作っているP.A.WORKSで、P.A.WORKSの作品を代表する傑作の一つです。この絵でもブルーレイ&DVDボックスの宣伝がされていますが、実際に『TARI TARI』のブルーレイボックスは12月に発売されます(笑)。

TARI TARI Blu-ray Disc BOX (完全初回生産限定商品)
TARI TARI Blu-ray Disc BOX (完全初回生産限定商品)

 「ここまでやるなら『TARI TARI』の名前を書いちゃえばイイんじゃないの?同じP.A.作品なんだし」と思う人もいるかもですが……メーカーは『TARI TARI』がポニーキャニオン発売で、『SHIROBAKO』がワーナーブラザーズ発売なので、大っぴらに「『TARI TARI』のボックスが出ます!」とは宣伝できないんですよね。なので、こそっと宣伝している(笑)。

 ちなみに、実際には「アニメイト限定特典」はないみたい。


○ 『ふしぎ世界の珍事件』
 しずかがボイスオーバーとして仕事したテレビ番組。
 これも別に元ネタがあるワケではなくて、「なんとなくそれっぽい番組名」を付けているのかなと思います。名前は『世界ふしぎ発見!』っぽいけど、内容は『奇跡体験!アンビリバボー』っぽい?


○ 『ビッグ・サーガ』
 今井みどりが「『ビッグ・サーガ』みたいな壮大なファンタジーもののシナリオが書きたいです!」と言っていた作品。壮大なファンタジーものということで……元ネタは『グイン・サーガ』ですかねぇ。
 原作は栗本薫さんの小説で、1979年に1巻が刊行されて「全100巻」という構想で始まったものの、2005年に100巻を越えても完結せず、2009年に作者が亡くなってしまったので130巻まで出たけど「未完」という凄まじい作品です。

 テレビアニメ化は2009年にNHK-BS2にて放送(後にNHK総合でも放送)され、制作はサテライトでした。NHKの公式サイトはこちら。

 『○○サーガ』というタイトルのアニメは他にもあるんですが……「壮大」で「ファンタジー」というと、コレかなぁと。しかし、すごいもんやりたがるな、りーちゃんは。


○ すずきとしぞう
 みどりがあおいに対して「(将来はプロデューサーを目指したらという意味で)よっ!女すずきとしぞう!」と言った人……当然こういう文脈で出てくるのだから、「日本一有名なアニメプロデューサー」ということで。スタジオジブリの「鈴木敏夫」さんで間違いないでしょう。

 元々は徳間書店の編集者で、アニメ雑誌『アニメージュ』で宮崎駿さんの『風の谷のナウシカ』の漫画連載の仕掛け人になり、1989年にスタジオジブリに移籍してからは全映画作品のプロデューサーを担当されています。
 宣伝プロデューサーとして数々の作品をヒットさせ、「ヒット作の仕掛け人」としてアニメファン以外にも認識されている人だと思います。


○ 宮森が歌っているのは……?
 4話の帰宅シーンで、宮森が歌っているのは……6話に名前が出てくる『山ハリネズミ アンデスチャッキー』の歌です。
 詳しくは6話のところで触れますが、『山ハリネズミ アンデスチャッキー』の元ネタは『山ねずみロッキーチャック』です。ただ、流石に歌を似せると色々な権利を侵害しかねないので、『山ねずみロッキーチャック』のOP・EDに似ているというワケでもないと思います。曲調はちょっと似てなくもないけど、歌詞は全然違いますからね……



◇ 第5話「人のせいにしているようなヤツは辞めちまえ!」

○ 『肥豚伝説』
shirobako5-1.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第5話より引用>

 武蔵野アニメーションの会議室に貼られているポスター。2話では「伝説」としか読めなかったのですが、5話にてちゃんとフルタイトルが確認できました。

 肥える←→餓える
 豚←→狼

 ということで、『餓狼伝説』が元ネタだと思われます。
 『餓狼伝説』は1991年からシリーズが始まったSNKによるアーケードの対戦型格闘ゲームで、カプコンによる『ストリートファイターII』とともに格闘ゲームブームを起こした作品です。
 アニメ化は1992年に『バトルファイターズ 餓狼伝説』として特番アニメとしてフジテレビで放送、1993年には『2』、1994年には劇場版『餓狼伝説 -THE MOTION PICTURE-』が公開されました。

 しかし、『肥豚伝説』のキャラの見た目は『ストII』っぽいですよねぇ(笑)。


○ 『裸の催眠術師』
○ 『ハニーとクローバー』
○ 『望遠機動隊』?

 飛ぶ鳥を落とす勢いだった頃の木下監督の作品達。
 元ネタの作品は全部違う監督の作品ですが、この全部が木下監督の作品だったならそれはもうすごいヒットメーカーだったことでしょう!

 『裸の催眠術師』の元ネタは『鋼の錬金術師』でしょう。
 『鋼の錬金術師』は2001年~2010年に月刊少年ガンガンで連載されていた荒川弘さんの漫画で、テレビアニメ化は2003年~2004年と2009年~2010年の2回行われていています。1回目のアニメ化は原作がまだまだ序盤の頃のアニメ化だったためにキャラは一緒だけど設定やストーリーの異なるオリジナル展開の作品で、2回目のアニメ化は原作終了のタイミングに合わせた原作に忠実なアニメ化でした。

 木下監督の「11年前」という台詞があるように、ここでは1回目のアニメ化の方が元ネタでしょう。制作はボンズ、監督は木下監督のモデルとも言われている水島精二さん。当時はまー、とてつもない人気で、前番組の『ガンダムSEED』とともに「土6」枠のブランドを築き上げた作品と言えます。


 『ハニーとクローバー』の元ネタは『ハチミツとクローバー』でしょう。
 原作は2000年~2006年に雑誌を転々としながら連載された羽海野チカさんの漫画で、アニメ化は2005年に1期、2006年に2期が放送されました。制作はJ.C.STAFF、監督は1期がカサヰケンイチさんで、2期が長井龍雪さん。
 フジテレビのノイタミナ枠の第1号で、この作品のアニメ化計画をきっかけに「ノイタミナ枠」が出来たそうです。『ハニーとクローバー』も「アニメファンのみならず幅広い層に好評を得ました」と言われていましたが、『ハチミツとクローバー』も「連続ドラマ感覚」で観ている人が多かったですねー。


 『望遠機動隊』?は、『攻殻機動隊』が元ネタでイイんですかねー。
 望遠←広角←こうかく←攻殻ってことかなぁ。

 『攻殻機動隊』は士郎正宗さんの漫画を原作として、劇場版アニメ・テレビアニメなどのメディアミックスも多数行われています。
 劇場版は監督を押井守さんにして、1995年には『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』、2004年には『イノセンス』が公開。
 テレビ版は監督を神山健治さんにして、2002年~2003年に『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』(地上波では2004年に放送)、2004年~2005年に『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』(地上波では2005年に放送)、2006年にはその続編として長編作品『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』としてパーフェクト・チョイスで放送(後にOVA化)されました。

 『望遠機動隊』は『ハニーとクローバー』の2年後の作品だそうなので……微妙に時期があっていないので、少し自信がないです。他に似たような名前のアニメがあったかなぁ。


○ アニメーション熱海
 shirobako5-2.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第5話より引用>

 木下監督が授与された賞。
 名前に地名が入っている&個人賞がある……ということで、「アニメーション神戸」が元ネタかなと思います(公式サイト)。
 よく見ると……「第18回」と書いてあるみたいですね。「アニメーション神戸」の第18回の「個人賞」を受賞したのは、実は『SHIROBAKO』の監督の水島努さんなのです(笑)。木下監督のモデルと言われている水島精二さんは、手がけた作品は受賞していますが、個人賞は取っていないのでTwitterで羨ましがっていました(笑)。


○ 『超飛空羊羹マジダス』?
 『えくそだすっ!』で原画を描いている堀田さんが子どもの頃に好きだったアニメで、北野さんが参加していた作品。元ネタは『超時空要塞マクロス』でしょう。

 『超時空要塞マクロス』は1982~83年に放送されたSFロボットアニメで、制作はタツノコプロ。『宇宙戦艦ヤマト』『機動戦士ガンダム』と続いてきたロボットアニメのブームに続く作品ですが、リアリティー重視のメカデザインや、戦時下における恋愛ドラマ、作中のキャラクターの「歌」がストーリーに大きく関係する“文化”を描く、などなど画期的な作品でした。
 作品は大ヒットし、以後シリーズ化し、最近では2008年にテレビアニメ『マクロスF』が大ヒットしました。

 『ガンダム』シリーズと並ぶ、日本のリアル系ロボットアニメの代表シリーズですね。


○ 北野三郎
○ 北野サーカス
 実在の人物に関しては、あまり「元ネタは誰」と騒ぐべきじゃないとは思うんですが……ストーリーに深く関わる上に、アニメの歴史を語る上でも欠かせない人だと思うんで書きます。「北野三郎」さんのモデルは、恐らく「板野一郎」さん。

 板野さんは1979年の『機動戦士ガンダム』にて原画マンになり、1980年の『伝説巨神イデオン』では独自のアクション演出が話題を呼び、1982年の『超時空要塞マクロス』で「板野サーカス」という呼び名が有名になります。「北野サーカス」の元ネタはもちろんコレでしょう。

shirobako5-3.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第5話より引用>

 ミサイルが糸を引くように煙を出しながら、絡み合いながら、それぞれに個性を持ちながら航跡を描いて敵に向かうのが特徴です。
 例えば『機動戦士ガンダム』のガンダムのメイン武器は「ビームサーベル」や「ビームライフル」であって、時代劇の“殺陣”やガンマンの“決闘”の延長線にあるものだったのですが。『イデオン』や『マクロス』のメイン武器はミサイルで、敵も多数、敵味方やミサイルが空中で多数飛び交う戦闘シーンがサーカスのようで―――以後の作品に大きな影響を与えたと言われます。『エヴァンゲリヲン』の庵野秀明監督も劇場版『マクロス』に参加して、板野さんから影響を受けたそうですね。

 現在の板野さんはアニメーターとしての仕事はしていなくて、CG制作などを行っている会社グラフィニカのアドバイザーをしているそうです。水島精二監督の最新作CGアニメ映画『楽園追放』にも、モーションアドバイザーとして参加しているみたいですね。

 北野さんが「今3Dの人達にジャパニメーションのコツを教えている」と言っていたのも、板野さんの現在がモデルになっているみたいですね。



◇ 第6話「イデポン宮森 発動篇」

○ スタジオカナン
shirobako6-1.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第6話より引用>

 落合が、どうも引き抜きを受けているっぽい会社。
 「スタジオ○○」というアニメ制作会社はたくさんあるし、引き抜きという展開になったらガッツリとストーリーに絡むのだろうから元ネタがあるワケじゃないんじゃないかなぁと思うのですが……このフォントはどっかで見たような気もするんですよねぇ。


 それと……これは「アニメが元ネタ」ではないんですけど、落合と北条の会話がよく分からなかった人もいるかも知れないんで解説します。

 落合の言っていた「来月はこっちもスターリングラードなんで」とは……1942年~1943年にドイツを始めとした枢軸国軍とソビエト連邦が戦った「スターリングラード攻防戦」のことです。“第二次世界大戦でもっとも激戦とされた戦いの一つ”と言われていて、来月は『えくそだすっ!』の制作が激戦だから離れられないと言っているのです。
 続いて、北条の言う「こっちなんてインパールだぞ」とは……1944年に日本陸軍がインド北東部の都市インパール攻略を目指した作戦のことで、“無謀な作戦”の代名詞として現代でも使われるそうな。落合の「スターリングラード」どころか、北条には「そもそも勝ち目がない」と言っているのだと思います。
 更に「現場は衛生兵のいないオマハ・ビーチのようだ」と続くのですが……これは1944年、アメリカ軍がドイツ軍と戦うために行ったノルマンディ侵攻作戦の舞台の一つです。映画『プライベート・ライアン』でも描かれたように、上陸しようとした兵士が次々と倒れて死体が転がる凄惨な場所になりました。今のスタジオカナンはそれくらい悲惨な状況にある(ので落合に早く来て欲しい)と言っているのです。

