グレイシー一族と戦ったもう一つの柔術のパイオニア ファダ

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グレイシーアカデミー対ファドダアカデミー

ATHスタッフが作成 - 2015年11月6日



Oswaldo FaddaがGracie Academyに挑戦した1955年には、

"我々はGracialに挑戦したいが、彼らは彼らを恐ろしい敵として尊敬するが、私たちはそれを恐れることはない.20人の児童が挑戦に備える。

オズワルド・バプティスタ・ファドダは有名なブラジルの柔術師の創設者ルイス・フランカの下でブラジルの柔術の黒帯だった。 LuizはSatake Soshihiro、Geo Omori、Maeda Mitsuoの学生でした。 前田という名前がおなじみなら、前田はもともとカルロス・グレイシーを教えていたからです。

Jiu Jitsuの別のラインを開発した後、Gracie Jiu Jitsu対Brazilian Jiu Jitsu系統が衝突しました。 当時グレシー・アカデミーを運営していたHelio Gracieは、このチャレンジを受け入れました。

グレイシー・アカデミーでは7勝、ファド・アカデミーでは4勝、3試合では14試合が行われた。 Faddaの学生はレッグロックにもっと精通していて、Faddaの学生の一人、Jose Guimaraesが人気のGracie Academyの学生Leonidasを窒息させたという噂があります。

戦いの後、Helioは技術レベルでFaddaの学生を褒めた。「Jiu-JitsuがGracieの特権ではないことを示すために必要なのはFaddaだ」

Fadda氏はその後、 「Graciesから何かを減らそうとする意思がないことを自分の世界で明確にしたいと思っています。私は、神話は彼らとあなたの生徒が無敵だったと言います。 FaddaはJiu Jitsuが誰のためでもあり、Gracie Academyと同様に競争力のある学生であることを示すことに成功しました。



今日、FaddaとHelioの両方が通過していますが、武道家としての遺産はまだ残っています。 Faddaの系統を追跡している有名なチームには、Nova Uniao、Grappling Fight Team、Deo Jiu Jitsu、Equipe Mestre Wilson Jiu Jitsuなどがあります。

参考文献:

Globo新聞、imgur - https://imgur.com/a/GXokL

Oswaldo Fadda、Wikipedia - https://en.wikipedia.org/wiki/Oswaldo_Fadda

Oswaldo Fadda、BJJ Heroes - http://www.bjjheroes.com/bjj-fighters/oswaldo-fadda-facts-and-bio

Gracialより深く、BJJの知り得ない歴史 - http://www.bjjlegends.com/bjj/index.php/reviews/tournament/item/414-go-deeper-than-gracies-a-history-あなたが知っているかもしれないbjj

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飲み会で柔術家とレスラーが組み技オンリーで対決!



柔術家(BJJ)とレスラー(フォークスタイルレスリング ようするにアマレス)の二人が飲み会で組み技オンリー
ノールールグラップリングで対決!
Tシャツを着た方が柔術家で上半身裸の方がレスラーです
アメリカ人はこの手のアホなノリのリアルファイトが大好きですねぇ…
個人的にはそういうの嫌いじゃないです

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原作 松田隆智 作画  藤原芳秀  拳児

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拳児





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拳児


ジャンル
拳法アクション・人間ドラマ

漫画


原作・原案など
松田隆智老師

作画
藤原芳秀

出版社
小学館

掲載誌
週刊少年サンデー

レーベル
少年サンデーコミックス

発表期間
1988年 - 1992年

巻数
全21巻
(ワイド版は全11巻、文庫本は全12巻)

話数
全193話 + 外伝9話

その他
外伝9話は、李書文の生涯を中心に
描かれている。
テンプレート - ノート


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関連項目[表示]



『拳児』(けんじ)は、原作:松田隆智老師、作画:藤原芳秀による日本の漫画作品。

週刊少年漫画雑誌『週刊少年サンデー』(小学館)に、1988年2・3号から1992年5号まで連載された。単行本は小学館:少年サンデーコミックスより全21巻(うち外伝1巻)、同ワイド版より全11巻、小学館文庫より全12巻、コンビニコミック版全8巻が刊行されている。



目次 [非表示]
1 解説
2 あらすじ
3 登場人物 3.1 メインキャラクター
3.2 日本
3.3 台湾
3.4 香港
3.5 中国



解説[ソースを編集]

中国武術をテーマとした作品であり、格闘シーンも頻繁に登場するが、戦闘そのものがメインテーマとなっている一般の格闘漫画とは異なり、主人公・拳児の成長を軸に、中国武術の技術論や思想・哲学などを描いた物語となっている。本作のストーリーそのものはフィクションだが、現実の武術史、実在した過去の武術家に関するエピソードが多数紹介されており、高名な武術家がモデルとなったキャラクターも数多く登場している。なお、連載当時は存命中だった武術家をモデルに作られたキャラクターは別名で、既に死去していた場合は実名で描かれている。

本作において八極拳は、主人公が主として学ぶ武術ということもあり、非常にダイナミックに描写されている。そのため、劇中の八極拳には漫画的な誇張が多く、実際の八極拳の姿とは大きくかけ離れた部分も少なくない。

あらすじ[ソースを編集]

父、母と三人で暮らす小学生・剛拳児は、田舎の祖父・侠太郎から八極拳を学んでいた。ある日侠太郎は、日中戦争時代に恩を受けたかつての知人を訪ねるため単身中華人民共和国へ渡り、そのまま消息を絶ってしまう。時が経ち、拳児は中学生、やがて高校生となり拳士としても成長したが、侠太郎の行方は未だ杳として知れない。トニー・譚との抗争事件で学校から無期停学処分を言い渡された拳児は、侠太郎を探すため、台湾・香港を経由して中国へと旅立っていった。

登場人物[ソースを編集]

