火薬と鋼さんより 武術としてのナイフ

http://d.hatena.ne.jp/machida77/20110528

■ 武術としてのナイフ格闘CommentsAdd Star

 またナイフの話。

 今回は武術としてナイフ格闘を学ぶ意義について語る。

 私はこれまでフィリピン武術やロシア武術のナイフ術を学んでいるが、ナイフそのものが好きで学び始めたという変わり種である(そういう人は自分の周囲には他にいない)。トレーニングナイフを使うのだが、それぞれ特徴がある。どちらも軍隊向けの課程ではないので、ここに書く話が全ての同種の武術に通じる話ではないと思っておいたほうが良いだろう。

 まず、いずれの武術においても、おのおのの武術の中心的な体術、技法があり、それに加えてナイフの形状、特性を活かした固有の技術がつながるという特徴がある。

 フィリピン武術で言えば、棒(いわゆるダブルスティック)の技が基本であり、同じ型でナイフも徒手格闘も行う。しかし固有の武器の特性を活かした技法がある。フィリピン武術におけるナイフ格闘の特徴は、このナイフの特性を活かした技法が様々な体術と関連づけられて応用できる点にある。

 フィリピン武術固有の技法は周辺の地域の武術や中国拳法(詠春拳など)に近いが(ジークンドーにおけるブルース・リーとダニー・イノサントの関係を想起されたい)、そうした技法体系とナイフのような武器術が密接につながっており、しかも他の武術・格闘技ともつなげやすい。そういう面白さがある。

 一方ロシア武術ではナイフは、徒手格闘の技法の認識を高めるトレーニングツールとしての側面がある。ナイフを持つと(攻守どちらも)緊張しやすく、また通常の打撃と違って当たっても力でこらえることが無意味である。そしてナイフを介して自他の力の流れを感じ取るにはより繊細な感覚が必要になる。ナイフを使うトレーニングは、徒手格闘のトレーニングよりも長所・短所を拡大して見せてくれる。

 日本でナイフ格闘を学ぶ意義とは、実際にナイフを使うかどうかより、武器の大きさ、形状によって変化する技術の応用の面白さや恐怖の克服といった側面がある。ナイフ格闘を学ぶことは、徒手の技術の理解も深める。

http://d.hatena.ne.jp/machida77/20110523

■[Edged weapon][ナイフ][技法] 現代戦のナイフ格闘CommentsAdd StarublftboGlass_sagaextrameganememoclipHirai

 今日は、「現代のナイフ格闘はどんなものか」という話を書く。

 先日のエントリが結構注目を集めたが、近代化が進んだ現代の戦争でのナイフ格闘をイメージしにくい人もいるようだ。

 訓練や戦術の話をしようかとも思ったが、ややこしいのでパス。

 もっと分かりやすく、現在の戦争でナイフで戦う必要があるシチュエーションについて解説してみる。




襲うか襲われるか

 ナイフを使うシチュエーションは、ほとんど距離・時間・音の都合で生まれる。

 要するに「銃を使うより至近距離」「銃を抜いて構える時間がない」「音を出したくない」といったシチュエーションだ。特に距離は重要で、そもそも遠ければ使いたくともナイフは使えない。

 ナイフの特性を簡単にまとめると次の3点となる。

(1)距離:銃より近くを攻撃する。遠くを攻撃できない。

(2)時間:銃より早く準備・攻撃できる。素手よりは遅いが殺傷力は素手より上。

(3)音:銃より静かでほとんど音を立てない。

 では、こうした特性に合った状況は具体的にどういう戦闘か。

 至近距離の戦闘は「都市部(特に屋内)や密林など視界の悪い戦場」で発生する。そして「隠密行動で他の敵に動きを察知されたくない場合」「あるいは逆に至近距離や隠れていた敵に突如襲撃された場合」にナイフを使う。

 要するに突然間近な距離から襲う時・襲われる時にナイフを使うのである。至近距離でも銃を使ったほうが良いと考える人はいるかもしれないが、銃は至近距離でもはずす可能性があり、銃弾が当たったとしても即座に活動を停止してくれるわけではない(参考: 警察官と刃物の脅威 - 火薬と鋼)。また、銃は構えて狙うというタイムロスがある。突如近い距離から襲われた場合には刃物などの原始的な手段で対応するほうが望ましいのだ。

 このため軍隊でのナイフ格闘技術は迅速さ、即応性が求められ、また後ろから襲うなど隠密行動からの襲撃方法を身に付け、あるいは逆に突如攻撃された時の対処方法を身に付けるのである。こういう状況に頻繁に遭遇するのは、室内への突入、あるいはゲリラ戦など非正規戦闘における場合であり、任務、所属、戦域によっては全く発生しない。