 いずれも第二次世界大戦の激戦地で、アニメ制作の現場をそれに喩えているのです。


○ 『花を植えた男』
 矢野さんが宮森と話していて、「手描きを活かしたアニメ」の例に挙げた作品です。自分はこの作品を全く知らなかったですが、元ネタは『木を植えた男』みたいです。
 元々は1953年に書かれたフランスの小説(ノンフィクションのように思われているけど実際にはフィクション)で、それを原作に1987年にカナダにて30分の短編アニメが作られました。約2万枚の色鉛筆のスケッチによるアニメで、制作には4年半かかったそうな。

 様々な賞を受賞し、日本でもパッケージ化されていて、今でもDVDで視聴可能です。


 流石にアニメを仕事にしている二人にとっては「知っていて当然」みたいな作品なんですねー。自分は初めて知りましたよ。



○ 縦尾まり
 坂木しずかの養成所時代の恩師。
 CV.がそうなので、恐らくモデルは「横尾まり」さんだと思います。
 「横尾まり」さんはシグマ・セブン所属の声優でナレーター。1980年代から活躍している声優さんで、『ダンバイン』のミュージィ・ポーの人か!現在ではシグマ・セブン声優養成所などで講師として後進を育ててもいるそうな。

 P.A.WORKS代表の堀川さんのTwitterによると、『SHIROBAKO』では「ベテラン・中堅・新人の縦の繋がり」が一つのテーマみたいです(こことかこことか)。
 北野さんもそうだったけど、縦尾さんもまた「自分の技術を若手に伝えてアニメ自体を育てていく」という人なんですよね。しずかにそれを伝えるシーンが、すごく好きです。


○ ゴドー
 縦尾さんがやると言っていた“お芝居”に出てきた名前……これも別にアニメが元ネタではないですけど、一応解説しておきます。ここでやる演目は恐らく『ゴドーを待ちながら』。サミュエル・ベケットによる不条理演劇の代表作で、後世に多大な影響を与えたそうな。

 ストーリーは、ゴドーには会ったことがないけどゴドーを待つ2人の浮浪者がただただ待ち続けたり、他の人がやってきたり……みたいなカンジ。自分は演劇詳しくないんで初めて知りましたけど、あらすじを読んだらすげえ面白そう。
 この「来るかどうかも分からないゴドーを待ち続ける主人公達」を、「来ない仕事を待ち続けるしずか」に重ね合わせているんですね。


○ 『ビューティードリーマー』
 瀬川さんがアニメーターを目指すきっかけになった作品。
 元ネタは多分、映画『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』です。

 原作は高橋留美子さんの大ヒット漫画で、これは劇場版2作目で1984年に公開されました。制作はスタジオぴえろ、監督・脚本が押井守さん。「押井守」の名を知らしめ、今でも語り継がれる名作ですね。


○ 『山ハリネズミ アンデスチャッキー』
 宮森がアニメ業界を目指すきっかけになった作品。
 4話のところにも書きましたが、4話の帰宅シーンで宮森が歌っているのもこの作品の歌で、2話の冒頭シーン(瀬川さんが倒れているシーン)で宮森が思い出しているのもこの作品だと思われます。

shirobako6-2.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第2話より引用>

 こいつはポピー。
 倒れている方がアンデスチャッキー。

 元ネタは分からなかったのですが、Twitterで教えてもらいました。ありがとうございます。元ネタは『山ねずみロッキーチャック』みたいです。
 アメリカの小説を再構成した作品で、1973年にフジテレビで放送されました。制作はズイヨー映像。主人公の名前はロッキーチャックで、ガールフレンドの名前がポリーです。

 宮森はどうしてこんな昔のアニメを知っているんだと思いましたが、瀬川さんもそういう反応でしたし、これが「どうして宮森が武蔵野アニメーションに入ったのか」という理由なのかも知れませんね。武蔵野アニメーションに貼られているポスターは1970年代の作品がほとんどですから。


○ 『伝説巨大ロボット イデポン』
 さぁ、来ましたよ!
 申し訳ないですが、これは解説が長くなります!ストーリーにガッツリ絡んでくる作品ですからね。

 遠藤さんや下柳さんがアニメ業界を目指すきっかけになった作品です。
 元ネタは『伝説巨神イデオン』。『機動戦士ガンダム』の富野喜幸監督が『ガンダム』の次に作った作品で、1980~1981年に放送されました。ですが、視聴率の低下や玩具の売上が伸び悩み、「打ち切り」になったと言われています。
 それを補完する形で、1982年には劇場版『接触篇』『発動篇』の2本が作られ、同時公開されます。この『発動篇』が真の最終回ということですね。『SHIROBAKO』作中で遠藤さんや下柳さんが熱く語っていたように、「富野監督の最高傑作」と評価する声も少なくないそうです。


 さて……
 「私の話」で申し訳ないのですが、私は現在ブログにて紹介する目的で「バンダイチャンネルの見放題サービス」を利用中です。そこで、たまたま『イデオン』テレビ版を全話視聴中で、これが観終わったら来月には劇場版2本を観るつもりでした。どちらも初見です。
 だから、『SHIROBAKO』に『イデポン』の話が出てきた時は、「『イデオン』の話題キタ―――!」と喜んだ反面、「オイ!ラストのネタバレすんじゃねえよ!!」と正直思いました(笑)。作っている側からすると、まさか34年前の作品が「タイムリーなネタバレ」になるだなんて思いもしなかったでしょうけど。

 なので……私が今観ているテレビ版25話までには、「巨大兵器キュートロア」の元ネタはまだ出てきていませんし、調べるとネタバレになっちゃうので、まだ書けません。申し訳ありません。来月劇場版を観終わったら、この記事を更新しますんで。

――12月27日追記――
 「巨大兵器キュートロワ」の元ネタは「ガンド・ロワ」だと思われます。
 どうも元々『イデオン』のテレビ版のラストに登場させるつもりだったらしく名前だけは出てきたのですが、テレビ版が打ち切りになってしまったがために、実際の登場は“真の最終回”となる劇場版『発動篇』だけになったみたいです。

 超巨大な加粒子砲で、惑星を消滅させるほどのビームが撃てるバッフ・クランの最終兵器でした。『ガンダム』ファンに分かりやすく説明するとコロニーレーザーみたいなものですが、デザインが禍々しくて恐ろしいんです。


 ちょうど今、私は『イデオン』視聴中なので『イデオン』がどういう作品なのかを、25話までしか観ていない私が解説させてもらいますと……
 富野監督の作品は、この前の『ガンダム』も、後の『クロスボーンガンダム』や『ブレンパワード』『ターンエーガンダム』もそうですし、今やっている『Gのレコンギスタ』もそうなんですが……どの作品も「すれちがってしまう心」が描かれていて、『イデオン』はそこを突きつめた作品になっています。

 どうして主人公達「地球人」と「バッフ・クラン星人」が戦っているかというと……初めて見た異星人に対して「ほおっておいたらアイツらから攻撃されるかも知れない!」と攻撃を仕掛けてしまったからだし、その後もお互いに「アイツらのような野蛮な連中にイデオンを渡せばトンデモないことに使われてしまうに違いない!」という不信感を持っていて、なので延々と戦いが終わらないのです。
 「相手を理解しようとする」ことが出来ないから戦いが起こり、死ぬ人々がいて、復讐のためにますます戦いが終わらないという。

 また……「地球」と「バッフ・クラン」も、それぞれ一枚岩ではなく。
 主人公達の船が「地球」に助けを求めてもなかなか助けてはくれないし、「バッフ・クラン」にも独裁政権に対する反乱分子などが存在していて、味方同士にも内紛を抱えていて。
 更に、主人公達の船「ソロシップ」の中でも、イデオンのパイロット達とソロシップの艦長役であるベスの対立や、シェリルとカララの対立などなど……とにかく人間関係がギスギスしている様が描かれているのです。これは前作『ガンダム』でもそうでしたけど、『イデオン』も「すれちがってしまう心」を通して描いていくものがあるのだと思われます。


 これ……実は『SHIROBAKO』4~6話もそうなんですよね。
 「作画」の遠藤さんと、「3D」の下柳さんの対立は、確かにタローが元凶ではあるんだけど、お互いの劣等感と不信感の表れなんですよね。「きっとこの先、3Dのヤツらに仕事を取られていくんだ」みたいな不信感が根っこにあった対立で、「相手を理解しようとする」ことで防げたのだと思うのです。
 4~6話で言えば、木下監督と円さんの「クーラーを付けるかどうか」の対立もあったし、木下監督を本田さんがだまし討ちで軟禁したというのもそうです。

 本来は「仲間」であるはずなのに、ちょっとした意見の食い違いでどんどんギスギスしていく様が描かれていたのです。単に『イデオン』が有名だから『イデポン』を出せばファンが喜ぶだろうって安易なパロディじゃなくて、『イデオン』が34年前に「地球」と「バッフ・クラン」の対立で描いていたテーマを『SHIROBAKO』では「アニメーター」と「3Dクリエイター」の対立などで描いているんです。
 これは「パロディ」でも「オマージュ」でもなくて、「リスペクト」ですよ。


 だから……『ガンダム』大好きで、『イデオン』をちょうど視聴中の自分にとっては、この『SHIROBAKO』4~6話はオールタイムベストに入れるくらい個人的神回だったんですけど。
 『ガンダム』も『イデオン』も知らない人―――この記事が対象にしている「アニメ初心者」の人が6話を観てどう思ったのかは気になります(笑)。


 もうちょっと語っておきますと……
 6話のイデポン展のシーンで、「遠藤さんがイデポン展に来たら下柳さんと鉢合わせになった」という……ある意味で御都合主義的な展開がありましたけど。『イデオン』だとよくあることなんです。
 イデの力で両軍を引き寄せ合わせようとしてか、亜空間飛行(ワープみたいなもの)をしてみたら「げっ!敵艦のすぐそばに出ただとっ!!」みたいなことがあるのです。なので、『イデポン』好きの3人が「これは宮森の意志かも!」なんて言っていたのですね。

 ちなみに一連のシーンのBGM……ずっと『イデオン』っぽいBGMなんです(笑)。
 遠藤さんと下柳さんが何か台詞言い出すところも、恐らく『イデオン』のユウキ・コスモっぽく言っているのだと思われます(自分はまだそのシーンまで来ていないから確信はないけど)。

 「どんだけ『イデオン』好きなんだよ!」と観ながらツッコミたくなりました。
 それで喜んでいる自分も、『イデオン』好きなんでしょうけど。


「伝説巨神イデオン」劇場版 Blu-ray(接触篇、発動篇) 「伝説巨神イデオン」劇場版 Blu-ray(接触篇、発動篇)
矢立肇

flying DOG 2014-03-19
売り上げランキング : 8882

Amazonで詳しく見る by G-Tools

--------------------------------------------------------------------------------
 4~6話の元ネタ解説は以上です。
 『イデオン』のことばかり書いてしまいましたけど……4~6話は「宮森あおいには何が出来るのか」を描いた3話だったと思います。
 4話の居酒屋のシーンでは宮森がみんなに「○○なら出来るよ!」と言っていたのが、6話ではしずかから宮森に「大丈夫!おいちゃんなら何とか出来るよ!」と返ってきて、それが宮森の力になる―――ホントよく練られたストーリーだったと思います。

 『えくそだすっ!』の制作も後半戦に入ってきて、『えくそだすっ!』後の武蔵野アニメーションがどうなるのかみたいな伏線もあるし、当然「宮森あおい」以外の4人の主人公もこれから出番がどんどんあるのだろうし、すごく楽しみです!
 こんなに楽しいアニメが毎週放送されているなんて幸せだし、今から「『SHIROBAKO』終わっちゃったら寂しくなるなぁ……」と心配しています。気が早い!

http://yamanashirei.blog86.fc2.com/blog-entry-1862.html
『SHIROBAKO』第7~10話に登場する元ネタ解説
※ この記事はテレビアニメ『SHIROBAKO』第10話「あと一杯だけね」までのネタバレを含みます。閲覧にはご注意下さい。

 第3弾です!