メインキャラクター[ソースを編集]
剛 拳児(ごう けんじ)本作の主人公。正義感が強く、激情的で負けず嫌いな一面を持つ。幼少期はわんぱくで向こう見ずな子供だったが、やがて大人しく礼儀正しい少年へと成長した。幼少時より、祖父・侠太郎から八極拳を習っていた。教育熱心な母親の方針で、進学校の乾清大学付属中学に通っていた。しかし、暴走族とのいさかいに巻き込まれて付属高校に上がれず、不良校である紫竹院学舎高校へ進学。その後、トニー・譚との抗争で無期停学処分を下されたため、その期間を利用し、音信不通となった侠太郎を追って一人中国へと旅立った。侠太郎が中国に旅立って以降は、独学で八極拳の稽古を続ける傍ら、様々な武術・格闘技を学んでいた。その後、張仁忠に本格的に八極拳を師事し、日本を出国した後は蟷螂拳や八卦掌など、数々の中国武術を修行している。剛 侠太郎(ごう きょうたろう)拳児の父方の祖父で、八極拳の師匠。田舎に一人で暮らしている。明るく子供っぽい性格だが、義侠心に溢れ曲がったことを許さない。武術家としての技量は非常に高く、暗勁を使いこなすこともできる。青年時代、日中戦争に従軍した際に滄州で負傷。その時に命を助けられ友人となった中国人農夫の縁で、八極門の拳士・孟修齢に弟子入りした。終戦後、一門の協力を得て日本に帰国。老境に入り、友人との再会の約束を果たすべく中国に旅立ち、消息不明となった。トニー・譚(たん)ベトナム出身の華僑。洪家拳と流星錘の使い手で、愚連隊を率いている。戦争によって家族と離れ離れになり、シンガポール、香港を経て横浜へ来訪。異国でたった一人幼少時代を生き抜いてきた過去から、強くなることに執着する粗暴で残忍な性格となった。張仁忠に何度となく八極拳を師事しようとして、その都度拒否された。そのため、張から直々に技を学び、かつ生い立ちや境遇も正反対の拳児を激しく敵視している。その後の対決で拳児に二度敗れた後、修行のため中国本土に渡り、心意六合拳を学んで拳児に復讐戦を挑んだ。モデルはアメリカ合衆国在住の南派拳法家、トニー・チェン。チェン自身も本人役で劇中に登場し、譚とは義兄弟の間柄という設定になっているが、本作でのチェンは拳法家ではなく拳法の心得のある実業家となっている。
日本[ソースを編集]
市村 太一(いちむら たいち)拳児の友人。小学校、中学校と拳児の同級生で、高校は付属高校に進学。肥満体型で、小学生の時は気の弱いいじめられっ子だったが、侠太郎から形意拳の手ほどきを受け、自ら克服した。風間 晶(かざま あきら)拳児と同い年の少女で、テキ屋・関東大和屋一家の元締の娘。小学生の時の縁日で拳児と出会い、以来拳児に対して好意を寄せている。中学生時代は暴走族「鉄羅漢」に入るなど、非行に走っていた。拳児との再会をきっかけに自分の目標を見つけ、名門高校に進学、後にオートバイレーサーとなる。井上(いのうえ)暴走族「鉄羅漢」のリーダー。拳児が中学生の時に一対一で戦い、実力を認めて友人となった。対立グループとの乱闘を機に暴走族をやめ、張仁忠の店でコック見習いとして働いている。堀田 豪士(ほった たけし)松濤館流空手を学ぶ少年。高山と一緒に侠太郎を訪ねた時に、侠太郎宅に遊びに来ていた拳児と知り合った。後に高校チャンピオンとなり、ニュースでそれを知った拳児と再会、それをきっかけに高山から、空手以外の技の手ほどきも受けるようになる。高山 双八(たかやま そうはち)侠太郎と親交のある空手家で、松濤館流の師範。若い時には全国大会を制覇したこともある。空手以外の武道・武術にも精通しており、拳児と堀田に様々な古武術の技を指導した。モデルは國際松濤館空手道連盟最高師範・金澤弘和。張 仁忠(ちょう じんちゅう)横浜中華街で中華料理店を経営する中国人。八極拳の達人で、井上の縁で出会った拳児を弟子に迎え、本格的に八極拳を伝授。拳児が中国へ渡る際には、ユニオンの一員として台湾の劉月侠に引き合わせるなど、様々なバックアップを行った。モデルは在日華僑の中国武術家・張世忠。張は李書文の孫弟子にあたる八極拳の達人であっただけでなく、銀座で中華料理店「東生園」も経営していた。
台湾[ソースを編集]
劉 月侠(りゅう げつきょう)李書文の最後の弟子。台湾総統府侍衛隊の武術教師をしており、その傍らで自ら見込んだ数人の高弟に八極拳を指導している。後に拳児を直弟子とし、正式な八極門の門人として迎え入れた。八卦掌の達人でもある。大陸・滄州の出身で、青年時代は中華民国の工作員として活動していた。戦後は台湾に渡り、長年の間武術と関わることなく静かに暮らしていたが、総統府に武術師範として招かれたのをきっかけに、自らの技を後世に伝える作業に乗り出す。モデルは李書文の実在の関門弟子・劉雲樵。蘇 崑崙(そ こんろん)劉月侠の高弟。台北で診療所を営みながら、学生に蟷螂拳を指導している。生まれ故郷の台南で張徳奎から秘門蟷螂拳を学んだ後、劉に弟子入りし八極拳を学んだ。小柄な体格の明るいお調子者だが、各種格闘技の心得のある在台アメリカ軍人数人を圧倒するなど、その実力は非常に高い。拳児の台湾滞在中、自宅に拳児を寝泊りさせ、蟷螂拳と八極拳をコーチした。モデルは劉雲樵の直弟子・蘇昱彰。田 英海(でん えいかい)蘇崑崙の台南時代の兄弟弟子。非常に大柄な体格で、蟷螂拳の他、硬気功、ムエタイをはじめ様々な武術を学び、兵役中は陸軍で格闘技教官を務めていた。張徳奎から破門されたことと劉月侠への弟子入りが叶わなかったことを恨み、黄銀山と共に張一門と蘇崑崙に嫌がらせをしている。蘇の門下に入ったばかりの拳児を一度は試合で圧倒するも、その後蘇と劉の下で修行を積んだ拳児と再戦し惨敗、この敗北を機に自らを改めた様子が見られた。モデルは松田隆智の元教え子で、「フルコンタクトKARATE」誌の編集長だった山田英司。黄 銀山(こう ぎんざん)蘇崑崙の台南時代の兄弟弟子。台南の有力者の息子で、権力を笠に着て好き放題振舞っている。田英海と同じく、自らを破門した張徳奎と蘇崑崙を恨み、数々の嫌がらせを行っていた。中国から渡来した黒社会の殺し屋を雇って蘇の命を狙おうとしたところを、単身邸宅に踏み込んできた蘇に殺し屋共々叩きのめされる。
香港[ソースを編集]
閻 大旺(えん だいおう)香港・九龍城の実力者で、羅漢銭等の暗器の名手。ユニオンの幹部でもある。横浜にて拳児と邂逅した後、台湾から香港に渡ってきた拳児にユニオンの様々なしきたりを教育した。通称・閻魔大王。閻 勇花(えん ゆうか)閻大旺の姪。大旺から羅漢銭、劉月侠から剣術(崑吾剣)を習っており、その強さから小説の主人公にちなんで「十三妹」と呼ばれている。ボビー九龍城の住人で、閻大旺の身内の一人。大陸出身。勇花とよく行動を共にしており、映画スターになることを夢見て日夜蟷螂拳の修行に励んでいる。トニー・譚の香港時代の舎弟で、トニーのことを慕っている。ジョニー・王(ウォン)香港の愚連隊「天友楽」のリーダー。蛇拳の使い手で、トニー・譚の香港時代のライバルだった。黒社会とも繋がりがあり、閻大旺の失脚を目論んでいる。邵 漢生中国武術老師(実名)。
中国[ソースを編集]
朱 勇徳(しゅ ゆうとく)ユニオンの一員。強氏八極拳の使い手で、八極拳の腕は滄州一と称されている。気性が激しく、初めは日本人ながら八極拳を学んでいる拳児を敵視していたが、やがてその実力を認め侠太郎探しに協力、別れ際には強氏八極拳の歩法(活歩)を伝授した。モデルは強氏八極拳の名手・朱宝徳。尹 東侠 / 道戒(いん とんきょう / どうかい)侠太郎の恩人・尹春樹の孫。腕力はあるが肥満体で動きが鈍く、周りからは大牛というあだ名で呼ばれている。 鄭州で決闘を強要され命を落とした父親の仇を討つため、丁清真に八極拳を師事、その後嵩山少林寺に入門した。拳児を兄と慕っている。李 長典(り ちょうてん)趙堡鎮で農業を営む老人。拳児の使う太極拳・忽雷架を創始した李景炎の子孫。飢えて行き倒れになっていた拳児を介抱し、陳家溝の陳諸才を紹介した。気功の達人で並外れた太極拳の技量を持っているが、家訓に従って表に出していないため、その拳法の実力は誰も知らない(曰く、名を売る気が無ければ有名になっても挑戦者や弟子入り志願者が押し掛けてくるだけで自分自身の修業が疎かになるから)。張 猛炎(ちょう もうえん)趙堡鎮出身の太極拳の達人。文化大革命の際に父を殺されたショックで人間性が歪み、以来、張狠子のあだ名で呼ばれる暴れ者となった。趙堡鎮の外れにある、かつて李景炎が修行した場所を聖地と見なしており、無断で立ち入った拳児に重傷を負わせる。その後、陳諸才のもとで本格的に太極拳を学んだ拳児と再戦し敗北、改心してひとり村を後にした。悟空(ごくう)強盗団「夜叉王」のリーダー。かつては少林寺の拳士だったが、文化大革命の際に紅衛兵と乱闘を起こして少林寺を去り、夜叉王を結成して少林拳の心意把をメンバーに伝授、紅衛兵襲撃を繰り返していた。文化大革命が終わった後も夜叉王の活動を続け、老君山に篭もっている。夜叉五(やしゃご)夜叉王五番目の幹部。元は鄭州のゴロツキで、滄州を始めとする河北省の武術家を敵視している。少林寺へ向かう拳児を騙して紹介状を奪ったが、夜叉王幹部の証である短剣を取られ、拳児を執拗につけ狙う。呂瑞法心意六合拳を体得したというトニー譚を追って、河南省にたどり着いた拳児が訪ねた老人。実は心意六合拳の大家であった。トニーと決着をつけたい拳児に心意六合拳を習うことを許可し、四把推、十大形などを伝授した。モデルは河南省の呂瑞芳。李 書文(り しょぶん)清朝末期から中華民国時代に実在した、伝説的な強さを誇った八極拳の拳士。拳児の使う李氏八極拳の祖でもある。劇中に本人が登場することはないが、侠太郎の訓話や劉月侠の昔話といった形で、その強さや人物像に関するエピソードが度々紹介されている。また『外伝』には、李を主人公とした短編が6編収録されている。実在の李書文については、李書文を参照。
執筆の途中です この項目は、漫画に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(P:漫画/PJ漫画/PJ漫画雑誌)。
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魔界転生  「神よ。見よ。あなたたちの僕の屍を。彼らの血みどろの戦いになぜ沈黙を守ったのだ。我らはあなたのために戦ったのに。私は天国の門を叩こうとは思わぬ。神よ、私はあなたを捨てる。私は復讐の旅に出立する。呪いの闇に巣食う者よ。今こそ姿を見せよ。復讐するは我にあり。エロイムエッサイム。我は求め訴える。魔界の神よ。汝の力を我に与えよ。この天草四郎、怒りと悲しみでこの国を焼きつくし、この目の前に現れる地獄絵を今一度徳川の世に現して見せよう」























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魔界転生





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『魔界転生』(まかいてんしょう)は、山田風太郎の伝奇小説、またそれを原作とした日本映画・演劇・オリジナルビデオ・アニメ・漫画・ゲーム。作中に登場する秘術の名でもある。

小説は『大阪新聞』に1964年12月から1965年2月まで連載された。当時の題名は『おぼろ忍法帖』(おぼろにんぽうちょう)。1967年に単行本化され、文庫は角川文庫・富士見時代小説文庫・講談社文庫から刊行されている。1981年、映画化の際に山田が改題した。

1981年の映画は主演 : 千葉真一・沢田研二、監督 : 深作欣二によって製作され、日本では観客動員数200万人・配給収入10億5000万円[1]、同年に『柳生十兵衛 魔界転生』のタイトルで演劇化もされた。

その後もオリジナルビデオ・アニメ・漫画・映画・演劇・ゲームとリメイクされ、山田も一番好きな作品と語っており[2]、その雄大な構想と奇抜な展開で、数多い『忍法帖シリーズ』の中でも最高傑作と云われている[3]。



目次 [非表示]
1 小説 1.1 先行する剣豪小説、講談のオマージュ・パロディとしての『魔界転生』
1.2 後世への影響

2 映画 2.1 1981年 2.1.1 ストーリー
2.1.2 キャスト
2.1.3 スタッフ
2.1.4 製作
2.1.5 後世への影響
2.1.6 公開

2.2 2003年 2.2.1 解説(2003年)
2.2.2 ストーリー(2003年)
2.2.3 キャスト(2003年)
2.2.4 スタッフ(2003年)


3 演劇 3.1 1981年(演劇) 3.1.1 キャスト(演劇)
3.1.2 スタッフ(演劇)

3.2 2006年 3.2.1 キャスト(2006年)
3.2.2 スタッフ(2006年)

3.3 2011年 3.3.1 ストーリー(2011年)
3.3.2 キャスト(2011年)
3.3.3 スタッフ(2011年)


4 オリジナルビデオ 4.1 解説 (OV)
4.2 ストーリー (OV)
4.3 キャスト (OV)
4.4 スタッフ (OV)

5 アニメ
6 漫画
7 ゲーム
8 イベント
9 脚注
10 参考文献
11 関連項目
12 外部リンク


小説[編集]

森宗意軒という怪老人と出会った由比正雪は、紀州の徳川頼宣とともに江戸幕府、将軍徳川家光の天下を奪わんとする企てを進めていた。森宗意軒は自らが編み出した忍法、“魔界転生”によって、剣豪たちを意のままになる部下として生まれ変わらせてゆく。これは人並みはずれた技量と、死の直前になっても自分の人生に悔いを残している強烈な生の欲求を持つ人間が、死の直前に心から愛しいと思う女と交わることにより、新たな肉体と生前より優れた技量を持って生まれ変わる忍法であった。