 なお、特殊な用法として捕らえた敵に対する脅しや拷問に使う、というのもある…。




選択肢を選ぶ

 シチュエーション毎の選択を適切に行うにはやはり訓練がいる。

 例えば市街地で突如襲われたとき、ナイフで対処するよりも蹴りなどで距離を取り、他の兵士にフォローしてもらったり銃を構える時間を作ったりすることもできるわけだ。あるいは、こちらが敵を後ろから襲う場合をイメージしてみよう。ナイフではなくギャレット(ワイヤー等で作る絞殺具)で首を絞めるという選択肢もある。静粛性の程度や交戦距離、装備次第では、サプレッサー(サイレンサー)つきの銃のほうが良いこともある。

 また、集団で戦え~第二次大戦の銃剣集団戦術から~ - 火薬と鋼のように複数での運用も当然のことであり、戦術と状況に合わせた武器の運用の一環として、ナイフという選択肢があると考えていい。




ナイフ格闘の達人

 以上のような状況から、軍におけるナイフ格闘技術は、一対一で正面から戦う正々堂々の勝負とは違うものになりがちだ。しかし訓練段階では一対一の正面からの対峙も組み込まれているし、兵士からインストラクターになるような人は実戦経験だけでなくその格闘技術そのものへの興味関心というものもあって、高度で複雑な、対一の勝負に用いる技術にも精通していることが多い(軍隊格闘技に優れた人が趣味でも格闘技に励んでトーナメントに出たり指導者になったりするようなものである)。

 また、上述の選択肢の問題もあって「ナイフだけの達人」は存在しないと思っていい。近接戦闘は銃、ナイフ、素手等の組み合わせで成り立っている。ナイフ格闘は素手の格闘と技術的につながりが強く、ナイフの達人というのは軍隊格闘技にも通じているし、銃器の扱いも高いレベルにあると思っていい。だからアメリカなどでは民間向け・兵士向けのスクールで銃器の扱いとナイフ格闘、徒手格闘を同じところで教えている例は珍しくない。

 なお、軍歴のない民間のインストラクターが兵士に教育する場合もある。そうした場合のインストラクターは、特定の武術・格闘技の指導者であり、自分が習得しているナイフ格闘・徒手格闘を兵士向けにアレンジして教える。




どんなナイフを使うのか

 歴史のある武術のナイフ格闘と、兵士が習得するナイフ格闘では使うナイフが違う。

 伝統武術のナイフは歴史的・文化的な伝統を受け継いだ形状だが、兵士のナイフは量産された近代的なもので、より量産に向いたデザインになっていることが多い。また、兵士のナイフの多くは戦闘専用ではなく多目的に使うことが多く、戦闘専用のナイフよりも比較的耐久性重視の形状であることが多い(切っ先が鈍角である、厚みがある等)。ただし、アメリカなど自由度の高い国ではほとんど兵士は自由にナイフを購入するので、例外が多い。国によって多様なナイフを使う軍とそうではない軍がある。統制の強い国では、軍で支給されるナイフ以外を使う可能性は相対的に少ない。

 文化的歴史的事情により、特定の軍や部隊で特定の形状のナイフしか使わないという例もある。例えばチリ陸軍ではコルボという先端が曲がった輪郭のナイフ(参考)が使われており、ネパールのグルカ兵は有名なククリ(グルカナイフ)(参考)を使う。この他各国でその国独自のナイフを採用しており、ナイフだけでどの国の軍の装備か判断できることも多い。なお、ククリは人気があるので他国でも個人レベルで使われることがあるが、ククリを使うナイフ格闘技術を教えているところは、既存のナイフ格闘の流派にはまずない。道具として使うならともかく武器として使うにはナイフ格闘技術の応用が求められる。

 他の兵士と違う特異なナイフを一人だけ使う兵士は、ナイフを武器より道具として使うことを主目的としていることもある。組織だったナイフ格闘の訓練を受けているのにひとりだけ用法の異なるナイフを使うというのは、無理があるからである(もちろん個人レベルで学んだり応用したりという事は大いにありえる)。この辺の事情は様々だ。

 例外はさておき、オーソドックスなコンバットナイフは、やはりケーバーのようなスタイル、サイズが多い。たいていの軍用シースナイフは刃渡り12~20cmである。より大型のナイフは鉈としての用法が想定されていることが多い。また、コンパクトなナイフやフォールディングナイフ(折り畳みナイフ)は、装備の軽減目的や大型ナイフの控えとして使われている。

 鋸刃がついたサバイバルナイフは多目的ナイフであり、軍採用のものもあるが必ずしも戦闘には適していない。攻防の中で衣類や装備に引っかかって動きがとれなくなることがあるからだ。しかしこうした問題は鋸刃の形状にもよる。

