古式ムエタイを一躍有名にした映画マッハ とトニージャー  そして21世紀のタイでなんと古式ムエタイ ムエボラーンの試合が復活!


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Ong bak(2003) 投稿者 movie-play


Tony Jaa demonstration - Japan Tv 投稿者 CallumEzra




















http://www.h7.dion.ne.jp/~eiga-kan/Ong-bak.htm
マッハ!!!!!!!!
Ong-bak 2003年 タイ




スタッフ/キャスト


製作: プラッチャヤー・ピンゲーオ
スカンヤー・ウォンサターバット
監督: プラッチャヤー・ピンゲーオ
製作総指揮: ソムサック・デーチャラタナプラスート
脚本: スパチャイ・シティアンポーンパン
撮影: ナタウット・キティクン
美術: アッカデート・ゲーオコート
編集: タナット・スンシン
タナパット・タウィースック
 
出演: トニー・ジャー
ペットターイ・ウォンカムラオ
プマワーリー・ヨートガモン
スチャオ・ポンウィライ
チェータウット・ワチャラクン
ルンラウィー・バリジンダークン

108分



ストーリー
 タイの田舎の村ノンプラドゥで、住民に信仰の対象として崇められていた仏像“オンバク”の頭が盗まれてしまった! 古式ムエタイの奥義を極めている青年ティンは、村人たちの期待を一身に背負い、オンバクの行方を追って大都会バンコクへと向かう!

 村の出身者ハム・レイのところを訪ねたティンだったが、借金取りに追われているハム・レイは、ティンが村人から預かってきた大事なお金をくすねて逃げてしまう! 慌てて後を追いかけたティンは賭け闘技場でハム・レイを捕まえたが、彼は既に全額をスってしまっていた。
 お金を取り戻そうと踏み出したティンは人々の作る輪の中へ・・・、それを見て一斉に湧き立つ観客たち! そう、彼は「今夜のチャンピョン」への新しい挑戦者に間違われてしまったのだ! いきなりの事に状況が飲み込めないティンに向かって、チャンピョンは問答無用に襲いかかってくる! ティン、大ピンチか!?
 しかし、ティンはカウンターで蹴りを放つと、一発でチャンピョンをノシてしまった! その様子を憎々しげに見詰める階上の男・・・、彼はティンの対戦相手に大金を賭けていたのだ。
 その男、コム・タンは一帯を取り仕切るギャングの大ボスであり、しかも、仏像の違法売買の総元締めでもあった。彼はティンを強引に賭け闘技の舞台に引っ張り出すと、次々と強敵たちを差し向ける!
 度重なる挑発を前に、ティンは遂に封印していた古式ムエタイの技を開放すると、立ち塞がる敵たちを打ち倒し、仏像密売団の陰謀に立ち向かう!!

レビュー
一、CGを使いません
二、ワイヤーを使いません
三、スタントマンを使いません
四、早回しを使いません
五、最強の格闘技ムエタイを使います
 というキャッチコピーが話題を呼んだタイ産アクション映画。次世代を担うアクションスターとして期待を集めるトニー・ジャーの主演デビュー作だ!

<ジャッキーを超えた?>
 この映画、「はじめてジャッキー・チェンの映画を見た時の衝撃!」とか、「トニー・ジャーは全盛期のジャッキーを超えてる!」などなど、熱狂的に迎えられていて、現に主役を演じるトニー・ジャーの身体能力が“全盛期のジャッキー”をも超えている事は予告編やプロモーションの映像を見るだけでも明らかだったので、近年の生半可なアクション映画に煮え切らない思いを抱いていた私としては、かなり期待を抱いてました。

 トリックや撮影技術の助けを借りたとしても、基本はあくまでも生身のアクションで魅せているジャッキーのような役者にとって、「加齢」というものはスポーツ選手のそれに相当するほど深刻な問題です。どんなに優秀な選手であっても、四十を過ぎれば衰えを見せるもの。「記録は破られるためにある」と言いますが、ジャッキー自身が、自分の以前の映画を超えられないのなら、別の人に超えてもらうしかありません。
 私はジャッキー映画で育った世代の人間なので、なんら感慨がないというわけではありませんでしたが、新しい世代が古い世代を超えていくのは健全な事なので、新世代のアクション映画を、そして新世代のアクションスター、トニー・ジャーを暖かい拍手で迎えてあげるつもりでした。でも・・・