“魔界転生”で蘇る剣豪達は転生衆と呼ばれる。天草四郎時貞・荒木又右衛門、居合の田宮坊太郎、宝蔵院流槍術の宝蔵院胤舜、尾張柳生流の柳生如雲斎、江戸柳生流の柳生宗矩、宮本武蔵ら名だたる剣豪たちが転生した。しかし、森宗意軒にはもう1人、どうしても魔界転生させたい男がいた。その男こそ柳生十兵衛である。ところが十兵衛は宗意軒の意に反し、関口柔心の息子、関口弥太郎などとともに転生衆と戦うことを選ぶ。

転生衆に倒された剣豪には、田宮平兵衛・関口柔心・木村助九郎がおり、彼らの娘や孫娘を救う、仇をとるというのが十兵衛の動機のひとつになっている。小説中では十兵衛が自分1人の力で敵を倒すことはほとんどなく、誰かしらの力を借りているのも特徴である。天草四郎は映画第1作目で敵方の総大将として描かれてから、後のリメイクされた映画・演劇・漫画でも踏襲された。しかし原作では宗意軒の愛弟子ではあるものの転生衆の1人に過ぎず、中盤で十兵衛によって倒されている。

先行する剣豪小説、講談のオマージュ・パロディとしての『魔界転生』[編集]

山田風太郎による『魔界転生』原作小説には、吉川英治『宮本武蔵』、五味康祐『柳生武芸帳』などの先行する有名剣豪小説、『寛永御前試合』ほか立川文庫の講談のオマージュ、パロディ要素がふんだんに盛り込まれていることが数多くの文芸評論家、文学研究者によって解説されている。

特に本作の宮本武蔵に纏わる描写には吉川英治の代表作『宮本武蔵』のパロディ、オマージュとされる要素が多分に含まれている。 文芸評論家の細谷正充は『魔界転生』を「吉川英治の代表作への最高に皮肉で、最高に素晴らしいオマージュ」と評価している[4]。 牧野悠は「柳生十兵衛が頭上から振り落とされる木剣ごと宮本武蔵を両断する趣向は、章題「魚歌水心[注釈 1]」とともに、パロディの意図が明瞭である[5]」と言及している。 加瀬健治は『魔界転生』で武蔵が連れている少年「伊太郎」の名と立場が、『宮本武蔵_(小説)』で武蔵が連れ歩いた二人の少年「伊織」と「城太郎」の名前を合体させパロディ化したものと指摘しており、『魔界転生』の宮本武蔵は「(吉川作品が描かなかった)巌流島後の武蔵を語るところから始めた吉川版武蔵のパロディ」と定義付けている[6]。

ミステリー評論家、映画評論家の宅和宏(瀬戸川猛資の別名義)は本作の登場人物のうち、荒木又右衛門と田宮坊太郎を立川文庫、宮本武蔵と宝蔵院胤舜を吉川英治の『宮本武蔵』、柳生但馬守宗矩と柳生兵庫介利厳を五味康祐『柳生武芸帳』からの登場人物と紹介し[7]、パロディの中でもいわゆるドリームマッチ物、当世風に言えばクロスオーバー二次創作の分類で『魔界転生』を解説している。宅和宏は「そう、これは剣豪小説のパロディなのです。それもかなり上質のもので、柳生の高弟の木村助九郎や田宮平兵衛が七人と対決するくだりは『柳生武芸帳』の五味康祐の文体にそっくり、ラストの船島での十兵衛と武蔵の決闘は吉川『武蔵』の有名なクライマックス[注釈 1]に瓜二つでしかも完全な裏がえし、とくるのだからケタケタ笑ってしまう[7]」と、『魔界転生』本文には既存作品の展開の踏襲・キャラクターや章題のネーミング被せなどの分かり易いオマージュのみならず、文体模写などの高度なテクニックが含まれる事を取り上げ、『魔界転生』のパロディ要素を大いに賞賛している。

魔界転生に先行する著名剣豪作品に、講談『寛永御前試合』(明治28年、求光閣)を背景にした柴田錬三郎『赤い影法師』が挙げられるが、『寛永御前試合』に見られる由比正雪と柳生十兵衛の対決というモチーフは、『魔界転生』でも拾われている。

後世への影響[編集]

小説家荒山徹は、陰陽師山田一風斎によって蘇った十二人の幕末志士が明治政府を狙う筋書きの『魔界転生』とクトゥルフ神話をミックスしたパロディ伝奇小説『大東亜忍法帖』を上梓している。

SNKによる、江戸時代の天明〜寛政期を舞台にした格闘ゲーム『サムライスピリッツ』シリーズ、歴史や伝説に名を残す英雄の写し身を召喚して戦う伝奇ファンタジー『Fate』シリーズなどのサブカルチャーにも影響を与えている[8][9]。漫画原作者七月鏡一は、黄泉還った由比正雪を黒幕にした『サムライスピリッツ』本編の前日譚『サムライスピリッツ 魔界武芸帖』が山風版『魔界転生』のオマージュである事を明かしている[8]。
『Fate』シリーズの原作者奈須きのこは「『Fate』はもともと、『魔界転生』のオマージュです[10]」と言及しており、『Fate』シリーズの原点『Fate/stay_night』の製作動機に、学生時代に読んで衝撃を受けたという石川賢の漫画版[11][9]と山田風太郎の原作[10]、原作と漫画両方の『魔界転生』を挙げている。(『Fate』シリーズの派生作東出祐一郎の小説『Fate/Apocrypha』の黒幕に天草四郎が登場するのも「Fateの更なる源流に「魔界転生」があるのなら、天草四郎を登場させるのはどうか」という着想に由来する[9]という)
2013年のせがわまさき作画による漫画版『十_〜忍法魔界転生〜』1巻発売時に奈須は冲方丁、貴志祐介とともに販促宣伝文を寄稿し、せがわはFateシリーズの看板ヒロインアルトリア・ペンドラゴンを忍法魔界転生させた「魔界版セイバー」イラストを添えた『十 〜忍法魔界転生〜』サイン本を奈須きのこに贈っている[12]。

映画[編集]

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プロジェクト 映画

1981年[編集]


魔界転生

Samurai Reincarnation

監督
深作欣二

脚本
野上龍雄・石川孝人・深作欣二

原作
山田風太郎

製作
角川春樹

出演者
千葉真一
沢田研二
佳那晃子
緒形拳
室田日出男
真田広之
丹波哲郎
若山富三郎

音楽
山本邦山・菅野光亮

撮影
長谷川清

編集
市田勇

製作会社
角川春樹事務所 / 東映

配給
東映

公開
日本の旗 1981年6月6日

上映時間
122分

製作国
日本の旗 日本

言語
日本語

製作費
日本の旗 ¥500,000,000[注釈 2]

配給収入
日本の旗 ¥1,050,000,000[1]
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1981年の日本映画。主演 : 千葉真一・沢田研二、監督 : 深作欣二、製作 : 角川春樹事務所・東映。カラー・ビスタビジョン、122分。英語タイトルは『Samurai Reincarnation 』。

ストーリー[編集]

寛永十五年のキリシタン弾圧に端を発する島原の乱で、天草四郎時貞を始めとする2万人近い信者が惨殺された。しかし魔界の力を得て蘇った四郎は、徳川幕府へ復讐を決意。蘇った四郎はグリモワールを身につけ、「エロイムエッサイム 我は求め訴えたり (Eloim, Essaim, frugativi et appelavi )」と唱えながら、自らと同じように現世で無念の思いを抱き、死んでいった者たちを魔界衆に引き入れようとする。細川忠興に見捨てられ、火の海に取り残された細川ガラシャ。柳生但馬守宗矩・柳生十兵衛光厳親子と[注釈 3]、戦えなかった宮本武蔵。女性への煩悩を捨てられず、自殺した宝蔵院胤舜。甲賀組頭・玄十郎が率いる甲賀衆に伊賀の隠れ里を襲われ、殺された伊賀の霧丸。次々と四郎の手で蘇っていった。

伊賀衆が襲われた直後に十兵衛は隠れ里へ向かっていたが、破壊尽くされた里を目にし呆然とする。それでも霧丸ら生存者がいないか探し続けている十兵衛と、馬に乗る5人の魔界衆と遭遇。胤舜が馬を走らせ十兵衛に襲いかかるが、木の上へ飛び魔界衆を躱す。十兵衛は先年亡くなっていた武蔵や胤舜がいることに驚愕。四郎はそのまま江戸へ向かうことを十兵衛に宣言し、4人を先導して駆け去っていった。この時の十兵衛は彼らが魔界衆だとわからなかったが、異様で不穏な雰囲気を持っていたため、宗矩に至急書状で伝える。

ガラシャは巫女のお玉の方に化け、日光東照宮に参詣した四代将軍徳川家綱に見初められ、側室となる。その美貌・肢体と妖しい色気を振りまくガラシャに籠絡された家綱は、政に無頓着となっていく。家綱の溺れぶりに危機感を募らせた松平伊豆守は、玄十郎にお玉を暗殺するよう指示するが、その密談の場に四郎と霧丸が突然出現。霧丸は伊賀の里の復讐で玄十郎を葬り、四郎は島原の乱で幕府の総大将だった伊豆守を、乱で亡くなった仲間たちの髪で編んだムチで伊豆守を絞殺し、ともに遺体を屋敷内にさらした。

お玉が魔界衆と睨んだ宗矩は、刀匠村正にお玉を斬るための妖刀を依頼。不治の病に冒されていた宗矩は妖刀を携え、乱心を装いお玉の方を斬ろうと江戸城へ向かう。入れ代わりに武蔵が柳生家へ現れ、佐々木小次郎を倒した木刀を手にし、宗矩か十兵衛との決闘を望む。十兵衛の弟・柳生左門友矩が対したものの、一撃で頭を叩き割られ撲殺された。一方登城の宗矩には、胤舜が立ちはだかる。戦いの末、宗矩は一刀両断で胤舜を切り捨てるが、死地を彷徨う。四郎は宗矩を魔界へ誘うが、「生涯に悔いなし」と拒む。しかし十兵衛を息子というよりも天才的な剣豪として愛していた宗矩は、一介の剣士として十兵衛と戦いたいという望みを四郎に見透かされ、魔界衆への転生を受け入れた。