 『SHIROBAKO』第1~2話に登場する元ネタ解説
 『SHIROBAKO』第4~6話に登場する元ネタ解説

 1~3話と4~6話は、話のまとまりとしても脚本家の担当としても「3話完結」だったのですが……どうも7話以降は、7~8話も9~10話も(多分11~12話も)「2話完結」みたいですね。
 それがよく分からなかったので、10話放送時点で「10話と11話は話が繋がっているのか?」と迷ってしまい、11話を観て「10話と11話は繋がっていないんだな」と確認した上で10話までの元ネタ解説の記事を書くことにしました。遅くなって申し訳ないです。

 11話については直接ネタバレしないように心がけるつもりですが、「11話を観たから分かっていること」はあると思うので何となく文章からそれが伝わってしまうかも知れません。気になる人は、11話を観てから読んでもらった方がイイかも知れないですね。


 「アニメ初心者の人にも、『SHIROBAKO』に出てくる元ネタが分かるように」という狙いで書き始めた記事ですが、正直なところ私もよく分からない元ネタも多く出てきますし、そのことでお叱りを受けることも多いので……「なんでこんな記事を書き始めちゃったんだろう」「もっと詳しい人が書いてくれたらイイのに」と思わなくもないです。


◇ 第7話「ネコでリテイク」

○ 『ぷる天』の説明の時に出てくる字幕
shirobako7-1.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第7話より引用>

 ここまで説明する必要があるかは分かりませんが一応(笑)。
 ニコニコ動画のコメントのパロディです。
 ニコニコ動画(公式サイト)は2006年に設立された動画共有サイトで、最大の特徴は視聴者が動画にコメントを残せるところです。コメントは「この動画の何分何秒に投稿された」ということが反映されるので、上記の画像のように動画の内容に合わせたコメントが流れてくるんですね。自分はニコニコ動画はあまり観ないので詳しくないんですけど、ニコニコ動画好きな人からするとこのコメントは割とリアルらしいです。ワケの分からないコメントも流れているところが(笑)。

 「ニコニコ動画の定番」なのかは分かりませんが、自分がネット上などでよく見かける「定番のコメント」をピックアップして元ネタを解説しようと思います。

 「ざわ…ざわ…」は『賭博黙示録カイジ』や『アカギ~闇に降り立った天才~』などで知られる福本伸行さんの漫画でよく見られる表現で、場の空気がざわめく様子を書き文字で表しています。ニコニコ動画などで使われる時は、「これから何かが起こる」時に使われるのが定番だそうです。

 「世界よ、これがアニメーションだ」は2012年の映画『アベンチャーズ』の日本公開時のキャッチコピー「日本よ、これが映画だ。」のパロディだと思われます。「日本よ、これが映画だ。」は日本映画と日本市場に対する“上から目線”のキャッチコピーということが話題になり、多数のパロディが公式・非公式問わずたくさん出てきましたが……ここで使われているのは日本のアニメを自虐している“下から目線”の表現ですね。

 「おや?美少女のようすが……!!」は、ゲーム『ポケットモンスター』シリーズでポケモンが進化する時の「・・・・おや!?○○のようすが・・・・!」という文章が元ネタだと思います。『ポケモン』だと「可愛かったキャラが進化してゴツくなってしまった」みたいなことがあるので、作画崩壊をそれに合わせているんですかね?

 「qぁwせdrftgyふじこlp」は、キーボードの「Q」のキーと「A」のキーに指を置いて右に滑らせることで出てくる文字列です。文章では表現できない気持ちを表現する時に使ったり、何者かに襲撃されるなどしたダイイングメッセージのように表現したりします。

 「腐ってやがる。早すぎたんだ」は、1984年のアニメ映画『風の谷のナウシカ』に出てくる台詞です。具体的な話はネタバレになるので書きませんが、とあるものが溶け崩れていく様を見た登場人物が発した言葉なので、『ぷる天』の作画崩壊に対して使われるのは忠実なパロディのように思えますが。ネットスラングとして使われる時は、腐女子に対する表現として使われることが多いそうです。


○ 「福山敦美さん」
 絵麻が「2ヶ月で動画から原画に上がった」と言っていて、宮森が「天才」と評した人。
 元ネタは「福島敦子さん」ですかね。ゲーム『ポポロクロイス物語』シリーズのキャラクターデザインとしても有名ですけど、1980年代から様々なアニメの原画を描いていたアニメーターさんです。WEBアニメスタイルにインタビュー記事があったので読んでみると、確かに「動画の期間はあまりない」と仰っていますね。しかし、本人も理由が分かっていないみたいですが(笑)。



◇ 第8話「責めてるんじゃないからね」

○ 『ハムカツ』
 宮森かおりの同僚が「昨日観た?」と訊いてきたドラマ。
 「羅針盤がなくてもこの海は渡ってみせる!」が決め台詞で、同僚がウンザリしていた……ということは、別に元ネタがあるとかじゃないってことでイイのかな。悪口言う場合、元ネタがあると色々まずそうですし。

――12月21日13時追記――
 コメント欄にて、「ハムカツ」は「ドラマのタイトル」ではなく「主演俳優の愛称」ではないかという指摘がありました。確かにそのシーンを見返してみると「昨日のハムカツドラマ観たー?」という台詞なので、「ハムカツ」という愛称の俳優が主演をしているドラマみたいですね。木村拓哉さんを「キムタク」と呼ぶようなもので。

 作中で思いっきり悪口を言っているので、誰か元ネタかは明言しない方が良さそうですけどね……(笑)


○ みやざきいさお
○ ほそかわいずる
 タローが目標と言っていた「名前で客を呼べるアニメ監督」。

 「みやざきいさお」の元ネタは恐らく「宮崎駿」さん。こんな超有名人の解説が必要なのかは分かりませんが一応(笑)。
 テレビアニメ『アルプスの少女ハイジ』のメインスタッフ、『未来少年コナン』の監督を務め、1979年には『ルパン三世 カリオストロの城』でアニメ映画監督デビュー。『風の谷のナウシカ』の漫画連載と映画監督を務め、スタジオジブリの創設以後は『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』『魔女の宅急便』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』などなど代表作は挙げきれないほど。
 『風立ちぬ』を最後に長編映画の制作からは引退を表明していますが、間違いなく日本一有名なアニメ監督でしょう。

 「ほそかわいずる」の元ネタは「細田守」さんでイイのかなぁ。
 1999年~2000年に『劇場版デジモンアドベンチャー』の監督を二作担当して注目を集め、その後スタジオジブリの『ハウルの動く城』の監督に抜擢されるも企画が頓挫(『ハウルの動く城』は後に宮崎駿さんによって作られる)。
 その後、『おジャ魔女どれみドッカ~ン!』や『明日のナージャ』の演出を経て、2006年に公開された『時をかける少女』の監督として再度注目を集めることに。その後の『サマーウォーズ』も大ヒット、スタジオ地図を立ち上げて、その後の『おおかみこどもの雨と雪』も大ヒット。来年の夏には新作映画『バケモノの子』の公開が予定されています。

 タローの言うとおり、現時点で「名前で客を呼べるアニメ監督」に最も相応しい人は、細田さんで間違いないでしょう。


○ 短井監督
 タローが一緒に仕事をしたいと言っていた監督で、文脈からするとカナンで仕事している監督みたいですね。『ロボハル』の監督かどうかは微妙な……

 この名前じゃなかったらスルーしていたと思います(笑)。
 元ネタは恐らく「長井龍雪」さんでしょう。2003~2005年の『まぶらほ』シリーズの監督補佐を務め、2006年の『ハチミツとクローバーII』で初監督、2007年のサンライズ35周年ビッグプロジェクト『アイドルマスター XENOGLOSSIA』でも監督を務めました。どうも……この時期までは、正直「厄介なことが起こった作品のまとめ役に奔走させられる人」という印象だったのですが。

 2008年の『とらドラ!』、2009年の『とある科学の超電磁砲』、2011年には『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』と大ヒット作を連発し、アニメファンからは「今一番新作が楽しみな監督」として注目を集めるようになりました。現在は2015年公開予定の映画『心が叫びたがってるんだ。』の制作中みたいですね。

 長井監督が仕事を一緒にしているアニメ制作会社は、サンライズ、J.C.STAFF、A-1 Pictures辺りなのでカナンの元ネタもこの辺なんですかね。自分は以前はサンライズ=カナン説を唱えていましたが、現在はA-1 Picturesが一番しっくり来るかなぁと思っています。


○ タイタニックから脱出する乗客に演奏を続ける楽団員
 カナンに行く落合に対してあーだこーだ言っているタローが自分を喩えたもの。これは別にアニメじゃないし、有名な話だけど、世代によっては分からないと思ったので一応解説。

 1912年のタイタニック号沈没事故の際に、「乗客達が落ち着いて救命艇に誘導されるように」とウォレス・ハートリー率いるバンドが沈みゆくタイタニック号の中で最後まで演奏を続けたという逸話があるのです。1997年公開の映画『タイタニック』でもこのシーンは描かれていたので、知っている人も多いと思います。

 しかし、バンドメンバーは全員亡くなってしまうので、タローのこの喩えは「流石タローだぜ!」という喩えですね(笑)。



◇ 第9話「何を伝えたかったんだと思う?」

○ ウェスタンエンタテイメント
 メーカーP葛城さんの会社。
 あれ……第1話に台詞が出てきた「バーナキョーダイ社」が葛城さんの会社で、『えくそだすっ!』の円盤を作っているのかなと思っていたんだけど。そういうことではないのか。『えくそだすっ!』のメーカーPが葛城さんで、葛城さんが「ウェスタンエンタテイメント」の人ならば、『えくそだすっ!』のブルーレイ&DVDは「ウェスタンエンタテイメント」から出るんだと思います。

 検索してみたら「イースト・エンタテイメント」というテレビ番組の企画制作などを手がけている会社はあったんだけど、ここはテレビアニメは扱っていないみたいなので元ネタとしては微妙。特に元ネタはないのかも知れませんね。ちょっと分かる人がいたら教えてくださると助かります。


――2月26日23時追記――
 コメント欄にて、葛城さんのモデルが元バンダイビジュアル所属で現在フロンティアワークス所属の轟豊太プロデューサーであると教えてもらいました。そして、「フロンティア」とはそのままの意味ならば「最前線」ですが、アメリカ合衆国の歴史においては「まだ開拓しきっていない西部の地域」という意味なので「ウェスタン」となったのではないかという説をいただきました。
 私もこれはかなり「上手いもじりだ」と思ったので、可能性は高いと思いますし、こうであって欲しいなと思います。

 フロンティアワークスはアニメイトによって2002年に設立された音楽・映像ソフト製作・販売会社で、『マリア様がみてる』『ひぐらしのなく頃に』『STEINS;GATE』なんかが有名かなと思います。
 情報ありがとうございました。