 まず、細かいトコからツッコミ入れますと、あのキャッチコピーには微妙に偽りアリですね。
一、CGを使いません
 いや、使ってますよ。・・・と言っても、飛び散る火花の表現とか、人が巨石の下敷きになるシーンとかで使用しているだけで、トニー・ジャーのスタントを誤魔化すのに使っているわけではないので、これはセーフ!
二、ワイヤーを使いません
 カーチェイスの場面などで命綱として使ってますが、トニー・ジャーが使っているわけではないので、これもセーフ? でも、ワイヤーを使っているところでは、ワイヤーを映さないように粒子の粗い白みがかった映像になるのですが(←ジャッキーの映画と同じだね)、トニー・ジャーのアクション場面でも、一箇所だけ同じように白みがかるところがあるんですよ。まあ、これについてははっきりと言えないので、とりあえず保留。
三、スタントマンを使いません
 普通に使ってますが、これもトニー・ジャーが使っているわけではないのでセーフ! 全然問題ないです。
四、早回しを使いません
 これが一番怪しいですね。格闘以外のシーンでの使用については完全に無視しておくとして、肝心の格闘シーンでも、映写速度が微妙におかしくなるところがあるように見受けられました。でも、ホント、微々たるものなので、ムキになって指摘するほどの事もないでしょう。

 ところでこの映画って、タイ本国でもホントにこういう謳い文句で売っていたんですか? 日本の配給会社が勝手にデッチ上げたんじゃありません? それに「トリック」を用いる事で映画が面白くなるのなら、寧ろ歓迎したいという気持ちもありますし、使っていたとしても、別にどうだと言うことはないんですけどね。現にトランポリンは使ったりしているのですが、ワイヤーには目くじら立てて、トランポリンはOKってのも変な言い草。まあ、つまらないイチャモンつけるのはいい加減止めて、素直に映画を楽しむ事にしましょ!

 ・・・とは言ったものの・・・

 この『マッハ!』って、あんまり気持ち良くないですよねー。映画としてのカタルシスが絶対的に不足してるの。確かに「アクション」自体は凄いんだけど、脚本がダメダメ・・・。中途半端なシチュエーションしか用意していないものだから、トニー・ジャーがいくら神業を披露したところで、それらがカタルシスを爆発させるための起爆剤としての役割を果たしてくれないんです。これじゃあ「びっくり人間大賞」を見てるのと大して変わりありません。

 私だってよく言ってますよ、つまらないアクション映画を見た時に。「ストーリーなんてどうでもいいからアクションだけ頑張ってくれ」って。でも、それって「必要最低限」のストーリーがある事を前提にして言ってるんですよね(^^; 私が見たいのは「アクション」じゃなくて、「アクション映画」だって事。かのジャッキーも、「映画って言うより、スタントの寄せ集めだ」みたいな事を言われてケチつけられてたものですが、これなんかと比べれば、ずっと「映画」やってます。
 撮影のみならず編集にも並々ならぬコダワリを持っていて、自前の編集機を愛用しているようなジャッキーって、良きにつけ悪きにつけ、結構な「映画人」なんですよ。


 この映画、まず、悪役の描き方が不十分。コイツらが如何に悪いヤツかという事を事前に示しておいてもらわないと、決着がついた時に、なんの感慨も湧きません。
 ヤクの売人の「ドン」というキャラは、裏家業から足を洗おうとした女性を理不尽に殺したりして、一応「憎まれ役」としての責務を果たしているのですが、真打ちであるはずのギャング団の連中が人を殺している映像はないんです。まあ、それならそれで、『特攻野郎Aチーム』や「タイムボカン」みたいに、御気楽路線で行ってくれればいいのですが、半端にハード路線に進めていくので、何やらおかしな雲行きに・・・。だってこれじゃあ主人公のティンだけが一方的に殺しまくってる事になっちゃうんですよ。最低でも4、5人は殺してます。まあ、そのくらい気にするほどの数じゃないと言えばそうかも知れませんが、しっかりとした選別がなされてない点も引っ掛かるんですよねー。