宗矩が魔界衆に加わったことにショックを受けた十兵衛だが、宗矩と武蔵を倒すため、かつての武蔵の恋人・お通の姪である二代目・おつうを養女にしていた村正に、魔界衆を斬れる妖刀を打ってもらうよう、宗矩同様に依頼した。だが村正は、宗矩に渡した妖刀で精魂を使い果たしてしまい、一旦断る。その時、武蔵が十兵衛と決闘しようと、不意に村正の家へ乗り込もうとする。妖刀もなく十兵衛危うしだったが、村正がおつうに笛を奏でさせたため、かつてお通との思い出が蘇った武蔵は、戦う気が無くなり引き上げていく。村正はあのような化物を斬るには自分の刀しかないと再考し、刀を鍛冶。

四郎は霧丸を連れ、天領である佐倉の農村で呪いをはじめ、社会を不穏にしていこうと画策。やがて作物が実らず、不作になったが、幕府は年貢を下げなかったため、農民と対立。農民は磔にされ、弾圧を受け始めた。四郎は彼らに一揆を促し、扇動。農民を率いて、江戸城へ向かう。この間、霧丸は農民の少女・お光と心を通わせ、魔界衆であることに疑問を持ち始めていた。十兵衛と再会し人として生きるように諭され、魔界衆から離れお光と生きようとするが、四郎はそれを許さずムチで絞殺してしまう。

十兵衛はおつうやお光と共に、一揆で亡くなった多くの農民や霧丸を葬っていた。四郎たちを倒すことを改めて誓っていた十兵衛は武蔵から決闘を申し込まれ、村正最後の妖刀を身に帯び、舟島へ向かう。おつうの笛は武蔵に優しさを思い出せようと奏でられるが、武蔵は動揺せず戦い続ける。幾度も剣を交えた末、十兵衛は高く飛び、空中から脳天割りで武蔵を倒した。

急ぎ江戸城へ向かう十兵衛だが、城では相変わらず家綱がガラシャに溺れていた。ところがガラシャは忠興の名を口にしたため家綱から追及され、もみ合っているうちに灯を倒したことで出火し、明暦の大火へなっていく。忠興から賜った打掛が燃えるのを見て錯乱したガラシャは、家綱を忠興と思い込み、生前の未練を晴らすべく、家綱を道連れに火中に身を投じて無理心中する。紅蓮の炎で破壊されていく喜びに四郎はうち震え、宗矩は十兵衛を待ち焦がれていた。やがて火の海に包まれていた江戸城に、身体中を魔除けの梵字で埋め尽くした柳生十兵衛が現れた。壮絶な死闘の末、父宗矩を涙ながらに葬った十兵衛に、四郎は魔界衆へ誘うが拒絶され、妖刀村正より首は跳ねられる。敗れた天草四郎は自分の頭を脇に抱えながら、復活を予告しつつ紅蓮の炎の中に消えていくのであった。

キャスト[編集]
配役表記のある出演者でパンフレットに掲載されている順千葉真一 : 柳生十兵衛光厳[注釈 3]
沢田研二 : 天草四郎時貞
佳那晃子 : 細川ガラシャ
緒形拳 : 宮本武蔵
室田日出男 : 宝蔵院胤舜
真田広之 : 伊賀の霧丸

松橋登 : 徳川家綱
成田三樹夫 : 松平伊豆守
大場順 : 柳生左門友矩
島英津夫 : 柳生又十郎宗冬
久保菜穂子 : 矢島局
成瀬正 : 甲賀玄十郎
中村錦司 : 石田上総守
河合絃司 : 神尾備前守
川浪公次郎 : 松平隼人正
鈴木康弘 : 富田主膳
有川正治 : 伊崎平内
岩尾正隆 : 安井藤兵衛
内田朝雄 : 酒井雅楽頭
相馬剛三 : 阿部豊後守
丘路千 : 堀田備中守
角川春樹 : 板倉内膳正
中江英生 : 細川忠利
林三郎 : 水野勝成
小林将孝 : 戸田氏鉄
飛鳥裕子 : 甲賀くノ一
鈴木瑞穂 : 小笠原少斎
浜村純 : 茂左衛門
東龍子 : 茂左衛門妻女
梅沢昇 : 伊賀の長老
犬塚弘 : 宗五郎
秋山勝俊 : 与平
野口貴史 : 彦作
白川浩二郎 : 米十
高月忠 : 百姓
中島茂樹 : 百姓
赤羽明 : 百姓
吉沢高明 : 百姓
鄭美玲 : 百姓
丸平峯子 : 百姓
白石加代子 : 声
カルロッタ池田 : 霊
畑中猛重 : 侍
中島葵 : 百姓女
三谷昇 : 旅僧
味方健 : 能シテ
味方団 : 能子方
谷田宗二郎 : 能ワキ
茂山あきら : 能アイ
神崎愛 : おつう
菊地優子 : お光
丹波哲郎 : 村正
若山富三郎 : 柳生但馬守宗矩
クレジットタイトルのみに表示(パンフレットに配役表記は無し)淡九郎、那須伸太朗、笹木俊志、壬生新太郎、森源太郎、島田秀雄、山田良樹、大城泰、和田昌也、福本清三、木谷邦臣、平河正雄、藤沢徹夫、細川純一、奔田陵、白井滋郎、疋田泰盛、波多野博、小峰隆司、藤長照夫、宮城幸生、志茂山高也、椿竜二、北村明男、美加まどか、稲垣陽子、美柳陽子、富永佳代子、星野美恵子、三谷真理子、紅かおる、美松艶子、岡島艶子、小池満敏、歳原幸博、近藤健、山崎修、伊庭剛、徳永まゆみ、武田文雄、高木吉治、古川京子、小国真寿美、田口智子、安倉文子、吉川幸江、西田治子、前川恵美子、山本亨、崎津均、稲田龍雄、沢田祥二、釼持誠、森晴蔵

スタッフ[編集]
パンフレットに掲載されている順製作 : 角川春樹
原作 : 山田風太郎
企画 : 角川春樹事務所
プロデューサー : 佐藤雅夫・本田達男・稲葉清治
脚本 : 野上龍雄・石川孝人・深作欣二
監督 : 深作欣二

撮影 : 長谷川清
録音 : 中山茂二
照明 : 増田悦章
美術 : 井川徳道・佐野義和
編集 : 市田勇
助監督 : 土橋亨
進行主任 : 長岡功
スチール : 遠藤功成
音楽 : 山本邦山・菅野光亮
衣裳アドバイス : 辻村ジュサブロー
協力 - 矢島特撮研究所、デン・フィルム・エフェクト
東映京都作品
クレジットタイトルのみに表示(パンフレットに表記は無し)特撮監督 : 矢島信男

製作[編集]

映画『復活の日』を製作している時から角川春樹は『魔界転生』を映画化したいと構想しており[2][14]、監督には五社英雄を起用する予定だったが銃刀法違反で逮捕されてしまい、深作欣二へ依頼した[15]。深作は「『おぼろ忍法帖』を映画化したい」と返答し、お互いに作品の面白さを伝えあうが、やがて内容は同じなのにと、彼らは訝しがる。後に同じ作品であることがわかり、角川・深作も大笑いして、映画化しようと即一致した[2][14]。

千葉真一の柳生十兵衛光厳と沢田研二の天草四郎時貞は配役の決定事項として進められ[16][注釈 3]、映画『柳生一族の陰謀』(1978年)、テレビドラマ『柳生一族の陰謀』(1978年)・『柳生あばれ旅』(1980年)に続き、千葉が十兵衛に扮する4度目の作品となった。既に十八番と認知されていた十兵衛を千葉は[18][19][20][21]、本作で決定版とすべく、役作りしていく[14][16]。原作を全て映画化すると2時間前後の放映では間に合わないため、深作欣二は天草四郎に森宗意軒と由井正雪の役割を与え、魔界衆の首領を一人に絞った[22]。魔人も計6人に抑え、ストーリーの展開が散漫にならぬようした[22]。男性のみの魔界衆ではインパクトに欠けるので細川ガラシャを加えたのは深作のアイデアだが、山田風太郎は「ガラシャは思いつかなかった」と脱帽している[22]。深作が時代劇映画を監督するのは1978年の『赤穂城断絶』以来で、同作では主演・萬屋錦之介の要望を受け入れたため、出来上がった作品は従来通りの忠臣蔵となり、忸怩たる思いが残っていた[14][23]。その無念を千葉真一の柳生十兵衛と山田の壮大な伝奇ロマンで、深作はリベンジしようと意気込んでいた[14][23]。このような物語が大好きな深作は、「フィクションをどうリアルに描いていくか」と楽しそうに本作を仕上げていく[14]。

江戸城が紅蓮の炎に包まれるクライマックスは特撮による合成ではなく、実際にセットそのものを燃やして撮影された時代劇屈指の名シーンである[14][24]。俳優・スタッフ共に命がけで臨んだ撮影は、ワンカット4時間位が頻繁にあった[24]。豪火の中で行われた柳生十兵衛と父・柳生但馬守宗矩(若山富三郎)の決闘は、華麗で凄みのある戦いとして劇中最大の山場・名勝負となっている[14][16]。十兵衛が宗矩の村正を真剣白刃取りして唱える呪文は九字「臨 兵 闘 者 皆 陣 列 在 前りん ぴょう とう しゃ かい じん れつ ざい ぜん」である。千葉真一や若山は扮装のまま水をかぶり、重くなった衣装を身に纏いながら戦いを演じたほか、気の遠くなるような長時間を千葉は紅蓮の炎の中に立ちつくし、沢田研二も手の甲を火傷するケガを負っていた[24]。

約1年間の準備を経て、東映京都撮影所の一角にある稲荷神社で無事完成を祈った後にクランクインしたが、宝蔵院胤舜の室田日出男が槍の練習中に右足首捻挫、伊賀の霧丸である真田広之が食あたりで入院、当初の細川ガラシャに配役されていた高瀬春奈が直前になり病気降板、複数のスタッフが事故・怪我を負うなど、予想外の出来事が次々発生したため、角川春樹自ら神官となり、再び御祓いと御祭事が行われた[25]。