○ 『第三飛行少女隊』
 武蔵野アニメーションとウェスタンエンタテイメントが「アニメ化」として企画提案している大人気作品。どうも原作は漫画みたいですね。

 表紙の絵から察するに女のコが戦闘機に乗って戦う作品らしいです。
 元ネタがありそうで、なさそうな……『えくそだすっ!』に元ネタがないように、『第三飛行少女隊』にも明確な元ネタがあるワケではないと思います。


○ 夜鷹書房
 『第三飛行少女隊』の出版社。
 「○○書房」という名前の出版社はたくさんあるんですけど、「もじりとしてピンと来る出版社」で「漫画や小説を出している出版社」がイマイチ思いつかないですね。半藤さんが割とカンジワルイキャラですし、業界ものとしてカンジワルイものとして描くのは元ネタに失礼でしょうし。これは元ネタがあるわけじゃなくて「元ネタのない架空の出版社」じゃないかなぁと思います。

 とか言って、私が思いつかないだけで、しっくり来る元ネタの出版社があったらどうしましょう(笑)。


――12月21日13時追記――
 コメント欄にて、「夜鷹書房」の元ネタは「富士見書房」ではないかという指摘がありました。言われて見れば確かにしっくり来ます。
 「富士見書房」→「一富士」、「夜鷹書房」→「二鷹」とも考えて。
 「富士見書房」→「3(見)」、「夜鷹書房」→「4(夜)」とも考えられますし。

 何より富士見書房は漫画も小説も出していますからね。
 “カンジワルイキャラ”って書いちゃったけど、どうしましょう……(笑)


○ 『オーダーは亀ですか?』
○ 『とあるお寺の即身仏』
○ 『SSDRII』
○ 『甘城アミューズメントパーク』
○ 『ボールウォッチーズ』
○ 『強気サドル』
○ 『望遠機動隊 amuse』
○ 『ダンツィヒ回廊のエカテリーナ』

 本田さんが眺めていた「とあるネットショッピングサイト」のアニメブルーレイ&DVDランキングの、『えくそだすっ!』以外の作品名です。何度か出ているものもありますね。一応、上から順に書いていきましょう。

 『オーダーは亀ですか?』の元ネタは恐らく『ご注文はうさぎですか?』(公式サイト)でしょう。2014年4~6月に放送されていたアニメで、喫茶店を舞台に女のコ達の日常を描いて視聴者の心をぴょんぴょんさせてくれました。

 『とあるお寺の即身仏』は、第1~2話の元ネタ解説でも触れたように『とある魔術の禁書目録』が元ネタだと思われます。

 『SSDRII』も第1~2話の元ネタ解説にチラッと書きましたが、G.I.STAFFの作品みたいですね。元ネタはちょっと思いつかないんですけど、何かありますかねぇ。

 『甘城アミューズメントパーク』の元ネタは、恐らく現在放送中のアニメ『甘城ブリリアントパーク』(公式サイト)です。制作は京都アニメーション、絵麻の憧れの人がいる会社ですね。消滅寸前の遊園地を主人公が立て直していくお話です。

 『ボールウォッチーズ』は、こういうセンスが私は好きです(笑)。
 元ネタは恐らく『ストライクウィッチーズ』(公式サイト)。2008年にアニメ1期、2010年にアニメ2期が放送され、その後もOVAや劇場版が展開されている人気アニメです。女のコ達が戦う姿が「パンツ じゃないから恥ずかしくないもん! 」という名言を生んだ……というか、私は観たことがないのでこういうふわっとした説明しか出来ないんですねゴメンなさい。

 野球用語で考えて「ストライク」を「ボール」に置き換えただけでなく、サッカー用語である「ボールウォッチャー」(守備側がボールを見てしまってマークを外してしまうこと)ともかけているという。こういうセンスが私は大好きです!

 『強気サドル』の元ネタは『弱虫ペダル』でしょう。
 これはあんまりひねりがなくてイマイチ(笑)。
 『弱虫ペダル』(公式サイト)は現在もアニメが放送中の自転車競技を題材にした作品で、2013年からアニメ1期、2014年からアニメ2期が放送されています。

 『望遠機動隊 amuse』は、4~6話の元ネタ解説にも出てきた『攻殻機動隊』の新プロジェクト『攻殻機動隊 ARISE』が元ネタだと思われます。2013年から全4部として公開された映画で、原作(士郎正宗さん)、劇場版(押井守さん)、S.A.C(神山健治さん)に続く『第4の攻殻』と呼ばれているらしいですね。

 『ダンツィヒ回廊のエカテリーナ』は10話のサワラ・スタジオのシーンで出てくるアニメです。元ネタは分からなかったのだけど、検索してみたら『異国迷路のクロワーゼ』じゃないかと言っている人がいて、なるほど分からんでもないと思いました。
 『異国迷路のクロワーゼ The Animation』は2011年にアニメ化された作品で、19世紀後半にフランスに渡った日本人の少女を主人公にした作品だそうです。

 「ダンツィヒ回廊」が何だかよく分からないんですが、「ダンツィヒ」と「ポーランド回廊」を足した地名ですかね……「回廊」には「細長い領土」と「建物などを取り囲む廊下」という意味があって……迷路を回廊に置き換えて、かつ回廊にくっ付ける言葉としてダンツィヒを持ってきたとすると、元ネタとしてはしっくり来るかなと思います。
 

○ shinanon
shirobako9-1.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第9話より引用>

 本田さんが眺めていた「とあるネットショッピングサイト」。
 ロゴが思いっきりamazon(公式サイト)なんですが……どうして「信濃」?

――12月21日15時追記――
 コメント欄にて、「アマゾン川」と「信濃川」をかけているんじゃないかという指摘がありました。納得です。
 「アマゾン川」は世界最大の流域面積の川で、論争にはなっていますが「世界で一番長い川」という説もあります。「信濃川」は「日本で一番長い川」です。この二つをかけていると考えると、なかなかひねりのあるもじりですね。


○ 『ズーパークストーリー』
 美沙の勤める会社「スーパーメディア・クリエイションズ」の社長が、昔海外でCG制作をしていた作品。

 最初に名前を聞いた時は『ジュラシック・パーク』が元ネタかなと思ったのだけど……美沙が「動物が可愛かった」と言っているし、「ストーリー」と付いているし、『トイストーリー』みたいなキッズ向けに(も)作られている映画が元ネタかなと思ったら。10話に映像が思いっきり出ていました(笑)。

shirobako10-4.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第10話より引用>

 『アイスエイジ』とか『ザ・ペンギンズfrom マダガスカル』辺りのイメージですかねぇ。
 『アイスエイジ』(公式サイト)は2002年公開のCGアニメ映画。数万年前の氷河期に入ろうとした地球を舞台に、マンモス・ナマケモノ・サーベルタイガー等の奮闘を描いた作品です。

 『ザ・ペンギンズfrom マダガスカル』(公式サイト)は、2005年公開のCGアニメ映画『マダガスカル』のスピンオフ作品で、2008年からアメリカで放送されました。動物園の秩序を守るペンギン達の話ということで『ズーパークストーリー』の名前に相応しそうなんですが……スーパーメディア・クリエイションズは「創立10年にも満たない会社」という台詞があるので、年代的にちょっと合致していなさそうですね。


○ 『野球のプリンス様』
 しずかがガヤとしてデビューした作品。略して『やきプリ』。
 ということで、元ネタは『テニプリ』こと『テニスの王子様』で間違いないでしょう。

 ちなみに、登場人物には「越後」「備後」「晋作」「涼」がいて、「越後」は『テニスの王子様』の「越前リョーマ」のパロディみたいです。他のキャラは分からん……『テニプリ』は10年くらい前までは読んでいたんですけど、とんと記憶がなくて。


○ 明日川 源
 『やきプリ』の音響監督。
 モデルは恐らく「明田川 仁」さんです。マジックカプセル所属の音響監督で、父親も音響監督の「明田川 進」さんです。「明日川 源」のモデルは見た目と年齢が近そうな息子さんの方かなと思います。


○ 永井 つかさ
 『やきプリ』の主演声優。
 しずか(20歳か21歳)より年下だけど何本も主役をやっているとか。CV.は山岡ゆりさん。矢野さんとの兼役なので多分元ネタの人はいませんよね……?

 しかし、そう考えると……兼役ではなかった相馬れなは、今後また登場してきそうな……


○ 『グランスピード2』
 美沙の勤める会社「スーパーメディア・クリエイションズ」がCG制作を頼まれたゲーム。
 リアルな車が出てくるレースゲームで考えると、『グランツーリスモ』と『ニード・フォー・スピード』を合わせたのが元ネタというカンジですかね。

 『グランツーリスモ』(公式サイト)は1997年に第1作が発売されたSCEのレースゲームです。現在は『6』まで発売しています。実在する大衆車や高級車などがリアルな挙動で動くのでレースゲームというよりかは「ドライビングシミュレーター」とも言えますね。

 『ニード・フォー・スピード』は1994年に第1作が発売されたEAのレースゲームです。現在までにたくさんのシリーズ作品が出ているので、どれが何やらよく分かりません(最新作の公式サイトはコレかな?)。実在するスポーツカーが多数登場し、2014年には実写映画化もされました。


○ 舞茸しめじ
 『えくそだすっ!』の脚本を書いている人。この流れを見ると、シリーズ構成も担当していると思われます。きのこ+きのこというペンネームから「奈須きのこ」さんが元ネタじゃないかと言っている人も見かけたんですが、「奈須きのこ」さんはアニメの脚本家ではなくてゲームのシナリオや小説を書く人なので可能性は低いと思います。

 多分、モデルのいないアニメオリジナルのキャラじゃないですかねぇ。


○ 『月の子チョビヒゲ』?
shirobako9-2.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第9話より引用>

 まだあったのか武蔵野アニメーションの過去作。元ネタは多分『星の子チョビン』です。
 『星の子チョビン』は1974年に放送されたアニメで、制作はスタジオ・ゼロ。石森章太郎さんの原作で、アニメと同時に漫画も連載されていたそうです。検索したらスタジオ・ゼロは1971年に解散したという話も出てきたんですが、一体どれが真実なんでしょう……



◇ 第10話「あと一杯だけね」

○ サワラ・スタジオ
shirobako10-1.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第10話より引用>

 元ネタは、検索してみたところ「スワラ・プロ」(公式サイト)がロゴがそっくりでそれっぽいですね。「スワラ・プロ」はアニメ・映画・ドラマなどの音響効果制作、音響制作をする会社だそうです。

shirobako10-5.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第10話より引用>

 この画像を見てから……こちらのページの、一番下の画像を見てください!
 似てる!!水槽の位置が違うけど!

 「河野幸泰(こうのゆきやす)」のモデルは、名前の似ている「今野康之(こんのやすゆき)」さんという役員の方がいらっしゃるみたいなのですが……流石に音響効果の人の写真は検索しても出てきませんね。


○ 『ラットハンター』
○ 『ライオンになった王様』
○ 『バルーンおばさんとペット』
○ 『ドラゴンとタマ』
○ 『ミュータントサーモンズ』
○ 『終わりのない旅』
○ 『思い出の魔法都市』
○ 『空色物語』
○ 『秘密の竜骨』
○ 『路地裏カフカ』
○ 『幻想(上)』
shirobako10-2.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第10話より引用>

 美沙の部屋の本棚にあったDVDや本のタイトル。
 勘弁してくれよ、美沙……

 『ラットハンター』は絵柄が『トムとジェリー』っぽいし、『トムとジェリー』も「ネズミを追いかけるネコの話」なんだからこれが元ネタでイイですかね?『トムとジェリー』は1940年代から制作されているアメリカのアニメで、映画、テレビ、OVAなど様々な展開がされています。
 『トムとジェリー』はCGアニメ化の動きもあったみたいなんですが、現在までには作られていないみたいですね。

 『ライオンになった王様』の元ネタは『ラマになった王様』ですかね?
 2000年に公開されたディズニーの長編アニメーション作品で、日本では2001年に公開されました。南米のとある国の王様が魔法使いによってラマに変えられてしまうというお話です。画像では「3D」という記述があるけど、『ラマになった王様』は3D映画じゃないですよね多分……

 『バルーンおばさんとペット』は、元ネタが『カールじいさんの空飛ぶ家』でイイのかなぁ……「ペット」と「空飛ぶ家」は全然もじっていないので、もっとしっくり来る元ネタがあるのかも。『カールじいさんの空飛ぶ家』は2009年公開のピクサーのCGアニメ映画です。
 最近テレビ放送もされていましたね。録画はしたけどまだ観ていないので、どういう話なのかはまだ知りません!観る前にネタバレしたくないんで!!