 とりあえず、途中まではそこそこ楽しみながら見てたんですが、あの三輪自動車でのカーチェイスのシーン・・・、あの終わりのところで自動車が爆発炎上したのを見た時点で、すっかり気分が冷めてしまいました・・・
 あの連中って、スッゴい悪人って言うより、街のチンピラ程度の扱いだったでしょ。ティンが直接手を下したわけじゃないけど、何も死なせる必要なんてなかったんじゃない? たぶん絵的に派手なものが欲しかったって事なんでしょうが、車の中で燃えている人型の物体までしっかりと見えていて・・・
 人殺しのドンは生かしたままで終わるクセに、どうでもいいようなザコキャラはその場のノリで殺してしまうなんて、本当に安直な脚本です( ̄~ ̄;)

<アクションスター、トニー・ジャー>
 勿体無いですよねー。トニー・ジャーの体技には目を見張るものがあるんですよ。ジェット・リーがよくやるアレ・・・、人の肩や頭の上を走って人垣を越えるヤツ。あんな「まずワイヤー有りき」みたいな技を、真正直にワイヤー無しでやってしまうんです(笑)。人の肩の上を走って、落下しながら最後のヤツに肘鉄喰らわしたりして。スッゲー、スッゲー、マジスッゲー!(←わたしゃ中学生か(^^; )
 ジャッキー映画よろしいような市場での追い駆けっこのシーンでも、バック転やら宙返りやらをキメまくり。車の下をすり抜けたり、車の上を跳び越えたり。こんなにもスゴい事やってるのに、こんなにもパッとしない事の方が不思議です。やっぱアクション映画って、緩急の生かし方がキモなんですね。

 予告編やCMで御馴染みの“足を燃やしながらのキック”もカッコ良かったのですが、こういう大技はここぞという場面まで取っといてくれないと。どうでもいいようなザコキャラ相手に必要以上に大技かまして、その度にスローモーション&リプレイ映像になるものだから、テンポが死にまくって爽快感が薄れました。

 あと、リアルヒットのリアルファイトを売りにした映画なのに、電気ビリビリで感電させようとしたり、ノコギリで攻撃されて出血しっちゃったり、セガール映画よろしく腕や足をバッキンボッキンやっちゃったりするのは完全に蛇足でしたね。こういうのは見るからに嘘っぽくて、リアル感を欠いてますから・・・

 別に頭ごなしに批判しているわけではないんですよ。ただ、これだけの素材があれば、もっとスッゴく面白い映画にできたと思うので、惜しまれてしまうんですよねー。あと一歩のところで傑作にはなれなかった感じです。

<俳優トニー・ジャー>
 まあ、トニー・ジャー自身にも責はありますよね。彼って顔に全然「力」がないの。敵に拳を上げる時、ヒーローたるもの、その顔に「正義感」にしろ「復讐心」にしろ、なんらかの激情を湛えていてくれないと。ただ黙々とスタントをこなして、ただ黙々と敵を打ち据えてるだけじゃ、全然感情移入できません。
 演技が全くダメなトニーに気を使っての事なのでしょうが、しゃべれない設定のキャラだと言われても納得してしまいそうなくらいセリフも少ないので、まるで主人公じゃないみたい。物語の中で全然「動的」な役割を果たしていないんですよ。
 お調子者のハム・レイとヒロイン的役回りのムエが中心になって話を進めて、トニー演じるティンはところどころで「格闘要員」として見せ場を作るだけ。もっと主体的に動いてくれない事には、「ヒーロー」とは言えません。敵が挑発を仕掛けてきてるところでも、なかなか身を乗り出してくれないので、いい加減ジレったくなってしまいましたよ。悪者が女の子にイタズラしてても知らんぷり。寧ろ、もっと直情的な分かり易いキャラにしてくれた方が観客の共感を呼べたと思うんですけどね。「ムエタイなんてただの見世物だ!」とか言われただけでもカチンッとなって飛び出してっちゃうくらい(笑)。
 「ムエタイの使用を師匠に禁じられてる」という設定をもっと強調してくれれば、これでも成立したと思うのですが、「耐えて→耐えて→最後で爆発!」とかいう路線で行くでもなく、結構簡単に開放しちゃってるし、ホント中途半端・・・