千葉真一は柳生十兵衛の扮装を今までより野性味のあふれるものへと強調し、皮をあしらった衣裳も一際その荒さを目立たせるようにしている[24]。それに対して天草四郎の扮装は南蛮風の異様で生々しい華美を備えたものとし、十兵衛と四郎のコントラストに仕上げられている[16]。四郎の扮装をデザインした辻村ジュサブローは本作で初めて衣裳デザインを手掛け[3]、これは後のリメイクにも踏襲されたほか、1989年の映画『将軍家光の乱心 激突』の主題歌・挿入歌を担当した高見沢俊彦が瓜二つの衣裳で同作の宣伝を行うなど、関連のない作品にも反映していた。沢田研二は撮影以外のスケジュールを全てキャンセルし、この作品に専念[16]。魔界衆は全員、目に金色のコンタクトレンズを着けることで化け物らしさを表現し、若山富三郎は魔界衆で生き返った以降の宗矩の不気味さを、一切まばたきをしないという演技で表現した。四郎と伊賀の霧丸の接吻は脚本になく、深作欣二が突然言い出した演出である。

後世への影響[編集]

原作に漂うエロティシズム・エゴイズム・バイオレンスを、深作欣二のダイナミックでスピーディーな演出で映画として新たな作品に変身し、海外では『Samurai Reincarnation』のタイトルで人気を呼んだ。 クエンティン・タランティーノの作品や、2012年のハリウッド映画『アベンジャーズ』でサミュエル・L・ジャクソンは自身が演じたキャラクターに千葉真一の柳生十兵衛を取り入れるなど後世の作品にも影響を及ぼし[26]、福岡ソフトバンクホークスの監督・秋山幸二は「あなたにとってサムライとは?」という問いに「千葉真一の柳生十兵衛は、生きるか死ぬか究極の真剣勝負というイメージがいい」と評するなど[27]、千葉十兵衛は根強い人気がある[26][27]。

千葉の十兵衛と同じく、沢田研二扮する天草四郎のヴィジュアルと造形も後世のイメージに広い影響をもたらしており、脚本家三谷幸喜はNHK大河ドラマ『真田丸』で大坂の陣に参戦したキリシタン武将明石全登を演じる小林顕作に「映画『魔界転生』のジュリー(沢田研二)のように」と[28]演技指示を出している。

特に「島原の乱の顛末を恨んで悪魔信仰に走ったキリシタンの怨霊」という伝奇フィクションの悪役・黒幕的存在としての天草四郎のイメージや、辻村ジュサブローデザインによる大ぶりな独特の付け襟を付けた和洋折衷の豪奢な陣羽織姿は、ゲーム『サムライスピリッツ』に登場する天草四郎、アニメ『るろうに剣心』島原編の天草翔伍のデザインなど、本作の強い影響下にある物も多い。『魔界転生』テレビCMで放映されたジュリー天草唱える「エロイム・エッサイム」の呪文が当時の子供達の間でも流行り言葉になったという[29]が、史実にも山田風太郎の原作小説にも存在しない1981年版映画オリジナルの要素であった「エロイム・エッサイム」の呪詛を天草四郎が唱える描写は1994年のゲームソフト『ライブ・ア・ライブ』幕末編の天草四郎、銃爺による漫画『装甲悪鬼村正・魔界編』の天草四郎などサブカルチャー分野でもフォロワーを生んでいる。

2013年のゲームソフト『真・女神転生IV』に登場する天草四郎時貞モデルのキャラクター「英傑トキサダ」の自分の生首を脇に抱えたデザインなど、映画のラストシーンで妖刀村正を携えた柳生十兵衛との決闘で刎ねられた自分の頭部を脇に抱え哄笑する天草四郎のヴィジュアルをパロディしたフォロワー作品も散見される。
漫画家平野耕太は、漫画『ドリフターズ』第3巻のカバー裏オマケで天草四郎をキャラクター化し、映画『魔界転生』のラストシーン同様、自分の生首を脇に抱え哄笑する首無し武者のデザインで描いているが、脇に添えられたキャラ解説は「ジュリー版とクボヅカ版で強さが100倍違う」「真田広之逃げて、超逃げて[注釈 4]」「サニー千葉 with ムラマサ[注釈 5]でやっとどうにかなるレベル」[30]と、平野耕太が何の補足説明も無く1981年版と2003年版の映画『魔界転生』の感想を綴る、映画未視聴者置いてけぼりの内容になっていた。

漫画家青山剛昌は、少年剣士・鉄刃が妖怪じみた老翁・剣聖宮本武蔵に弟子入りし、悪鬼に呑まれたライバル剣士や現代に蘇った佐々木小次郎、柳生十兵衛、天草四郎や風魔小太郎に松尾芭蕉、沖田総司の六代目子孫、果ては地底人や宇宙人など古今東西の強敵と戦う少年漫画『YAIBA』のインスピレーション元になった映画として1981年版『魔界転生』を挙げており、[31]青山は先述した1981年版映画『魔界転生』フォロワー描写が登場するゲームソフト『ライブ・ア・ライブ』幕末編のキャラクターデザインも行っている。幕末編の内容も、悪魔に魂を売り渡した藩主に誘拐された維新の要人を救出する密命を負った「炎魔忍軍」の若き忍者が魔窟となった城内に潜入し、幕末の世に蘇り不死を自称する天草四郎、淀君の怨霊や強敵を求めて彷徨う宮本武蔵の亡霊と戦うほか、最強武器が「むらまさ」など『魔界転生』のストーリーを彷彿とさせるものになっている。

公開[編集]

封切り公開初日は6月13日を予定していたが、過去の作品がヒットしていないため、一週間早めて6日の6時から6週間、「666のオーメン」と称してロードショーされた[15]。 6月6日の封切り日には東京都の東映直営映画館3館の前に朝早くから長蛇の列ができ、初日と2日目で2万5000人を動員[29]。客層は6対4で女性客のほうが多かった[29]とされている。これは当時の東映映画としては異例のことで、ヤクザ映画などの男性受けする作品が中心で観客層も圧倒的に男性の動員が多かった[29]東映映画の従来イメージを覆すものだった。

当時の週刊誌が初週の動員を「『魔界転生』に女性客殺到」という見出しで報道し、女性客を集めた直近の映画作品の例にたのきんトリオ主演の男性アイドル映画『青春グラフィティ_スニーカーぶる〜す』(1981年2月公開)を挙げ『魔界転生』と並べて興行収入を予想している[29]事からも、『魔界転生』の女性受けが想定外の現象であったことが伺える。

1983年4月1日フジテレビの時代劇スペシャルで、オリジナル解説VTR付きでTV初放送された。


2003年[編集]


魔界転生 (2003)


監督
平山秀幸

脚本
奥寺佐渡子

製作
天野和人・赤井淳司・
佐藤敦・出目宏

出演者
佐藤浩市
窪塚洋介
長塚京三
古田新太
加藤雅也

音楽
安川午朗

撮影
柳島克巳

編集
川島章正・洲崎千恵子

配給
東映

公開
日本の旗 2003年4月26日

上映時間
105分

製作国
日本の旗 日本

言語
日本語

興行収入
6.4億円[32]
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解説(2003年)[編集]

1981年版で特撮を担当した矢島信男の弟子である佛田洋が特技監督を務めた[33]。また視覚効果統括の橋本満明は合成会社でのアルバイト時代に1981年版に携わっている[34]。

デジタル技術の向上により、1981年版では描写されなかった原作のシーンが映像化されている[35]。

原作の魔界転生をCGで再現しており、性的描写はないが女の身体が割れて魔界衆が誕生する様子が描写される。佛田は原作に寄せるというコンセプトから性的描写を構想していたが監督の平山秀幸に却下された[33]。転生シーンの描写案は難航し、撮影中盤以降になって決定された[34]。

クライマックスの江戸城崩壊は佛田と橋本の案により江戸城に十字の亀裂が入るという描写になった[33]。佛田は1981年版を担当した矢島から「前と同じことをやっても仕方ないから、今の技術で違うことを考えろ」と言われていたという[33]。平山の江戸城を再現するという意向により、時代劇では一般的な姫路城を用いた実景ではなくミニチュアで撮影された[33]。

このほか魔界衆の目が十字架のように変わり、1981年の映画では描写されなかった「島原の乱」の合戦シーンがあり、竹田城で撮影された。十兵衛は隻眼ではなく、後に変化する。

平山のイメージ案としてギュスターヴ・ドレによる『神曲』の挿絵をモチーフとした「翼の生えた天草四郎」があり[34]、寺田克也によるイメージビジュアルなどに取り入れられている[35]。

ストーリー(2003年)[編集]

島原の乱で死んだ天草四郎時貞が従者のクララお品を従え、堕天使のごとく復活した。10年ほど後、3代将軍徳川家光の時代、徳川幕府滅亡を志す四郎は鷹狩りに来ていた野心家の徳川頼宣を挑発する。彼に秘術を使って蘇らせた配下の現世に無念を抱く魔界衆荒木又右衛門、宮本武蔵、宝蔵院胤舜を差し向ける。又右衛門の襲撃を期に柳生十兵衛を始めとするお雛、伊達小三郎の柳生衆は秘術の生贄に誘拐されたおひろを追って戦いに参加する。戦いで魔界衆を破られた四郎はさらにクララお品の身体を使い徳川家康までも転生させる。

キャスト(2003年)[編集]

佐藤浩市 : 柳生十兵衛
窪塚洋介 : 天草四郎時貞
麻生久美子 : クララお品
長塚京三 : 宮本武蔵
古田新太 : 宝蔵院胤瞬
加藤雅也 : 荒木又右衛門
中村嘉葎雄 : 柳生但馬守
杉本哲太 : 徳川頼宣
柄本明 : 松平伊豆守
黒谷友香 : おひろ
吹石一恵 : お雛
高橋和也 : 伊達小三郎
田中要次 : 磯谷千八
麿赤兒 : 徳川家康
浜田晃 : 木村助九郎
國村隼 : 陣野佐左衛門