 『ドラゴンとタマ』の元ネタは多分『ヒックとドラゴン』です。
 『ヒックとドラゴン』は2010年公開のドリームワークスのCGアニメ映画です。ひ弱な少年ヒックがドラゴンとの交流で成長していく話です。

 『ミュータントサーモンズ』の元ネタは恐らく『ミュータントタートルズ』です。
 元々は『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』という名の1984年に出版されたアメコミで、1987年にアメリカでテレビアニメ化されました。日本では1991年にNHK BS2で『アイドル忍者タートルズ』という名で放送された後、1993~1995年にテレビ東京で『ミュータントタートルズ』という名で放送されて人気になりました。
 2000年以降も定期的に新作が作られていて、2012年のシリーズ(日本では2014年放送)はフルCGアニメになったそうです。映画は1990年と1993年に実写映画化され、2007年には『TMNT』という3DCGアニメ映画になり、2014年にはマイケル・ベイ製作の映画『ミュータント・タートルズ』(公式サイト・音が出ます)が大ヒットして続編の制作も決まったそうです(日本での公開は2月)。
 
 美沙が持っているのは、2007年のフルCGアニメ『TMNT』ですかねぇ。

 ここまでがDVD。
 美沙の持っているDVDは、全てアメリカのアニメ(CGアニメもある)となっているのが特徴です。『アンデスチャッキー』が好きな宮森さんや、なにわアニメーションの堀内さんに憧れている絵麻とはちょっと違うんですね。
 
 『終わりのない旅』 『思い出の魔法都市』 『空色物語』 『秘密の竜骨』 『路地裏カフカ』 『幻想(上)』は小説だと思うんですが、小説はアニメや映画とは比べ物にならないほど数が出ているので正直分かりません……
 『秘密の竜骨』 は『折れた竜骨』っぽいとか、『路地裏カフカ』は『海辺のカフカ』っぽいとか、可能性があるものは思いつくのですが。上下巻ではなく文庫本1冊になっていることから元ネタとしては微妙のような。誰か元ネタにピンと来た人は教えてくださるとありがたいです。

 Twitter等でこれまでに指摘された候補としては……

・『終わりのない旅』← 『はてしない物語』
・『思い出の魔法都市』
・『空色物語』 ← 『空色勾玉』
・『秘密の竜骨』← 『折れた竜骨』
・『路地裏カフカ』← 『海辺のカフカ』
・『幻想(上)』← 『幻夜』、『幻華』

 があります。どれも「これだ!」と思えるような「そうか?」と思えるような。タイトルだけだと正直分からないんですねぇ。

――12月21日0時10分追記――
  『幻夜』、『幻華』を追加しました

○ 「スーパーメディア・クリエイションズ」の壁にあるポスター
shirobako10-3.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第10話より引用>

 恐らく「スーパーメディア・クリエイションズ」が過去に関わってきた作品達です。って、あれ?『グランスピード2』の元ネタだと思っていたものがここに出ちゃっているじゃないか!

 まず左端から。
 写真だと分かりづらいですが、右上に「Ziii」という記述があります。これは任天堂が2006年に発売したゲーム機Wiiが元ネタだと思われるので……このポスターのゲームの元ネタは、コードマスターズから発売されたレースゲーム『F1 2009』が怪しいかなと思います。

 真ん中。
 『GREAT FINISH4』というタイトルですが、ロゴが思いっきり『グランツーリスモ』シリーズ(公式サイト)に似ています。ただし、左上に「DREAM STAFF」という記述があって……「この世界線ではドリームキャストで『グランツーリスモ』が発売しているということか!」と思わなくもないです。

 右端。『IIIROOT FOR SPEED』?何て読むんでしょうコレ。
 これも『ニード・フォー・スピード』が元ネタっぽいんですが、ロゴが全然違うんですよね……


アイス・エイジ [Blu-ray] アイス・エイジ [Blu-ray]

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2010-07-02
売り上げランキング : 18719

Amazonで詳しく見る by G-Tools

--------------------------------------------------------------------------------
 7~10話の元ネタ解説は以上です。
 今回は今まで以上に「何が元ネタか分からない……」ものが多くて申し訳ない。「これの元ネタは○○じゃない?」というのが分かった人がいらしたら教えてくださるとありがたいです。

 7~8話は絵麻編で、9~10話は美沙編でしたが、それぞれの話は絵麻や美沙だけの話を描くのではなくて、宮森さんやみどりやしずかにも「これからどうなっていくのか」を考えさせて語らせているのが上手いなと思いますし。『えくそだすっ!』と武蔵野アニメーションがどうなっていくのかにもシンクロしているのが上手いなと思いました。


 それはそうと、私が一番気になったのはこちら!

 shirobako10-6.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第10話より引用>

 小笠原さん「安原さんの猫可愛い!!!」


 ゴスロリ様、メールだとテンション高いのな。
 これ、「瀬川さん」辺りと間違えているんじゃないのかなぁ(笑)。

http://yamanashirei.blog86.fc2.com/blog-entry-1868.html

『SHIROBAKO』第11~14話に登場する元ネタ解説
※ この記事はテレビアニメ『SHIROBAKO』第14話「仁義なきオーディション会議!」までのネタバレを含みます。閲覧にはご注意下さい。

 第4弾です!

 『SHIROBAKO』第1~2話に登場する元ネタ解説
 『SHIROBAKO』第4~6話に登場する元ネタ解説
 『SHIROBAKO』第7~10話に登場する元ネタ解説

 元々この記事は「アニメにあまり詳しくない人でも『SHIROBAKO』を楽しめるように元ネタを解説しよう!」という目的で始めたのですが、始めてみたら自分にも分からないようなネタも多くて四苦八苦、加えてストーリーが進むごとに解説しなきゃいけない元ネタが膨大な量になって四苦八苦しています。

 2クール目になって「話の区切り」がイマイチ分からなくなってしまったのですが、これ以上ストックを増やすと手に負えなくなるのは一目瞭然なので……「11~12話:『えくそだすっ!』最終話制作編」と、「13~14話:『第三飛行少女隊』準備編」の4話をセットにお送りしたいと思います。どうもこの構成だと「13~15話」で一区切りっぽいんですけどねぇ。


 そして、今回も「何だろうこれ……」と私にも分からないものが多いので、分かる人・思いついた人がいらしたらコメント欄ででもお教えくださるとありがたいです。



◇ 第11話「原画売りの少女」

○ アニメ制作会社・個人様一覧
shirobako11-1.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第11話より引用>

 ぎゃーーーーー!
 宮森このやろ!こっちの身にもなってくれよ!と言いたくなるシーンでした。アニメ制作会社と言っても、元請やっているくらいの会社じゃないと私は全然分からないですね。

 「アジュール」は市外局番から大阪の会社であることが分かったので、「大阪 アニメ制作会社」で検索してみたところ「アングル」(公式サイト)という個人事業の会社が見つかりました。1992年にアニメーターである井上哲さんと吉本拓二さんが共同経営で設立、その後吉本さんの班が「イングレッサ」として分離して、井上さんの班が「アングル」として引き継いでいるそうです。
 公式サイトから電話番号を見てもらえれば分かるんですが、電話番号が似ているんですね。

 さて、残りの「秋田production」「アニマル堂」「アブソープ」「アニメアビリティ」「アパダンス」「あにめアコード」「アニメーションいがぐり」「朝露」「あんどモア」「青じそスタジオ」「アニメアローズ」「あにめすたじおささき」「アジールパッサ」「秋雨スタジオ」「アンコール」「アニメギャラクシー」「アドワード」ですが……「名前は似ていても所在地が違う」とか「所在地は一緒でもパロディとして名前のもじりが微妙」とか「そもそも似た名前が思いつかない」とか、そういうのばかりだったので書くのを辞めました。

 「これの元ネタはアレじゃない?」と分かる人がいらしたら教えてくださると助かります。



○ ゾーンの「みたに」さん
 宮森が『えくそだすっ!』最終話の原画を頼もうと声をかけた一人。
 『ぷる天』で木下監督に痛い目を見ているので、速攻で断ってきました。

 「ゾーン」の元ネタは「スタジオディーン」(公式サイト)ですかねぇ。1975年に仕上スタジオとして設立、1982年から制作を開始、ゼロ年代には『マリア様がみてる』、『Fate/stay night』(前のヤツね)、『ひぐらしのなく頃に』などのビッグタイトルを次々と手がけていました。最近で言うと『桜Trick』とか『ログ・ホライズン』の2期を制作していますね。


○ The born
○ 伊波政彦
shirobako11-2.jpg
shirobako11-3.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第11話より引用>

 「The born」の元ネタは「BONES」(公式サイト)だと思われます。
 『カウボーイビバップ』などを手がけたサンライズの第2スタジオが1998年に独立して設立した会社で、『鋼の錬金術師』『交響詩篇エウレカセブン』などアクションの作画力に定評がありますね。最近では『ノラガミ』『スペース☆ダンディ』『棺姫のチャイカ』あたりが有名ですかね。

 「伊波政彦」のモデルは「南 雅彦」さんだと思われます。写真を見てみると、伊波さんより優しそうな人だけど似てなくもない!
 「南 雅彦」さんは大阪芸術大学芸術学部映像計画学科を卒業し、サンライズに入社、制作進行→制作デスク→プロデューサーを経て、1998年に「BONES」を設立、現在の代表取締役です。大阪芸術大学の同級生に漫画家の島本和彦先生がいるため、島本先生の自伝的漫画『アオイホノオ』にも登場します。



○ 『大江戸少女ヘイジ』
 武蔵野アニメーションの面接に来た就活生が好きだと言った作品。
 制作は「そうえい」らしいのだけど、これの元ネタは「東映アニメーション」ですかねぇ。「東映アニメーション」は1948年に設立された古株のアニメ制作会社で、代表例を挙げられないくらいのたくさんの作品を手がけてきました。

 『大江戸少女ヘイジ』の元ネタがしばらく分からなかったのですが、フォロワーさんに教えてもらい、「どうして気付かなかったんだ!」と愕然としました。元ネタは『アルプスの少女ハイジ』(公式サイト)だと思われます。
 『アルプスの少女ハイジ』はスイスの作家ヨハンナ・シュピリの小説を原作に、1974年に日本でテレビアニメ化されました。制作はズイヨー映像で、高畑勲、宮崎駿、小田部羊一、富野喜幸などなど、レジェンド級の人達が関わった作品です。