 おっと、そう言えば、例のキャッチコピーの最後のヤツ・・・、五つ目のヤツを紹介するのを忘れてましたね。

五、最強の格闘技ムエタイを使います
 うん! これは文句なし。肘、肘、肘! これでもかとばかりに肘! 上から右から左から、そして両側面から同時に肘! 普通、人間の肩はこうは回らないっていう角度から繰り出される肘打ち!(@_@;) 攻撃だけじゃなくて防御にも肘! 敵がイスやテーブルで殴りかかってきても、避けるとかするでなくて、肘でもってガツンと受ける! 敵が花瓶を振りかざせば、花瓶ごと頭をズバコンッ! そして膝! 相手がイスを抱えている時とか、リーチを考えれば普通の蹴りの方が無難な場合でも、躊躇なく飛び込んでいって膝蹴り! バイクで走ってくる敵に向かってトラックの荷台からジャンプして、落下しながらの膝でヘルメットをかち割っちゃう技は掛け値なしにスゴイかった!

 喰らう方も大変ですよね。一応、服やカツラの下にプロテクターを仕込んではいますが、めいっぱい助走がついた攻撃をマトモに受けるんですから、ホント、タマらなかったと思います。
 防具の付けられない顔面を蹴られる人もいるのですが、蹴り足が飛んでくるだいぶ前から「イタイ、イタイ、イタイ!」って顔になっちゃってましたよ(笑)。(←これにはちょっとシラけたかな?(^^; )


 そうこう言いつつ、近年で一番、"生身”で魅せてくれたアクション映画である事は確かなので、アクション映画ファンなら見過ごす事ができない一本ですね。無性に体を動かしたくなる事、請け合いですよ。でも、くれぐれも良い子はマネしちゃダメ! カンフー映画と違ってマジにヤバい技が多いですから、調子こいて肘や膝を連打してたら、すぐに鼻血ブーッしたり、脳震盪で卒倒する事になっちゃいます(^^;


http://mayugonforupload.wix.com/muayboran555


古式ムエタイ(ムエボラン)について


古式ムエタイ(ムエボラン)とは、現在の競技化されたムエタイ以前に行われていた素手素足を主とする禁じ手のない戦闘技法です。



その歴史には諸説ありますが、スコータイ時代(1238~1377)は、「マイシーソーク」と呼ばれ、アユタヤ時代(1350~1767)からラタナコーシン時代(1782~現在)初期にかけて、「パフユ」と呼ばれるようになり、国名がサイアム(シャム)からタイへ変わった後は、「ムエタイ(タイ国の拳法)」と呼ばれるようになりました。



スコータイ時代は、各地で民族間の紛争が絶えず、その頃から軍人だけでなく民間人も自己防衛手段としてムエボランを訓練し始めていたようです。こうした背景で生まれたムエボランは、実戦で使える殺人武術とも言えるでしょう。



できるだけ自分の重心を低くし、相手に崩されないようにするこの実戦武術から、投げ技や関節技などの危険な技を取り除き、グローブの使用や、体重制やラウンド制などの明確な競技ルールを設け、スポーツとして体系化したのが、現在行われている競技・試合形式のムエタイです。



ムエボランは死者が続出したことから一時期禁止されていましたが、現在は試合形式ではなく、その伝統的な技を型として、演武やスタントなどのショー形式で見せることで引き継がれています


http://blog.livedoor.jp/cue2015/archives/24929614.html


古式ムエタイ(ムエボーラン)の技術


 ここ数日は古式ムエタイの動画を次々とみていました。
 正式にはムエボーランというそうです。
 今のムエタイがグローブ、テクニックを中心に進化しているのに対し
 飽くまでも素手による攻防を中心に組み立てられている技術です。