スタッフ(2003年)[編集]
製作:「魔界転生」製作委員会(東映、角川書店、日本テレビ放送網、TOKYO FM、讀賣テレビ放送、日本出版販売、東映ビデオ)

監督 : 平山秀幸
脚本 : 奥寺佐渡子
撮影 : 柳島克巳
照明 : 杉本崇
録音 : 松陰信彦
音楽 : 安川午朗
特殊メイク : 原口智生
技斗 : 清家三彦
特撮監督 : 佛田洋
製作協力 : 東映京都撮影所

演劇[編集]

1981年(演劇)[編集]

タイトルは『柳生十兵衛 魔界転生』。同年の映画を演劇化した作品で、「天草四郎は女であった」と新たな設定が加わり、志穂美悦子が演じている。同時上演は『スタントマン物語』(演出 : 千葉真一、企画監修 : 深作欣二、脚本 : 青井陽治、出演 : 真田広之・志穂美悦子)。千葉・志穂美・真田はこれが本格的な演劇出演であり、公演も第1回JACミュージカルと銘打たれていた。千葉はこれ以降ミュージカルを毎年企画・演出・主演し、1982年・1983年・1984年には『ゆかいな海賊大冒険』、1985年には『酔いどれ公爵』を上演していく。

キャスト(演劇)[編集]
千葉真一 : 柳生十兵衛光厳[注釈 3]
志穂美悦子 : 天草四郎時貞
辰巳柳太郎 : 村正
内田良平 : 柳生但馬守宗矩
萩尾みどり : おつう
真田広之 : 伊賀の霧丸
矢吹二朗 : 柳生左門友矩
田中浩 : 宮本武蔵
西田良 : 宝蔵院胤舜
早坂あきよ : 弥生

スタッフ(演劇)[編集]
企画 : 角川春樹
脚本 : 土橋成男
演出 : 深作欣二
公演期間 : 1981年7月3日 - 28日
公演会場 : 新宿コマ劇場


2006年[編集]

キャスト(2006年)[編集]

柳生十兵衛(中村橋之助)
天草四郎時貞(成宮寛貴)
宮本武蔵(西岡徳馬)
宝蔵院胤瞬(田尻茂一)
荒木又右衛門(山本亨)
柳生但馬守(六平直政)
徳川頼宣(升毅)
由比正雪(笠原浩夫)
牧野兵庫頭(千葉哲也)
松平伊豆守(螢雪次朗)
お縫(藤谷美紀)
お品(馬渕英俚可)
お銭(遠藤久美子)

スタッフ(2006年)[編集]
作・演出 : G2
製作 : 松竹
公演期間 : 2006年9月2日 - 26日
公演会場 : 新橋演舞場

今までの映画と違い、かなり原作に近いものに仕上がっている。ただし従来の映画版と同じく、敵方の総大将を天草四郎にするなどの流れは受け継いでいる。


2011年[編集]

ストーリー(2011年)[編集]

時は徳川家光の時代。“島原の乱”終結に端を発し、徳川への復讐に燃える、天草四郎。そして天草四郎の手により、忍法「魔界転生」で蘇った名だたる剣豪たち。彼等を迎え撃つは、稀代の剣豪と言われる柳生十兵衛と柳生七人衆。風雲急を告げる紀州和歌山を舞台に両陣営の血で血を洗う戦いの幕が今切って落とされる。

キャスト(2011年)[編集]

柳生十兵衛(関智一)
天草四郎(浪川大輔)
柳生但馬守(楠見尚己)
宮本武蔵(中博史)
宝蔵院胤舜(中川歩)
荒木又右衛門(小西克幸)
田宮坊太郎(置鮎龍太郎)
クララお品(長沢美樹)
ベアトリスお銭(林智子)
フランチェスカお蝶(安藤彩絵)
おひろ(那珂村タカコ)
お雛(松本和子)
お縫(杉崎聡美)
戸田五太夫(魚建)
逸見瀬兵衛(松浦俊秀)
北条主税(おぐらとしひろ)
小栗丈馬(下川真矢)
伊達左十郎(上田伸哉)
三枝麻右衛門(近藤浩徳)
平岡慶之助(宇藤秀和)
木村助九郎(藤田けん)
関口柔心(志賀克也)
牧野兵庫頭(永松寛隆)
柳生主膳(高橋佑一郎)
陣野助左衛門(岩上弘数)
マルコス(大谷秀一郎)
十兵衛幼少期(山口和也)
正重(正野大輔)
お光(盛田瑞恵)
お絢(間藤絢子)
お凛(車谷絵里)
女1(藤井京子)
女2(加藤杏奈)
女3(久保梨瑛)
女4(進藤初香)
切支丹農民(鳩岡大輔)
切支丹農民(飯田誠規)
家来(影本将志)
家来(岩崎諒太)
家来(高橋信)
根来衆(広森春樹)
根来衆(柴田大吾)
紀州大納言 徳川頼宣(中嶋宏幸)
伊豆守 松平信綱(益城宏)
ナレーション(永井一郎)

スタッフ(2011年)[編集]
脚本・演出 : 関智一
演出協力 : 中博史
製作 : 劇団ヘロヘロQカムパニー・八田麻衣子
公演期間 : 2011年6月14日 - 19日
公演会場 : 吉祥寺前進座劇場

劇団ヘロヘロQカムパニー第25回公演。敵方の総大将を天草四郎にする流れを踏襲しつつ、オリジナルの解釈が加えられている。

オリジナルビデオ[編集]

解説 (OV)[編集]

オリジナルビデオでの製作で、The ARMAGEDDONというサブタイトルがつく。本作は2部構成となっている。第一部の正編に続き、魔界衆・妖怪たちとの対決を描く第二部の魔道変まで。映画版と違い、森宗意軒は登場しないが由比正雪が首領で原作同様天草四郎は配下の一人となる。第1部は1996年4月26日発売、85分、第2部「魔道変」1996年10月4日発売、83分。

ストーリー (OV)[編集]

魔界からの使者、由比正雪は覇権を狙う徳川頼宣のもと、天草四郎時貞、宝蔵院胤舜、荒木又右衛門、柳生宗矩、宮本武蔵などの7人を魔界衆として復活させる。柳生十兵衛がその陰謀に挑む。

キャスト (OV)[編集]

渡辺裕之 : 柳生十兵衛
森山裕子 : おひろ
清水ひとみ : 春日局
石田信之 : 松平伊豆守
杜澤泰文 : 徳川頼宣
吉田晃太郎 : 天草四郎時貞
山本昌平 : 宝蔵院胤瞬
脇坂奎平 : 荒木又右衛門
和崎俊哉 : 柳生宗矩
宮内洋 : 宮本武蔵
田口トモロヲ : 由比正雪
新井つねひろ : 田宮坊太郎
白部由起夫・浦野眞彦・加藤陵子・伊藤紘・栗原敏・豊島稔・崎山凛・新井兼二・徳留英人・長谷川健・城谷光俊・大道寺俊典・河本由彦

スタッフ (OV)[編集]

製作 : ギャガ・コミュニケーションズ、ジャングル
監督 : 白井政一
脚本 : 菊地昭典
製作 : 山地浩
企画 : 内藤三郎
プロデューサー : 千葉善紀・角田昇・小野正
音楽 : 中川孝・坂元幸
撮影 : 長谷川清
特殊メイク : 江川悦子
協力 : 日光江戸村
ビデオ販売 : 徳間ジャパンコミュニケーションズ

アニメ[編集]

[icon] この節の加筆が望まれています。

1998年、OVAとしてアニメ化。「地獄篇 第一歌」「地獄篇 第二歌」の2作が発売されている。当初は全4巻の予定だったが、製作取り止めとなったため、未完となっている。
キャスト
柳生十兵衛(玄田哲章)
天草四郎(置鮎龍太郎)
森宗意軒(納谷悟朗)
田宮坊太郎(塩沢兼人)
宮本武蔵(阪脩)
荒木又右衛門(若本規夫)
柳生但馬守(山野史人)
沢庵和尚(大木民夫)
関口柔心(青野武)
宝蔵院胤瞬(天田益男)
由井正雪(安井邦彦)
伊達左十四(大友龍三郎)
お蝶(安藤ありさ)
お蝶の子供時代(根谷美智子)
お京、お雛(岡本麻弥)
磯千八(龍田直樹)
金丸(中村大樹)
お縫(丹下桜)
松平信綱(有本欽隆)
戸田五太夫(筈見純)
山中鉄斎(幹本雄之)
弥太郎(真柴摩利)
武蔵の従者(河合義雄)
柳生の男(長嶝高士)
姉(大塚瑞恵)
弟(大谷育江)
役人(中博史)
ナレーション(中田浩二)
スタッフ監督 - 浦田保則
キャラクターデザイン - 佐藤敬一、羽山賢二
音楽 - 天野正道

漫画[編集]


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関連項目[表示]


魔界転生(石川賢)
自ら山田風太郎原作で描きたいと角川に打診し、『甲賀忍法帖』を希望したところ、過去に角川で映画化された本作を指定されたという。山田からの要望による縛りが一切無かったことから、石川賢の個性的なアレンジで全くの別物に仕上がっている[36]。主な相違点として、魔界衆は幕府転覆も目論むが、真の目的は魔界と魔王サタンの現世への召喚である。そのため、天草四郎がサタンの一部分という設定で魔界衆の首魁になっている他、原作では転生しない徳川頼宣が転生し、柳生如雲斎の登場がない。魔界転生の素体となる女たちも、クララお品とベアトリスお銭は登場せず、ベアトリスお品とクララお清となり、役回りにも違いが見られる。魔界転生(とみ新蔵) - ほぼ忠実な漫画化。後半よりオリジナル展開。
魔界転生 - 夢の跡(鳥羽笙子) - 少女漫画
魔界転生 - 聖者の行進(九後奈緒子) - 少女漫画
十 〜忍法魔界転生〜 - (せがわまさき) - 『月刊ヤングマガジン』(講談社)9月号(2012年8月8日発売)より連載開始。

ゲーム[編集]

ローグライクゲームで、2003年7月31日にPS2専用ソフトとして発売された。開発はタムソフト、販売はディースリー・パブリッシャー。発売に際し日枝神社にて、厄除け祈願が行われている[37]。