 兵士によっては、ナイフそのものの大きさで攻撃の間合いが変わることにも留意する。例えば刃渡り30cm以上の長いナイフを持っていれば、通常のナイフより遠い間合いの敵に銃以外で対処する選択肢が増える。ナイフの種類も一つの攻撃手段の選択肢となるわけだ。こういう例は一部の組織で実在する。例えばフィリピン海兵隊は長く細い鉈を使う格闘技術を習得し、米軍の特殊部隊の一部では手斧を使う格闘技術を学んでいる。いずれも長い武器、大きな武器で攻撃手段の選択肢を増やしているのだ。




現実は厳しい

 多様な大型ナイフや他の白兵武器が存在していることも、状況に見合った武器選択の難しさの一つである。豊富な選択肢は多様な状況への対応を産み出すが、同時に咄嗟の判断の難しさにもつながる。何しろ銃で殴るという選択肢さえあるわけだ(銃剣は廃れてきているが、銃に打撃用のパーツをつける例もある)。

 近接戦闘に限定して考えても、状況に適した武器・技術の選択というのは、なかなか難しい話なのである。そんな中で標準的な軍用ナイフを使うナイフ格闘は、これまでの多くの経験と技術が積み重なっており、今後も生き延びる装備だと思われる。

http://d.hatena.ne.jp/machida77/20110521

2011-05-21



■[Edged weapon][ナイフ][技法] フィクションにおけるナイフ格闘のリアリティとリアルCommentsAdd StarK1ttenraurublockdimitrygorodokextramegane

肩の調子が悪くてトレーニングに行けないので時間ができた。

以前から書こうと思っていたフィクションのナイフ戦闘について、簡単な解説と現実の技術を取り入れる可能性を書いておこう。




戦闘シーンのナイフ

アニメやゲーム、漫画や小説と様々なフィクションでナイフが登場する。

しかし実際のナイフ格闘の技法が使われる事は少なく、リアリティを詰める方向性の作品でもなかなかちゃんとした技術は登場しない。理由は色々あるだろうが、他の格闘技・武術と比べて他の創作に登場する機会も現実の世界で見る機会も限られているからだろう。

単純に出番が少ないというのもあるかもしれない。また、フィクションにおけるナイフと言えばチンピラ、ゴロツキの武器か、兵士、殺し屋の武器であり、他の格闘技や武術のように丹念に技を描写するのに向いていないこともある。

しかし例えば兵士・元兵士、殺し屋といったプロフェッショナルの描写として、フィクション内のナイフ格闘にはまだまだ現実の技術から取り入れられる部分が多くあるのではないか―と思うのである。

以下、現実のナイフ格闘に存在する要素のうち、フィクションの世界では忘れられがちな要素について紹介してみる。




(1) 持ち手以外の手足

フィクションの世界で特に忘れられがちなこととして、ナイフの持ち手以外の手足の用法が挙げられる。現実には、実用されているナイフ格闘の技術の大半は、ナイフを持つ手以外の手足を攻撃・防御の手段として使っているのだが、フィクションでそういった運用に踏み込んだ作品は少ない。

ナイフだけを攻防に使う技術体系は少なく、大抵はナイフ以外の格闘技術と組み合わされて存在している。日本の昔の剣術が他の武器の技術や体術を含む総合的なものだったのと同じようなものだ。

例えば多くの軍隊格闘技のナイフ術はフィリピン武術が基礎になっているが、これは棒(スティック)や刀剣類のような武器格闘や素手の打撃・関節技などを総合した武術だ。軍隊格闘技でナイフ格闘を教えることは多くあるが、それも素手の格闘技術を同時に学ぶ。

こうした技術を背景に、現実のナイフ格闘ではナイフの持ち手以外の手足を攻防の中で使っている。例えば、右手のナイフで攻撃し、それと合わせて左手で相手の攻撃をさばく・相手の腕を抑える・相手の関節を極めるといった技法は多用される。左右の手に同時に違う仕事をさせることも珍しくない。

ナイフ格闘の受け手は、むしろナイフにだけ集中するのは良くないことも多い。ナイフに気をとられて他の手足からの攻撃をあっさり受けることにつながるからだ。他の武道の経験者でもナイフ格闘のセミナーに来るとナイフにだけとらわれて動きが悪くなる人が結構いる。ナイフに対する恐怖の除去というのは、対ナイフ格闘の基本的なテーマと言っていいだろう。

こうしたナイフ以外の手足の用法は、関節技の攻防を描写しにくいのと同様になかなかフィクションでも描きにくい部分ではある。




(2) ナイフ格闘の手加減

ナイフというと切る・突くという用法しかないと考えている人は多いと思う。

しかし、実際のナイフ格闘の技術では手の延長として関節技の一環に使う、相手を制御するといった技術が存在する。例えば関節にナイフの刀身を当てて極める、ナイフを首に掛けて投げるといった技もある。あえてナイフを使う利点は、ピンポイントで硬い物体が人体に当たるため、より効果的に抑えられること、そしてナイフの分遠い対象まで捕捉する間合いが伸びることだ。刃の側面ではなく刃筋が相手に当たるようにすれば、関節や投げが決まらなくともダメージを与えられる。