 ちなみにズイヨー映像は『アルプスの少女ハイジ』の前に『山ねずみロッキーチャック』を制作しています。宮森さんが大好きな『アンデスチャッキー』の元ネタですね。


○ ギブリ
 武蔵野アニメーションの面接に来た就活生の「アニメはギブリくらいしか観たことがない」と言った台詞から。これはもちろん「スタジオジブリ」(公式サイト)が元ネタでしょう。
 1985年徳間書店の出資によって設立されたアニメ制作会社で、宮崎駿監督、高畑勲監督らの劇場版アニメはアニメファン以外からも注目される知名度があり。「アニメはジブリの映画くらいしか観たことない」という人も多いほどです。宮崎駿監督の長編映画からの引退や後継者問題もあって、現在は制作部門の休止が発表されています。

 ちなみにこの就活生は、2クール目のOPによると武蔵野アニメーションで働くみたいですね。


○ 「若さ故の過ち」
 面接で失礼な発言をしたことを思い出してしまった宮森に対して、矢野さんが言った台詞。『機動戦士ガンダム』第1話におけるシャア・アズナブルの有名な台詞「認めたくないものだな、自分自身の若さ故の過ちというものを」を引用しているのだと思われます。
 この台詞の解釈はファンの間でも意見が分かれるのですが、「若い頃に出世を目指してガムシャラに行動していたツケがまわってきた」みたいな意味だと私は思います。

 この台詞が出てくるのは、当然その直前に「サンアップ」という名前を出していることにかけているんだと思います。



○ 宮森が見た幻の町
shirobako11-4.jpg
shirobako11-5.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第11話より引用>

 大手のアニメ制作会社に落ちて武蔵野アニメーションに入った宮森が、他所の会社なら苦労もなくアニメが作られるのに―――と妄想した世界なので。看板一つ一つが「アニメ制作会社」なのだと思われます。

 看板にはモザイクがかかっちゃって何だか分からないですが、下の画像のはアトムかな……?
 『鉄腕アトム』は手塚治虫先生の大ヒット漫画で、アニメ化は1963年~1966年、1980年~1981年、2003年~2004年と3回ほど日本のテレビアニメになっています。1回目は日本初の本格的な週刊テレビアニメと呼ばれていて、制作は虫プロダクション。2回目はそのリメイク作品として作られ、制作は手塚プロダクション。3回目はアトムの誕生日に合わせて作られ、制作はソニーピクチャーズ。

 ということで……この看板は、手塚プロダクションですかねぇ。
 手塚プロダクションは1968年に設立された会社で、手塚治虫さんの会社の中でも「虫プロがアニメ」「手塚プロが漫画」を作る会社でした。しかし、その後に色々あって虫プロが倒産。時を前後して手塚プロの中にもアニメ部門が出来ていたので、虫プロ倒産後は手塚治虫さんの漫画原作アニメを多く手がけました。近年ではグロス請けや制作協力という形で様々な作品のアニメ制作をしているみたいですね。


○ Bプロダクション
shirobako11-6.jpg
shirobako11-7.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第11話より引用>

 ミムジー曰く「町で一番の人気工房」。
 元ネタは「シンエイ動画」(公式サイト)だと思われます。元々は東京ムービーの作品を手がける「Aプロダクション」という会社が、1976年に「シンエイ動画」として独立して設立されました。

 1979年から『ドラえもん』(2作目)を制作し、大大大成功。現在でも放送が続いている長寿番組ですね。『クレヨンしんちゃん』『あたしンち』などのファミリー向けアニメを手がけるだけでなく、最近でも『となりの関くん』や『デンキ街の本屋さん』など深夜アニメも手がけています。まさに超大手。

 モザイクがかかっているキャラクターは……『クレヨンしんちゃん』のしんちゃん、『ドラえもん』のドラえもん、『オバケのQ太郎』のQちゃんは分かりやすいですね。後ろにいるのは……真ん中が『チンプイ』かなぁ。モザイク外す機械が欲しい!誰か持っていませんか、エロイ人!
 ドラえもんが描いているキャラクターは、『キテレツ大百科』のコロ助かと思ったのですが……『キテレツ大百科』はシンエイ動画ではなくスタジオぎゃろっぷが制作なんですよね。別のキャラか?


○ サンアップ
shirobako11-8.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第11話より引用>

 ミムジー曰く「ロボットが手描きなのにバリバリ動く」、ロロ曰く「ロボットアニメはサンアップと言われる」会社で、宮森さんもここを受けて落ちたそうです。
 元ネタは「サンライズ」(公式サイト)で間違いないでしょう。「サンライズ」は1972年に虫プロダクションから独立する形で設立。何といっても1979年からの『機動戦士ガンダム』が大ブームになり、現在でも『ガンダムビルドファイターズトライ』と『Gのレコンギスタ』が放送されていますし、『コードギアス』や『クロスアンジュ』などガンダム以外のロボットアニメも手がけています。

 また、ロボットアニメ以外でも『シティーハンター』や『犬夜叉』『銀魂』などの人気漫画のアニメ化や、『舞-HiME』や『TIGER&BUNNY』などのオリジナルバトルアニメや、近年では何と言っても『ラブライブ!』の大ヒットなど……実はロボットアニメ以外も多数のヒット作を持っているんですよね。

 モザイクがかかっているロボット(モビルスーツ)は、ガンダム、ザク……奥の右端はジムかなぁ。真ん中は色だけならガンダムMk-IIっぽいんですけど、左がガンキャノンだとすると、Mk-IIだけ年代が違うのが気になる……


◇ 第12話「えくそだす・クリスマス」

○ 放送枠
 様々なケースがあるので説明を一般化するのは難しいのですが。
 第1~2話の元ネタ解説の記事に書きましたが、深夜アニメの主なスポンサーには「ブルーレイ&DVDを発売するレコード会社」があって……アニメを放送する枠というのは、このレコード会社がテレビ局に対して持っているというカンジです。

 例えば……東京MXの土曜24時は「アニプレックス枠」だとか。
 東京MXの金曜24時30分は「ワーナー・ブラザース枠」だとか。

 もちろん1回買ったら未来永劫その枠を確保できるワケではないので、枠は入れ替わったりしますし、正直自分も「どこがどこの枠だ」なんて意識して観ているワケではないのですが(ほとんどの場合、録画して後から観ているくらいですし)。
 麻雀をしながら話していることは結構生々しい話ですよね。「人気作なのでもっと浅い時間帯で放送して欲しい」「『えくそだすっ!』の枠じゃ遅すぎる」って話ですから。


○ barmedea(バルメディア)
shirobako12-1.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第12話より引用>

 『第三飛行少女隊』の制作に名乗りを挙げていた会社の一つ。恐らく元ネタは「ディオメディア」(公式サイト)です。「ディオメディア」は2005年にスタジオバルセロナとして設立、2007年にディオメディアへと商号変更されました。『侵略!イカ娘』や『悪魔のリドル』などが有名ですかね。
 今季は『銃皇無尽のファフニール』『美男高校地球防衛部LOVE!』『聖剣使いの禁呪詠唱』『 艦隊これくしょん -艦これ-』と4作品を制作……って、どういう体制で制作しているんだ?


○ 菅野光明
○ 『新世代アヴァンギャルドン』
 『えくそだすっ!』最終話の原画を描いてくれる人を探していた宮森が、最終的に行き着いた人。モデルは『新世紀エヴァンゲリオン』の監督「庵野秀明」さんでしょう。まさかのスーパービッグネーム。こんな人のところに原画を頼みに行くとは、宮森。

 「庵野秀明」さんは大阪芸術大学映像計画学科出身で、11話に出てきた「伊波政彦」のモデル「南雅彦」さんと同級生、島本和彦先生の『アオイホノオ』でも“もう一人の主人公”と呼べるくらい学生時代の姿が描かれています。
 学生時代に『超時空要塞マクロス』の動画~原画を担当、上京後には『風の谷のナウシカ』『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』にもアニメーターとして参加して、宮崎駿監督や板野一郎さんとともに仕事をして学んだそうです。
 OVA『トップをねらえ!』、NHKで放送された『ふしぎの海のナディア』と監督作品が高く評価されて、1995年の『新世紀エヴァンゲリオン』で社会現象を起こします。その後は実写映画の監督などをされていましたが、近年ではリメイク作品とも言える『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の制作にあたっています。

 宮森の言う「テレビ版は観ていないけど劇場版はDVDで拝見しました」というのは、この『新劇場版』のことなのか、1997年の『シト新生』『Air/まごころを、君に』のことなのかは不明です。
 「リアルタイムでは観ていないけどDVDで後から観ました」的なニュアンスなので後者じゃないのかなと思っているのですが、テレビ版を観ていなくて『シト新生』『Air/まごころを、君に』だけ観て話が分かるのだろうか(笑)。

 『SHIROBAKO』の世界の中でも、菅野さんが「木下くんに『アヴァ』の演出をやってもらった」「相変わらず無茶してるなぁ」と言っていましたが、私達の世界の中でも(木下監督のモデルと言われている)水島精二さんは『エヴァ』の演出をやっているんですね。第九話「瞬間、心、重ねて」。確かにあの回は無茶してました!


 前述の島本和彦先生の『アオイホノオ』や、奥さんである安野モヨコ先生のエッセイ漫画『監督不行届』でその姿が描かれているように……アニメ・特撮の知識が半端なく、唐突にその動きをマネてみたりするそうです。
 『SHIROBAKO』に登場する菅野さんも『アンデスチャッキー』の動きを体で表現するなど「伝え聞く庵野さん像」に忠実な上に、彼の超豊富なアニメ知識が宮森を前進させる―――と、ただ単に有名な人を登場させるだけではなく、「庵野秀明」さんにしか出来ないことをストーリーに組み込んでいるあたりが流石ですね。


○ 菅野さん宅にある模型は……?
shirobako12-2.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第12話より引用>

 これは『宇宙戦艦ヤマト』が元ネタなのか、それとも単に(宇宙戦艦ではない)普通の戦艦がモデルなのか。庵野監督は『宇宙戦艦ヤマト』の大ファンだけど、軍事関係のディティールも細かく描く人なので、どちらとも取れますね。
 形状は戦艦大和ではないみたいですが、宇宙戦艦ヤマトをそのまま描くワケにはいかないでしょうし。私は軍事関係にはとんと疎いんでこれが何なのかは分かりません、ゴメンなさい。


――1月21日:追記――
 コメント欄の情報によると、この模型はフランスの潜水艦「スルクフ」か、それを改修したという設定で『終戦のローレライ』という小説&映画に登場した「伊507」という架空の潜水艦ではないかとの話です。潜水艦だったのか、これ。情報ありがとうございました。


○ 「なぎはらう」
shirobako12-3.jpg
shirobako12-4.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第12話より引用>

 これは1984年の映画『風の谷のナウシカ』に出てくる名シーン「なぎはらえ!」が元ネタだと思われます。このシーンを担当したのがアニメーター時代の庵野さんなので、そういうシーンを任せるならともかく、馬が走るシーンを描いて欲しいと言う宮森に「宮森さん、これをワシが描く意味って何だろう?」と菅野さんが言うんですね。

 口調は厳しいし、「突然ワケの分からないことを言い出す」得体の知れない性格のように描かれているけど……菅野さんの言うことがものすごく筋が通っていることは、そういう背景を知っている人は分かるようになっているという。


○ 『ニャンとワンたろう』
 杉江さんが参加していた他社のアニメ。
 元ネタは……何でしょう。言葉の響きから『忍たま乱太郎』(公式サイト)かなと思っていたのですが、微妙にしっくりこないような。もっと「これだ!」と思うものを思いついた人はコメント欄ででも教えてくださると助かります。

 一応、『忍たま乱太郎』の解説も。
 『忍たま乱太郎』は尼子騒兵衛さんのギャグ漫画『落第忍者乱太郎』を原作にしたアニメで、1993年からNHK→NHK教育テレビで放送されて、現在もまだ「初回放送」と「再放送」を繰り返しにしながら続いているそうです。すごいな……