イベント[編集]
魔界転生
魔界転生 再誕(リバース)
※2003年の映画を基に製作された、東映太秦映画村に在る最恐のお化け屋敷
脚注[編集]

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注釈
1.^ a b 吉川英治『宮本武蔵』最終章(章題「魚歌水心」)は、宮本武蔵と佐々木小次郎の巌流島の決闘で終わる
2.^ 数字は概数。キャストや映画のシーンは豪華だったが、抑えられた製作費になった[13]。
3.^ a b c d 柳生十兵衛光厳の「光厳」だが、「三厳」ではなく「光厳」とパンフレットの登場人物紹介やキャスト一覧に表記されているため、当該記事もこれに則った[17]。
4.^ 1981年版映画で真田広之演じる伊賀の霧丸が天草四郎に接吻された事を指している
5.^ 1981年版映画でサニー千葉(=千葉真一)演じる柳生十兵衛は妖刀村正を使って天草四郎を下した
出典
1.^ a b 1981年配給収入10億円以上番組 - 日本映画製作者連盟
2.^ a b c 「あなたは魔界を信じますか? 角川春樹 山田風太郎 特別対談」 (パンフレット) 、『魔界転生』、角川春樹事務所・東映、1981年6月6日、 21頁。
3.^ a b 「解説」 (パンフレット) 、『魔界転生』、角川春樹事務所・東映、1981年6月6日、 6 - 7頁。
4.^ 『風太郎忍法帖』(『文藝別冊 山田風太郎・綺想の歴史ロマン作家』2001年10月 河出書房新社
5.^ 『昭和文学研究 第63集』(p.26-37) 「剣豪、もし闘わば〜山田風太郎「魔界転生」のマッチメイク」牧野悠 昭和文学会
6.^ 『武蔵文化論群 No.11』(p.13) 「武蔵を斬る十兵衛〜パロディとしての山田風太郎『魔界転生』」 加瀬健治
7.^ a b キネマ旬報 (通号 812) 1981-06-01 (p58〜60)「風太郎忍法帖--ゲームの規則 (「魔界転生」<特集>)」宅 和宏
8.^ a b “@JULY_MIRROR 七月鏡一個人Twitter” (2017年10月20日). 2018年1月19日閲覧。
9.^ a b c “「FGO」の新シナリオが『魔界転生』のパクリ? → いやいやちょっと落ち着こう、という話 - ねとらぼ” (2017年10月22日). 2018年1月19日閲覧。
10.^ a b “【寺田P×奈須きのこ:対談】決戦!『スパロボ』VS『Fate』”. 電ファミニコゲーマー (2017年7月28日). 2018年1月19日閲覧。
11.^ 『Fate Prototype Tribute Phantasm』(p.38) 2012年 KADOKAWA
12.^ “せがわまさき電脳絵巻・更新日記” (2013-0221). 2018年1月17日閲覧。
13.^ 中川右介 「第五章 模索-一九八〇年から八一年」『角川映画 1976‐1986 日本を変えた10年』 角川マガジンズ、2014年、143頁。ISBN 4-047-31905-8。
14.^ a b c d e f g h 「深作欣二「千葉ちゃん、ウソって観客に思わせたら負け」」、『アサ芸+』、徳間書店、2012年11月29日、2012年12月8日閲覧。
15.^ a b あなたは魔界を信じますか? 角川春樹 山田風太郎 特別対談、23頁。
16.^ a b c d e 佐藤雅夫「プロダクション・ノート 魔界に祟られたスタジオ」 (パンフレット) 、『魔界転生』、角川春樹事務所・東映、1981年6月6日、 24 - 25頁。
17.^ (パンフレット) 『魔界転生』、角川春樹事務所・東映、1981年6月6日、 11頁、26頁。
18.^ 的田也寸志. “商品の説明「Amazonレビュー」”. 柳生一族の陰謀 (DVD). Amazon.co.jp. 2017年6月27日閲覧。
19.^ ペリー荻野 (2008年5月30日). “『柳生十兵衛あばれ旅』 JJサニー千葉、十八番の十兵衛が大暴れ! 志穂美悦子、真田広之など充実の顔ぶれ。”. ペリーのちょんまげ. 時代劇専門チャンネル. 2012年3月31日閲覧。
20.^ ペリー荻野 (2009年7月31日). “『徳川無頼帳』 西城秀樹の十兵衛とJJサニー千葉が握手! 強力コンビが吉原を根城に大暴れ。”. ペリーのちょんまげ. 時代劇専門チャンネル. 2012年3月31日閲覧。
21.^ “柳生十兵衛七番勝負”. 放送作品一覧. 時代劇専門チャンネル. 2012年3月31日閲覧。[リンク切れ]
22.^ a b c あなたは魔界を信じますか? 角川春樹 山田風太郎 特別対談、22頁。
23.^ a b 「千葉真一、深作欣二の初時代劇の教えに感謝」、『アサ芸+』、徳間書店、2012年11月28日、2012年11月29日閲覧。
24.^ a b c d プロダクション・ノート 魔界に祟られたスタジオ、25頁。
25.^ プロダクション・ノート 魔界に祟られたスタジオ、24頁。
26.^ a b “「アベンジャーズ」サミュエル・L.ジャクソン、役作りの参考はソニー千葉(千葉真一)”. ニュース. 映画がもっとおもしろくなるハリウッドチャンネル (2012年4月26日). 2012年4月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年4月27日閲覧。
27.^ a b “「千葉真一の柳生十兵衛だな」/秋山監督” (紙面). 日刊スポーツ (nikkansports.com). (2013年2月16日) 2013年2月16日閲覧。
28.^ 「全登は徐々に『魔界転生』のジュリーみたいになっていきます」小林顕作(明石全登)【真田丸インタビュー】2016年10月8日 / 08:00 tvfan 共同通信社
29.^ a b c d e 『週刊平凡』1981年26号(p.158) 「今週の芸能ニュースパック 『魔界転生』に女性客殺到 「エロイム・エッサイム」が効いた?」 平凡出版
30.^ 『ドリフターズ』3巻 平野耕太 少年画報社
31.^ 週刊少年サンデー 1999年21号(1999年5月5日号)p.108『コダワリ名画館VOL.10 青山剛昌先生』
32.^ 「2003年度 日本映画・外国映画 業界総決算 経営/製作/配給/興行のすべて」、『キネマ旬報』2004年(平成16年)2月下旬号、キネマ旬報社、2004年、 160頁。
33.^ a b c d e 宇宙船106 2003, p. 29, 「特技監督 佛田洋インタビュー」
34.^ a b c 宇宙船106 2003, p. 29, 「視覚効果統括 橋本満明インタビュー」
35.^ a b 宇宙船106 2003, p. 28
36.^ 石川賢 『魔界転生』文庫版あとがき、講談社、1998年。
37.^ 最新祝詞選集 第2巻 『特殊祈願祭祝詞』 戎光祥出版、平成19年、226 - 227頁。

参考文献[編集]
『宇宙船』Vol.106(2003年5月号)、朝日ソノラマ、2003年5月1日、 雑誌コード:01843-05。

関連項目[編集]
千葉真一が柳生十兵衛に扮した作品 柳生一族の陰謀
柳生あばれ旅シリーズ 柳生あばれ旅
柳生十兵衛あばれ旅


1981年の映画
2003年の映画

外部リンク[編集]
魔界転生 - allcinema
魔界転生 - 文化庁日本映画情報システム
魔界転生 - KINENOTE
魔界転生のチラシ - ぴあ
Samurai Reincarnation - AllMovie(英語)
Samurai Reincarnation - インターネット・ムービー・データベース(英語)
魔界転生 (2003) - allcinema
魔界転生 (2003) - KINENOTE
魔界転生 (2003〉のチラシ - ぴあ
魔界転生 (2003) - インターネット・ムービー・データベース(英語)



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日本の舞台作品
2006年の舞台作品
転生を題材とした漫画作品

http://www.asahi-net.or.jp/~AN4S-OKD/okyda/eiga/031068.html

魔界転生

1981年 東映

キャスト:沢田研二(天草四郎)佳那晃子(細川ガラシャ)緒形拳(宮本武蔵)室田日出男(宝蔵院胤瞬)真田広之(伊賀の霧丸)徳川家綱(松橋登)成田三樹夫(松平伊豆守)成瀬正(甲賀玄十郎)大場順(柳生左門)菊池優子(お光)神崎愛(おつう)丹波哲郎(村正)千葉真一(柳生十兵衛)若山富三郎(柳生宗矩)

監督:深作欣二

徳川幕府のキリシタン弾圧に端を発した島原の乱は94日間の戦いの末、1638年に幕府軍の圧勝に終わり、一揆勢の首は老若男女を問わず竹やりに刺されてさらされる。一揆の首領である天草四郎の首に雷が落ち、四郎は現世に蘇える。

「神よ。見よ。あなたたちの僕の屍を。彼らの血みどろの戦いになぜ沈黙を守ったのだ。我らはあなたのために戦ったのに。私は天国の門を叩こうとは思わぬ。神よ、私はあなたを捨てる。私は復讐の旅に出立する。呪いの闇に巣食う者よ。今こそ姿を見せよ。復讐するは我にあり。エロイムエッサイム。我は求め訴える。魔界の神よ。汝の力を我に与えよ。この天草四郎、怒りと悲しみでこの国を焼きつくし、この目の前に現れる地獄絵を今一度徳川の世に現して見せよう」

肥後の国・細川家菩提所泰勝寺で細川ガラシャの魂を復活させる四郎。「なぜわらわを呼ぶ。わらわはもはや浮世には興味はない」「それはまことの心ではございますまい。お方様の魂は冥界を彷徨うておられるはず。貞淑の誉れ、キリシタンへの信仰とは裏腹に夫忠興公とは修羅の毎日を過ごされた由。そしてその最期も不本意極まる死にざま」

キリシタン信仰に走ったガラシャに愛想を尽かし、若い女の肌に溺れ、イエス様の妻になれとガラシャを罵倒する忠興。ガラシャは神に忠興の愛が戻るように祈るが、忠興は関ヶ原の戦いで徳川方に走り、人質となったガラシャは忠興に見殺しになった形で炎に包まれて死ぬ。「今一度、忠興殿と甘い言葉を交わしたい」「ガラシャ様、それは可能です」冥界から現世にガラシャを復活させる四郎。