ナイフを使うと必ず相手が傷つく・あるいは死ぬといった描写が必然のものになるため、フィクションで手加減を描写するのは難しい。しかしナイフを利用した関節技や投げ技といったものを織り込めば、傷をつけずに技術差を表現することも可能になるだろう。ナイフを使った関節技は、多くの場合刃が相手に当たるように当てて極めるが、わざと峰が当たるように極めれば傷をつけずに制圧することもできる(厳密に言うと動きの中である程度傷がつく可能性が高いが)。

また、ナイフのハンドルエンド(柄頭)を使った打撃や制圧技術もあり、こちらも手加減の描写に向いている。

前述の話のように対武器格闘に慣れていない人間が相手で技術差があると、ナイフを意識させるだけで相手の動きを制限できるので、素手で制圧するのも有効な方法だろう。




(3) ナイフ格闘の出自

上の話から漫画『MASTERキートン』で使われたイロコイ・インディアンのナイフ格闘のテクニックを思い出す人もいるかと思う。「自分の武器を十分、敵に印象づけた後、故意に武器を捨てることで、敵の攻撃パターンを操作することができる」というアレだ。ただし、この元ネタから本当にそういう技術の伝承があるのか調べたが私は裏が取れなかった。

それはさておき、自分や相手の技術の出自を語るというのは、ハッタリが効くのでフィクションでよく使われる(極端な例は男塾)。しかしナイフ格闘について言えば、違う国の技術であっても収斂進化か、はたまた真似をしたのか、同様の技法が含まれていることがあって判断が難しいことがある。

ナイフ格闘技の来歴についてのポイントには以下のようなものがある。ほとんど豆知識の類であまり役に立つ知識ではないかもしれない。




・歴史的にメジャーなものは、ヨーロッパの戦争・決闘用の技術と東南アジア(フィリピン、マレーシア、インドネシア)の総合武術の二種類。現在軍隊などで使われている技術はほとんどこの系譜の影響を受けている。この二系統は交流がないわけではなく、軍隊格闘技のような新興の技術体系の中で混在している。

・日本では柔術、剣術などの古武術の流派に短刀を使うものがいくつもあるが、世界的にも日本国内でもマイナーである。短剣道という武道もあるが、これまたマイナーである。

・一国の軍隊で統一化したナイフ格闘の教育を行うとは限らない。そういった訓練は主に特殊部隊など特定の任務につく人間に限られていることが多い。

・特殊部隊ではあらかじめ軍が用意したナイフ格闘訓練以外に外部から専門家を呼んだり、また個人やチーム単位で外部の道場で訓練を受けたりして技術を学ぶことがある。要するに軍歴だけでは身につけた格闘技術を特定できるとは限らない。ただし、独裁国家など国の統制が強い国では軍隊以外でナイフ格闘を学ぶ機会は稀なので特定しやすいだろう。

・ナイフ格闘には諸流あって特定が難しいが、伝統的な流派ほど複雑・高度な技法を備えている(時に非現実的であると言われることも)。軍隊などではより単純化した技法や少ない手数の技法が好まれる傾向がある。また、同じ流派であっても民間人に教える場合は護身優先となり、兵士に教える場合には攻撃的になるなど、教育対象で訓練課程が変わることがある。




(4) 技の優劣

これはナイフの扱いに限った話ではないが、フィクションでは個々の攻防が孤立していて一連の攻防としての繋がりが切れていることがある。ナイフ格闘が優れた人というのは、流れるように無駄なく最適な技の連携を繰り出せる人なのだが、その辺を描写するのは難しい。こういった事情は他の武術にも言えることだ。

また、映画などで主人公が素手、敵がナイフを持ち、敵が刺そうとするナイフの持ち手を主人公が必死に握って止めるという描写がよく登場する(ゲームではバイオハザード4にもあった)。追い詰められた緊迫感を演出できるシーンであるが、こういう状態に陥るのは攻める側であっても受ける側であっても訓練を受けた人間としては下策である。

力で押し合う膠着状態というのは、変化に対応できない危険な状態なのである。訓練を積んだ人間相手に力押しで対抗しようとすると、逆にその硬直や力を利用されて一方的にやられる可能性が高い。こういう状態に完全になる前に自他の力の流れやポジションを読み合い、優位な体勢に移行するのがベストだ。膠着状態がありえないということではなく、多くのナイフ格闘の技術体系では避けるべき状態とされているということである。




→おまけで映画のナイフ格闘の具体例を紹介する
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