世界のステッキ武術  アイルランドの棒術



http://d.hatena.ne.jp/machida77/20131007

■[技法] 護身用にステッキをAdd Star

最近ニュースの紹介ばかりでまとまった記事を書いていなかった。

以前書きかけた記事があるので、それを書き上げてアップしておく。


もう何年も前のことだが、足を痛めて不自由をしていた時に「歳をとったら護身用ステッキを持とうか」と考えたことがある。

ステッキを護身用に使うというのはイギリスのヴィクトリア朝の護身術や日本の明治時代の柔術などに見られ、それ以外でも多くの国、時代に例がある。

よく知られているのはコナン・ドイルの小説の中でシャーロック・ホームズが使った格闘技バリツの由来となったとも言われているバーティツか(「バリツ」そのものを知らない人も結構いそうだが)。


バーティツのステッキ術の記事 » Self Defence with a Walking Stick


様々な流派の個人・団体によってステッキ護身術は現在でも教えられており、多くの場合オーソドックスな木製のステッキを使うのだが、ステッキ自体最初から護身用として造られているものもある。

護身用を謳っているステッキをいくつか紹介してみよう。なお、仕込み杖まで紹介すると多すぎるので、仕込みは紹介しない。


リブセイ・コンバット・ケイン

カスタムナイフメーカーがステッキ術用のステッキも作っている。

Livesay Combat Cane

これは西洋の護身用ステッキの典型的な形状の一つ。

握りの末端が鋭く、相手に引っ掛けやすくなっており、シャフト部分に滑り止めの凹凸が加工されている。流派にもよるが、この種の加工が施された護身用ステッキは多い。


ACSDのステッキ

American Cane Self-Defense Canes

ACSD= American Cane Self Defenseの製品。ステッキ護身術団体Cane-Do-Kai(ケイン道会)の設立者Joe Robainaデザインのステッキが販売されている。 ここは木製からアルミ製まで色々なモデルがある。フック状の握りのものが中心で、強度や滑り止めに工夫がある。

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アンブレイカブル・アンブレラ

護身用の傘。これは色々なところで紹介された有名な商品である。

Unbreakable Umbrella |

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もともとステッキ術は傘術でもあり、大抵の技術は傘でも使える。しかし傘は耐久性が低い。そこでこのように護身術に使える頑丈な傘が販売されている。


コールドスチールのステッキ

Cold Steel Knivesは民族武器、伝統武器の量産品として護身用のステッキ、杖も製造販売している。オーソドックスなステッキの形状ではない。ほとんど樹脂製で強度はあるが安っぽい外見である。

African Walking Stick - Cold Steel Knives

Aluminum Head City Stick - Cold Steel Knives

Irish Blackthorn Walking Stick - Cold Steel Knives


シチズン

もう販売されていない商品。

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The Citizenは握りの部分を動かしてトンファー状になるステッキだ。価格49.99ドル。

これはかなり短命な商品で、公式サイトは2年持たなかったと記憶している。


ブラック・スウィフト

http://www.blackswiftsticks.com/

軽量を売りにしたステッキ。握りが球状で、シャフトの素材・重さの違うバリエーションがある。


ケイン・マスターズのステッキ

http://www.canemasters.com/

ここは木製の護身用ステッキのほか、普通のステッキ、ストックなども販売している。

握り部分や滑り止めに工夫があるほか、Street Smart Samurai Combat Caneのようにシャフト部分に角があって効果的にダメージを与えられるようになっているものもある。


ウッデン・スチールのステッキ

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木刀などの武術用品の店が護身用のステッキも販売している。素材、形状などカスタマイズ可能な点が特徴。


SDKサプライ

カナダの剣道・居合道中心の武道用品店でステッキ術練習用ステッキを販売している。

http://sdksupplies.netfirms.com/cat_stdhickory.html

この種のシンプルな練習用ステッキは他にも多くの団体・販売店が売っており、紹介しきれない。


ユニバーサル・アウトフィッターのG-10製ステッキ

http://stores.universal-outfitters.com/Detail.bok?no=126

護身用ステッキとしてG-10製は珍しい。


シレイリー(シレラグ、シレイラ)

シレイリー(シレラグ、シレイラ)は、いわゆるステッキとは違う民族性の強い道具・武器。上で紹介したコールドスチールの製品の一つは、これが元になっている。

アイルランドの棍棒・杖であるシレイリーは、歩行の補助用の杖であると同時に武器でもある。完全に武器としてだけ作っている人もいる。リンボク(ブラックソーン)やオークを素材とし、根の分岐や塊を利用してノブ状の握りを形作るのが特徴。

シレイリーを作るメーカーは複数いる。下は一例。

http://www.oldeshillelagh.com/

シレイリーを使うアイルランドの棒術は、現在ではアイルランドよりもむしろアイルランド移民の多い他国で民族意識とともに広まっている。

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