○ 『茶髪のアン』
○ 『サンバの冒険』
 杉江さんが過去に参加していたアニメ作品。

 『茶髪のアン』の元ネタは『赤毛のアン』だと思われます。
 カナダの作家L・M・モンゴメリの小説を原作に、テレビアニメ化は1979年にされました。制作は日本アニメーションで、監督は高畑勲さんです。

  『サンバの冒険』の元ネタは『ガンバの冒険』だと思われます。
 斎藤惇夫さんの児童文学『冒険者たち ガンバと15ひきの仲間』を原作に、1975年に放送された東京ムービー制作のテレビアニメで、監督は出崎統さんです。


○ プラリン
shirobako12-5.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第12話より引用>

 『えくそだすっ!』13話の仕上げに参加している会社……ってことでイイのかな。正直この情報だけなら何とも言えないです。



◇ 第13話「好きな雲って何ですか?」

○ 月刊トップス
 夜鷹書房から発行している『第三飛行少女隊』が連載中の雑誌みたいです。
 さて……「夜鷹書房はどこがモデルなのか?」と前回の記事から話題になっていましたが。

shirobako13-1.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第13話より引用>

 かなり立派なビルですねぇ……私は「夜鷹書房=富士見書房」説に賛同していたのですが、富士見書房は角川書店のブランドカンパニーで自社ビルがあるワケではありません。「月刊トップス」という名前を考えても角川書店の「月刊少年エース」(公式サイト)が元ネタかなぁと思いますし、夜鷹書房も角川書店がモデルなのかなぁと思います。

 「月刊少年エース」は1994年から発行されている漫画雑誌で、アニメやライトノベルとのタイアップ作品も多く連載されていますね。歴代作品で有名なところは『新世紀エヴァンゲリオン』『ケロロ軍曹』あたりですかね。夜鷹書房の尾之上さんが菅野さんの知り合いだったのも、そういう繋がりなのかも知れませんね。


○ スタジオカナブン
 美沙が転職した会社だと思われます。
 ソースはこちら。

shirobako13-2.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』オープニングより引用>

 2クール目のオープニングで5人が戦闘機に乗って飛んでいくシーン、よく見ると一人一人の機体に「所属」と「縁の深いキャラクター」が記されているんです。美沙の場合「スタジオカナブン」と「ズーパークストーリーのキャラ」。


shirobako13-3.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』オープニングより引用>

 絵麻は「ムサニ作画部」と、多分「七福神のキャラ(弁財天?)」。


shirobako13-4.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』オープニングより引用>

 宮森は「武蔵野アニメーション」と「ミムジーとロロ」。


shirobako13-5.jpg
shirobako13-6.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』オープニングより引用>

 みどりは「東京女子学園大学」と、多分「ドストエフスキー」。


shirobako13-7.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』オープニングより引用>

 しずかは「松亭」と「ブタ」。




 ば、バイト先だと……

 そこは「赤鬼プロダクション」じゃないのか……
 あと、誰だオマエ、ブタ……


 話を戻します。
 なので……「スタジオカナブン」には明確なモデルがある会社ではないと思うんですけど、「これだ!」というものがある方はコメント欄ででも教えてくださるとありがたいです。


○ 野亀武志?
 『第三飛行少女隊』の原作者。
 これはEDで「キャラクターデザイン原案」と、しっかりクレジットされていますね。

 クレジットされているのは「野上武志」さん(公式サイト)。
 2001年から少年エースにて『鋼鉄の少女たち』を連載、チャンピオンREDいちごの『セーラー服と重戦車』、『ストライクウィッチーズ』の同人誌(から商業展開されています)、水島努監督の『ガールズ&パンツァー』のキャラクター原案協力などなど……「美少女+ミリタリー」の作品に多く関わっている漫画家さんですね。

 月刊少年エースで連載もされていたし、ここでも「夜鷹書房=角川書店」の裏付けが。

――2月1日追記――
 第16話にて、フルネームは「野亀武蔵」と判明しました。


○ 『??ン3世』
 夜鷹書房の代表作?

shirobako13-9.jpg
shirobako13-10.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第13話より引用>

 「ン」の点が絵になっているところなど……元ネタは『ルパン三世』(公式サイト)でイイのかなぁ。
 1967年からWEEKLY漫画アクションでモンキー・パンチさんが連載していた漫画で、1971年からテレビアニメ化がされ、テレビシリーズ、劇場版アニメ、テレビスペシャルなどなどが作られ、現在でも大人気な作品ですね。実写映画?はて……?

 しかし、『ルパン三世』って双葉社の作品ですよねぇ……
 「夜鷹書房=角川書店」で確定かと思ったのですが、果たして。


○ 『晩酌探偵』
 夜鷹書房のヒット作みたいです。

shirobako13-8.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第13話より引用>

 書店大賞の元ネタは本屋大賞でしょうから、これは「小説」ですね。
 本屋大賞を取っている探偵モノで名前から連想されるのは『謎解きはディナーのあとで』(公式サイト)ですかねぇ。表紙の構図(↓)がパロディっぽいようにも思えますし。

謎解きはディナーのあとで (小学館文庫)
謎解きはディナーのあとで (小学館文庫)

 ただ、これは小学館の小説なんですよねぇ……
 武蔵野アニメーションが特定のアニメ制作会社をモデルにしているワケでもなさそうなのと同じで、夜鷹書房もやはり特定の出版社をモデルにしているワケでもないのかも知れませんね。


◇ 第14話「仁義なきオーディション会議!」

○ タハラザカオフィス
○ ボイスアニマル

 まだあったのか、声優事務所!
 『第三少女飛行隊』のオーディションを受けた声優さんの所属事務所です。
 タハラザカオフィスは「そねあやの」の事務所で、ボイスアニマルは「むささび妙子」の事務所です。その他の事務所は4話の元ネタ解説の時に書いたので、そちらをどうぞ。

 さて……元ネタですが、見当も付きません!声優事務所一覧を探しまくっているのですが、それっぽいものは見つからず。元ネタが分かる人がいたら教えてくださるとありがたいです。


○ 『近年、実妹のようすが若干異変を感じるんだが』
○ 『天使のドリル』
○ 『空のリゾット』
○ 『望遠機動隊』
○ 『自分探しの旅に出よう』
○ 『ラブバンド』
○ 『サドカマゾカ』
○ 『甘城アミューズメントパーク』
○ 『ダンツィヒ回廊のエカテリーナ』
○ 『野球のプリンス様』
○ 『とあるお寺の即身仏』
○ 『オーダーは亀ですか』
○ 『オーダーは亀ですか?』
○ 『TARITARITARI』
○ 『サファイア動物園』
○ 『隣のおじいちゃんと軒下の猫』
○ 『セイカツ!』
○ 『アウトシテミル』
○ 『ボールウィッチーズ』
○ 『SSDR』
○ 『凪のあとから』
○ 『Angel Beat!』
○ 『Another2』
○ 『グラストリップ』

 ぎゃあああああああああ!
 『第三飛行少女隊』のオーディションを受けた声優さんの出演作品(アニメ編)です。

 一つ一ついきますか……
 『近年、実妹のようすが若干異変を感じるんだが』には森口渚が主人公:紙前未槻として出演していたそうです。元ネタは恐らく『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。』(公式サイト)で、主人公の名前は「神前美月」。「神前美月」を演じたのは橋本ちなみさんでした。
 富士見書房の月刊ドラゴンエイジに2010年から連載されている松沢まりさんの漫画が原作で、テレビアニメは2014年1~3月に放送されました。記憶喪失の幽霊にとりつかれた美月が、義理の兄と強制的にイチャイチャさせられるラブコメディでした。制作はproject No.9。

 『天使のドリル』には森口渚が針ヶ谷棺桶として出演していたそうです。元ネタは恐らく『悪魔のリドル』(公式サイト)。名前が似ているキャラは桐ヶ谷柩で、演じていたのは内田愛美さんでした。原作は月刊ニュータイプに連載中の漫画、という説明でイイのかな。
 テレビアニメは2014年4~6月に放送されました。一ノ瀬晴を暗殺するために集められた暗殺者だけのクラス「10年黒組」を舞台にしたアクションアニメでした。制作はディオメディア。
 
 『空のリゾット』には森口渚が出演していたそうです。元ネタは恐らく『天体のメソッド』(公式サイト)です。2014年10~12月に放送されたオリジナルアニメで、円盤が浮かぶ街「霧弥湖」を舞台にした青春群像劇でした。制作はStudio 3Hz。

 『望遠機動隊』には井出きららが出演していたそうです。5話の元ネタ解説で書いたの割愛します。

 『自分探しの旅に出よう』には井出きららが出演していたそうです。え……何だこれ……

 『ラブバンド』にも井出きららが出演していたそうです。ずっと井出きららのターン!
 女性声優の出演作なので、元ネタは恐らく『ラブライブ!』(公式サイト)ですかね。電撃G's magazine、ランティス、サンライズの合同プロジェクトで、様々なメディアミックス展開が行われている作品です。テレビアニメは2013年1~3月、2014年4~6月と2期放送されていて、現在は劇場版アニメが制作中です。高校の廃校を阻止するために、9人の少女がスクールアイドルとして活動を始める学園アニメです。

 『サドカマゾカ』にも井出きららが出演していました。こちらも5話の元ネタ解説で書いたの割愛します。

 『甘城アミューズメントパーク』も井出きららが出演。9話の元ネタ解説で書いたので割愛します。

 『ダンツィヒ回廊のエカテリーナ』も井出きららが出演。どんだけ出てるの。9話の元ネタ解説で書いたので割愛します。

 『野球のプリンス様』でさえも井出きららが出演。女性キャストが少ないって理由でしずかがガヤに呼ばれたのにね。9話の元ネタ解説で書いたので割愛します。9話に井出きららさん出ていないから確認しましたが、それっぽい髪型のコはいませんねぇ。

 『とあるお寺の即身仏』も井出きらら!1話の元ネタ解説で書いたので割愛します。

 『オーダーは亀ですか』は井出きらら。
 『オーダーは亀ですか?』も井出きらら。
 2期が作られているのか!元ネタの『ごちうさ』はまだ1期しか作られていないのに!9話の元ネタ解説で書いたので割愛します。

 『TARITARITARI』にも井出きらら!元ネタは『TARI TARI』(公式サイト)でしょう。そうじゃなかったらビックリです。2012年に放送されたオリジナルアニメで、合唱部を舞台にした青春アニメでした。制作はP.A.WORKS、『SHIROBAKO』と同じ会社ですね。

 『サファイア動物園』にも出演している井出きららさん。どんだけ仕事しているの。元ネタは……何でしょう。宝石+動物という組み合わせで考えると『ジュエルペット』(公式サイト)ですかねぇ。サンリオとセガトイズによるキャラクター展開で、テレビアニメは2009年から続いています。元ネタとしてはあまり自信がありません。

 『隣のおじいちゃんと軒下の猫』にも出ているのです、井出きらら!元ネタは分かりません!どんなアニメですか、これ。

――1月21日追記――
 コメント欄にて『変態王子と笑わない猫。』が元ネタではないかと指摘されました。『変態王子と笑わない猫。』(公式サイト)はさがら総さんのライトノベルを原作に、アニメ化は2013年に行われた作品です。情報ありがとうございました。


 『セイカツ!』にも出ているんですか、井出きららさん。元ネタは恐らく『アイカツ!』(公式サイト)だと思います。バンダイの女児向けアーケードゲームと、それとメディアミックスしたテレビアニメが2012年から放送されています。名門アイドル養成校「スターライト学園」を舞台にアイドル活動をしていく少女達を描いたアニメです。制作はサンライズ。