 ここに、ムエボーランの教則動画があるのですが
 今日は帰宅後にずっとこれを見ていました。
 (この動画は、一つ見終わると続きの動画へと連続していくので
 真面目に付き合うと一時間くらいかかります。時間のない方は
 早送りで楽しんでください。なお、この写真からはこの動画は見られませんので
 以下のURLをクリックしてご覧ください)

https://www.youtube.com/watch?v=YxwAkf_K9Jg



 いや、これは武術という感じがします。
 ただ、古武術にしては極めて技が体系化されています。
 こと日本の古武術に関しては、古伝であればあるほど単純素朴で
 体系というよりは、相手を倒す技術そのものをしっかりと伝えているという感じがします。
 複雑で体系化されているものは、
 大概後年の誰かの手によって再編纂されていることが多いのですが
 ムエ、ボーランはどうなんでしょうかね。

 これを地道に練習していけば、だれでも強くなれるのではないかという気がします。
 私は優れた武術というのは、こういうステップ、バイ、ステップの稽古体系を持っていると考えています。
 才能のある人間だけがガンガンやって強くなるというだけではあまり優れているとは言えません。
 そういう点で、詠春拳やムエ、ボーランに興味を持っているところです。

 さて、この動画を見て発見したことがいくつかあります。

 (1)パンチはボクシングに似ているが、細かいところが微妙に違う。

 もっとも特徴的なのは突き腕のひじをまっすぐに伸ばさないで曲げているというとことですね。
 この辺は剛柔流の空手と同じ考え方なのでしょう。
 ひじを痛めないための工夫なのではないかと思います。
 ただ、形はボクシングと極めて似ています。
 このスタイルは手技を追求した人たちの万国共通の解答なのかもしれませんね。

(2)ディフェンスは空手に似ているが体さばきを多用する。

 下段払いによく似た技術があったり、ディフェンスには空手に近いものもありますが
 体さばきを使って攻撃を受けながすところは、空手やボクシングと異なります。
 さらに、ムエボーランの基本技を見ていると、平安裏のような回転系の体さばきも見られます。
 これはちょっと驚きました。

(3)ひろいスタンス。

 やはり立ち幅が広い。
 トニー、ジャーの戦いもまさにそうでしたが、
 これが動きをもっとも武術らしく見せている理由でしょう。
 スタンスを広くすると、両足にずっしりと重みがかかって動きづらくなるものですが
 このずっしりとした重みを利用して地面を蹴る(実際には瞬間的に踏ん張る)と、
 非常に躍動感のある動きが生まれるようです。

 また、安定感のある体軸を維持して、強力な攻撃を出すことを可能にしているようです。

 私が興味を持ったのは、ムエタイと、ムエボーランの立ち方の違いは
 現代の剣道と古流剣術との立ち方の違いによく似ているということです。

 古流剣術は相当に腰を落して構えますが、これは甲冑をつけて戦ったことが理由です。
 重い甲冑を着ながら、相手の脇の下の隙間を突いたり、小手を切り落としたりするためには
 腰を落とすのが一番効率的です。(面や銅を狙っても甲冑に当たって効果がない)
 また、相手を投げ飛ばして逆落としにすると、甲冑の重みで首を折ったりできます。
 そのためにも腰は低いほうがよい。
 今の剣道がほとんど、普通の立ち方で構えているのは
 素肌武術と言って、甲冑を着ない斬り合いを前提にしているからです。
 そうなるとどこを切っても効果的だし、スピードが求められるようになるので
 立ち方は狭くなります。
 古流武術が概して腰を低く構えるのは、そういう事情があるらしいのですが
 もしかすると、ムエボーランにも同じような事情で腰を低くして構えているのかもしれません。

(4)ひじ打ち。、ひざ蹴りの多様さ。

 ひじと膝の使い方が多様です。いや、もしかすると、これが止めの武器だったのかもしれません。
 パンチも蹴りも多彩ですごいものがありますが
 近接戦闘になった場合のひじ、ひざのコンビネーションは恐ろしいものがあります。
 
 こうした特徴を持ちつつも
 その一つ、一つを確実に身につけていけるカリキュラムを持っているのがこの武術のすごさです。
 強くなりたい人が、だれでもある程度まで強くなれる。
 そういう優れた一面を持っているところがとてもすごいと思います。
 
 さて、そこで、実は、近代の、日本の空手も、
 同じようなすごさを持っているのではないかと私は考えています。
 そして、だからこそ、基本稽古や形を軽んじてはいけないと思うのです。
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