 『アウトシテミル』も井出きらら……って、あれ?これはアニメでイイのかな。
 名前から連想される元ネタは『インシテミル』で、米澤穂信さんの推理小説です。2010年に実写映画化もされました。時給11万2000円のバイトに参加した12人の男女が、隔離された空間の中でデスゲームに巻き込まれる話です。「アフレコ」と書かれているから、実写に登場したワケではないと思うんですけど。

 『ボールウィッチーズ』にも井出きらら。9話の元ネタ解説で書いたので割愛します。

 『SSDR』に井出きらら。『II』じゃないんですね。1話や9話に出てきた時は『SSDRII』だったんですけど。元ネタは分かりません。

 『凪のあとから』にも井出きららだと!元ネタは『凪のあすから』(公式サイト)でしょう。2013年10月~2014年3月に放送されたオリジナルアニメで、制作はP.A.WORKSです。ここからしばらくP.A.WORKSのターンです。海中で暮らす人々と陸で暮らす人々の交流を描いたファンタジーアニメでした。

 『Angel Beat!』だって井出きららが出てる!『ANGEL BEAT』という恋愛漫画もあるんですが、ここは恐らく『Angel Beats!』(公式サイト)が元ネタでしょう。2010年に放送されたオリジナルアニメで、制作はP.A.WORKSでした。理不尽な人生を送って死んだ者達が集まる死後の学園を舞台に、「成仏」からの「抵抗」を描いた学園アニメでした。

 『Another2』も井出きららさんが出ているなんて!元ネタは恐らく『Another』(公式サイト)でしょう。原作は綾辻行人さんの小説で、テレビアニメ化は2012年に行われました。制作はP.A.WORKSで、監督は水島努さん。『SHIROBAKO』と同じ布陣ですね。
 主人公:榊原恒一が転校してきたクラスには、他のクラスメイトには見えていない見崎鳴という少女がいた―――というところから始まるホラーとミステリーとサスペンスを融合させたようなアニメでした。「Anotherなら死んでた」は、この作品を的確に表現した言葉で好きです。

 『グラストリップ』に!井出きららさん!これでラスト!
 元ネタは恐らく『グラスリップ』(公式サイト)です。2014年7~9月に放送されたオリジナルアニメで、制作はP.A.WORKSです。ガラスなどのキラキラした物によって幻覚を見ることが出来る深水透子と、それを「未来の欠片」と呼ぶ沖倉駆の出会いから、6人の少年少女の恋愛模様を描く青春アニメです。



 深大寺雅さんの過去作は、自分のテレビではちょっと判読出来ませんでした……
 読めた人いたら情報くださると助かります。

shirobako14-1.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第14話より引用>


○ 『新生のオンランドユニグラ』
 『第三飛行少女隊』のオーディションを受けた声優さんの出演作品(ゲーム編)。

 『新生のオンランドユニグラ』は森口渚さんが出演していますが……何だろうこれ……ゲームが元ネタなのに分からないというのは、悔しい。


○ 『ミッドナイトジャパン』
 『第三飛行少女隊』のオーディションを受けた声優さんの出演作品(ラジオ編)。

 『ミッドナイトジャパン』は鈴木京子さんが出演していたラジオだそうですが……よくありそうな名前なので、逆に元ネタとか難しい名前ですね。テキトーに付けた名前という可能性も高そうで。

――1月21日追記――
 コメント欄にて、名前の元ネタは『オールナイトニッポン』じゃないのかという指摘がありました。なるほど。オールナイトニッポンに出ている人を「鈴木京子なんて誰も知らない!」と言うことはないと思うので、自分は考えもしませんでしたが……名前だけそこから取ったっぽいですね。
 「オールナイトニッポン」(公式サイト)はニッポン放送をキー局として全国で放送されている深夜ラジオの番組の“枠”で、1967年からパーソナリティを入れ替えながら続いています。
 情報ありがとうございました。


○ 『武勇伝 ファンブック10』
 『第三飛行少女隊』のオーディションを受けた声優さんの出演作品(ドラマCD編)。

 『武勇伝 ファンブック10』は鈴木京子が出演したドラマCDだそうです。
 ファンブックが10冊も出ている『武勇伝』という作品があるのでしょうが、何が元ネタか分かりません……


○ 俳連ボイスアクターズスクール
 『第三飛行少女隊』のオーディションを受けた声優さんの経歴。

 俳連ボイスアクターズスクールは鈴木京子の経歴に書かれていました。元ネタは恐らく俳協ボイスアクターズスタジオ(公式サイト)です。俳協が声優育成のために運営している俳協付属の声優養成所です。

 そこの出身者と言えば……何と言っても『SHIROBAKO』宮森あおい役の木村珠莉さんですよ!


○ ブッコミゲームス
○ ゴリオシミュージック
○ DKレース・クリエイティブ
 『第三飛行少女隊』のスポンサー。
 「ゲーム会社」「レコード会社」「イベント会社」ってところでしょうか。「ぶっこみ」「ゴリ押し」「出来レース」という名前から分かる通り、作品をダメにするスポンサーへの皮肉として作られているので明確な元ネタの会社があるワケではないと思います。

 ちなみにキャラの名前も…
 ブッコミゲームス プロデューサー遠城 営助(えんじょう?→炎上?)
 ゴリオシミュージック プロデューサー屋良瀬 匠(やらせ→ヤラセ?)
 DKレース・クリエイティブ プロデューサー枕田強(まくらだ→まくらえいぎょう?)

 となっているみたいです。


○ スタジオアミン
○ ルーインフィルム
○ キノンプロ?
○ チャペック
 武蔵野アニメーションに中途採用で入った平岡大輔が所属していたアニメ制作会社。アニメ業界が流動性の高い業界なのかも知れませんが、業界5年目で5つ目の会社というのは……

 名前しか分からないので何とも言えないのですが……「スタジオタイタニック」同様、平岡との因縁もありそうですし明確な元ネタとかはないのかもと思います。もししっくり来る元ネタに思い当たる人がいらしたら、コメント欄ででもお願いします。


――1月21日追記――
 チャペックの元ネタは「ジーベック」、ルーインフィルムの元ネタは「ライデンフィルム」じゃないかという指摘をコメント欄で頂きました。
 「ジーベック」(公式サイト)はProduction I.Gの子会社として1995年に設立、代表作は『機動戦艦ナデシコ』『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』『蒼穹のファフナー』など。最近は『白銀の意思 アルジェヴォルン』を作っていましたね。
 「ライデンフィルム」(公式サイト)は2012年に設立された新しいアニメ制作会社で、『テラフォーマーズ』を制作した会社でしたね。
 情報ありがとうございました。


○ 「(2期は)まずないよね、4~5000の売上じゃ」
 平岡が『えくそだすっ!』について放った言葉。
 ここで言う売上はDVD&ブルーレイの1巻あたりの売上だと思われます。

 何度も書いているように深夜アニメの主なスポンサーはDVD&ブルーレイを出している会社で、制作費を遡れば「DVD&ブルーレイを視聴者に買ってもらう」ことで賄っていると言えます。なので、2期を作るかどうかで一番重要なのは「DVD&ブルーレイの売上」で、4~5000では足りていないと平岡は言いたいのです。

 まず、一アニメファンとして言わせてもらえば「オリジナルアニメで4~5000の売上」は全然悪くない数字だと思います。人気原作だとか、(京アニみたいな)人気スタジオならば数字も残せるでしょうが……オリジナルで、7年元請やっていない武蔵野アニメーションで、久々のテレビアニメの木下監督でこの数字は立派だと思います。
 アニメDVD・BD売り上げまとめwikiを参照すると、2014年のオリジナルアニメ(シリーズものは除く)で4000~5000のラインより売れそうなのって『アルドノア・ゼロ』『クロスアンジュ』『SHIROBAKO』『結城友奈は勇者である』くらいかなぁと思います。それだけ大変なんですよ、オリジナルを売るのって。

 実際に2期が作られるアニメの売上はどのくらいかというと……「出版社が推している作品」「テレビ局が製作に参加している作品」は「DVD&ブルーレイの売上」がそれほどでなくても作られるケースがあるのですが、に6000~8000くらいがボーダーラインかなぁと思います。

 ただ、基本的にオリジナルアニメは2期が作られにくいんです。
 原作ものの場合は「1期だけでは話が完結しない」ことで2期が作られるケースが多いのですが、オリジナルは1期で話が完結してしまうため「2期が作られたオリジナルの深夜アニメ」って数えるほどじゃないかなと思います。パッと思いついたのはテレビ局が推している『PSYCHO-PASS』とかその辺くらいで、オリジナルアニメの続編は「劇場版」か「OVA」になることが多いです(分割2クールはまた別ね)。


○ ヴェルデカンパニー
○ スタジオタイタニック
 『第三飛行少女隊』のグロス請けを引き受けてくれる会社ということで、ナベPが候補に挙げたけど「既に元請の仕事が入っている」のがヴェルデカンパニー、平岡が紹介してくれたのはスタジオタイタニックでした。スタジオタイタニックは恐らくこれから一悶着あるでしょうから……元ネタはないと思われます。

 ヴェルデカンパニーは何か元ネタありそうなんですけど、何でしょう…
 ヴェルデということは「緑」……さっぱり分からん……


風の谷のナウシカ [Blu-ray] 風の谷のナウシカ [Blu-ray]

ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン 2010-07-14
売り上げランキング : 2588

Amazonで詳しく見る by G-Tools

--------------------------------------------------------------------------------
 11~14話の元ネタ解説は以上です。
 今回も「何が元ネタか分からない……」ものが多かったので、「これの元ネタは○○じゃない?」というのが分かった人がいらしたら教えてくださるとありがたいです。

 『SHIROBAKO』も2クール目になって、新展開『第三飛行少女隊』の企画段階からの話になりました。1クール目と違って、出版社の人やスポンサーの人、新しいキャラや会社が「アニメに対して愛のない人達」で、面白いんだけど観ててつらいところも出てきました。まだ企画段階だから「我慢の展開」も多いですしねぇ。


 そんな中、私が気になったところをピックアップ。
shirobako14-2.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第14話より引用>

 ナベPと葛城さんが麻雀をしている相手……4話のオーディションに出てきた『俺様のハーレムが少しずつ崩壊しているかもしれないけどたぶん気のせいかもしれない(仮)』の監督(篠田俊樹)と音響監督(若柱博一)だと思われます。単なる麻雀仲間なのかも知れませんが、ナベPが麻雀をしているのは仕事のためだとこれまで暗に描かれていたので、何かあるのかなと。


 それと、宮森の出した予定表。
shirobako14-3.jpg
<テレビアニメ『SHIROBAKO』第14話より引用>

 写真じゃちょっと読めないと思いますけど、気になるところを幾つか。
 6話と7話の作監が瀬川さんというのは……多分7話が井口さんの間違いだと思うんですけど。気になるのは11話の作監が木佐さんになっているところ。宮森!オマエは、何度裏切られても木佐さんを信用するのか!これが何かのフラグかなあ……と。


 前者は「しずか」のフラグで、後者は「絵麻」のフラグじゃないのかなと思っているのですが……どうでしょう。特に篠田監督は「しずか」に何を付けたのか視聴者には見えないように描かれていたので、あのシーンは意味深だなとずっと思っていたのです。
 それと、OPや公式サイトの2クール目イメージイラストによると絵麻に後輩が出来るみたいで、このコがとても私好みのショートカットの小動物系の女のコなのでとても楽しみです。OPでイチャイチャしている制作進行の新人二人ともども、やさぐれた気分を早く癒して欲しいです!
スポンサーサイト

| 未分類 | コメント(0)

コメント

非公開コメント

トラックバック

http://kimuramasahiko.blog.fc2.com/tb.php/2840-69ee7dbf