肥後の国・阿蘇。一度も戦って敗れることはなかったと呟く宮本武蔵。「お通。可憐な娘だった。優しい言葉もかけなかったこの武蔵を恨みもせず冥府に先だったと言う。許せ、お通。そなたは我が戦いの妨げであった。そして、わしは戦った。あの柳生宗矩さえわしとの立戦いを避け、わしは無敵の名を。いや、待て、宗矩は本当にわしとの戦いを避けたのか。わしの剣を田舎剣法と蔑み、戦いするに値なしと。柳生宗矩、その子十兵衛と戦わずして何が武蔵。今一度我に剣を取る力を。だがわしは老いた。まもなく死ぬ」武蔵の前にガラシャとともに現れる四郎。「武蔵殿。魔界転生の手助けに参った」「魔界転生」「そのしたたかなる未練こそが転生への手がかり」命果てた武蔵を復活させる四郎。

大和の国・宝蔵院。古今稀なる槍の名手である宝蔵院胤瞬は仏法の世界で生きる身ながら、女性への煩悩が断ちきれない己をと激しく恥じて腹を斬る。冥府を彷徨う胤瞬の前に現れるガラシャ。その美しさに驚愕する胤瞬。「遅かった。もう一度生き返れるものなら、この手で女を」まだ遅くないと言う四郎。「胤瞬殿。その無念の思い。我らにお預けくだされ。さすれば御坊はたちまちこの世に蘇える」相果てた胤瞬を魔界転生させる四郎。

伊賀の国・鈴鹿にある伊賀衆の隠れ里。長老から十兵衛がまもなく来ると知らされる伊賀の霧丸。「本当ですか。では迎えに行ってきます」そこに甲賀玄十郎率いる甲賀衆が襲撃し、隠れ里の住民は皆殺しとなる。一人傷だらけになって生き残って逃走する霧丸を追う甲賀のくノ一。そのくノ一を犯して殺す胤瞬。続いて現れた甲賀衆を斬殺する武蔵。霧丸にお前はもうすぐ死ぬと言う四郎。「だが案じるな。お前が望むならこの世に連れ戻してやる。もう一度生きてみたくないか。より強く、より美しい若者として」相果てた霧丸を魔界転生させる四郎。

隠れ里に到着した十兵衛はその惨状に驚き、霧丸を探すが、そこに武蔵や胤瞬らが現れたので、木の上に逃げる。はははと笑う胤瞬。「臆したか、十兵衛。いつからおぬしは猿になった」はははと笑う霧丸を見て愕然とする十兵衛。また会おうと十兵衛に言う四郎。「近いうちに必ず」しかるべき舞台の上でと言う武蔵。馬に乗って去っていく四郎らを見つめて茫然とする十兵衛。(いったい何が起ろうとしている)

日光東照宮に参詣した四代将軍徳川家綱は巫女のお玉の方の美しさに魅惑されて大奥に招きいれろと老中の松平伊豆守に命令する。玄十郎にお玉の素性を調べるよう命令する松平。玄十郎はお玉の両親に会い、お玉は乱心の末に行方知れずとなったことを知り、松平に報告する。

お玉を斬れと玄十郎に命令する松平の前に現れる四郎と霧丸。「甲賀玄十郎。伊賀の恨みを晴らしに来た」霧丸に斬られる玄十郎。松平の前に立ちふさがる四郎。「伊豆殿。見られい。貴殿のために死んでいった女たちの髪だ」「妖怪」妖術・髪斬丸を使い、松平の首を女の髪で絞めて窒息死させる四郎。お玉に化けたガラシャは家綱の側室となり、家綱は政治を顧みずガラシャに溺れる日々を過ごす。

父の柳生宗矩が妖父村正を手入れしているのを見て驚く柳生左門。「父上、なぜ」「何か用か」「先ほど十兵衛兄上から書状があり、容易ならぬことを知らせてまいりました。鈴鹿山中で五人の化け物に会ったと。一人は宮本武蔵殿。一人は宝蔵院胤瞬殿。それに昨年まで当家に奉公していた伊賀の霧丸。また異国風の衣装をまとった若侍と身分卑しからぬ女性の総勢五名」「その時、十兵衛はどうした」「大木の上に隠れ、なすすべもなく見送ったと」

これから江戸城に行くと言う宗矩。「お体の方はよろしいのですか」東照宮でお玉の方を見初めて以来、家綱は常軌を逸していると左門に言う宗矩。「故に私は今宵乱心を装い、お玉の方を斬り、割腹する所存」「父上」「わしの病は不治の病じゃ。これが最後の御奉公となろう」「では私も」「その方は十兵衛とともに五人の化け物とやらを討つのだ」「しかし、そのお体では」「案ずるな」

柳生屋敷に残された左門の前に現れる武蔵。「来たな。妖怪」「柳生宗矩殿はどこにおられる。また十兵衛殿はいずれに」「おのれごとき妖怪。父の手を煩わせるまでもない」「未熟」脳天を武蔵に叩き割られて相果てる左門。

江戸城に向かう宗矩を待ち受ける胤瞬。宗矩は村正で胤瞬を切り捨てる。お見事と宗矩に言う武蔵。「御子息とは雲泥の相違。一手所望いたす」しかし宗矩は血を吐いて倒れる。「武蔵殿。一度手合せしたかった。しかし村正を振る力は失せてしまった。これも天命」

宗矩に魔界転生の意志はあるかと聞く四郎。最初は将軍家御指南役となった自分に現世に未練はないと断る宗矩であったが、十兵衛の無頼の生き方に憧れ、十兵衛と戦いたいと言う気持ちはずっと燻っていたことを四郎に見透かされる。「ああ、生きたい。紅蓮の炎の中で我が子十兵衛と戦ってみたい」事切れた宗矩を復活させる四郎。

伊賀から戻った十兵衛に左門は乱心したので斬り捨てたと言う宗矩。「親父殿。左門を斬ったそうだが、左門の脳天は砕けておった。親父殿が撲殺したとは思えないが」「十兵衛。近うまいれ」村正を振りかざして襲いかかる宗矩。危うくかわして逃走する十兵衛。

下総の国・佐倉。村に天変地異が起こるよう呪詛する四郎。「徳川の稲は実を結ぶな。徳川の稲は枯れろ」飢饉に襲われ農民たちは代官所に押し掛けて年貢の減免を訴えるが、代官所の役人たちは農民たちを追い払う。涙して歌う少女にどうしたのだと聞く霧丸。役人に棒につつかれて父が死んだと霧丸に言う少女。「おっかさんは?」「いない」「お前の名は」「お光。あんたは」「霧丸」「どこから来たの」「遠い所から」「江戸?」「もっとずっと遠い所だ」

刀鍛冶の村正に親父殿は来たかと聞く十兵衛。「はい。新刀を打ってくれと」「その時、親父は何か言わなかったか」「それが謎のようなお言葉で。人の肉を斬る刀は無用。わしの欲しいのは魔物を斬る刀なのじゃと」「魔物を斬る刀」「人を殺める刀を作ると言うことで人里離れた庵に身を隠した私に、なぜお父上は目を止められたか。いずれにしても魔物退治とは荒唐無稽な」「いや。実はそれについて頼みがある。私にも一振り打っていただきたい」

父は宗矩の刀で精魂を突き果たしていると言う娘。この娘は私の養女だと十兵衛に言う村正。「名はおつうと申し、宮本武蔵様を一生お慕いして亡くなられたお通の方の姪にあたります。縁あって引き取っております」「その武蔵殿を斬るために村正がいるのだ。魔性となった武蔵殿をわしはしかとこの目で見たのだ」そこに武蔵が現れて十兵衛に戦いを挑むが、おつうの吹く笛の音に殺意をかき消されて去っていく。十兵衛に刀を作ると言う村正。「あのような化け物を斬るには確かに私の妖刀しかございません」

霧丸にお前はまだ若いと言う四郎。「だから迷っているのだ。女が気に入ったら犯せ。そうすればお前は一人前の魔界衆となる」霧丸はお光を犯そうとするが思い留まる。苦悩する霧丸にまだ少しは正気のようだなと言う十兵衛。「一つ聞く。お前たちの仲間は誰だ」「宮本武蔵様。細川ガラシャ様。天草四郎様」「そうか。あの若衆は天草四郎か」「あと一人。宝蔵院胤瞬様の代わりに」「その名前は言うな。わかっておる」「十兵衛様。お願いです。私を殺してください」「霧丸。お前は生きろ。生きるのだ」精魂込めて妖刀を作った村正は十兵衛に妖刀を渡して力尽きて死ぬ。

農民たちに一揆を起こすのだと扇動する四郎。「お前たちは勝った。これを見ろ。代官の首だ。まだ戦いはこれからだ。江戸を攻めるのだ。将軍家が何ほどのことか。江戸の町と将軍を紅蓮の炎で焼き尽くして見せよ。俺に続け」大挙して江戸に向かう農民たち。

もう乱暴はしないとお光に言う霧丸。「だから俺と一緒に逃げてくれ。俺たちはお互いに一人ぼっちだ。二人でどこか遠い所に行こう」「うん」そこに現れる四郎。「お前の行くところは江戸だ」「嫌です」「何を血迷っている。そこの娘。霧丸は人間ではない。私と同じく魔界から蘇えった男。この男に近づくな。霧丸は俺のものだ」「四郎様。やめてくれ」襲いかかる霧丸を髪斬丸で絞め殺す四郎。

霧丸の死骸を抱えるお光に誰にやられたと聞く十兵衛。「お侍。四郎様と呼んでました」「霧丸。恨みは俺が必ず晴らしてやる。今度こそぐっすり眠るがよい」そこに現れる武蔵。「十兵衛。舟島なる小島でお前を待つ。明朝、辰の刻」「参ろう」

なぜ男は戦うのですと十兵衛に聞くおつう。「私はおばを見てきました。生涯一人の男を愛しておばは決して幸福ではありませんでした。それどころはおばは最期は武蔵様を憎んで息を引き取りました。十兵衛様、どうか私に同じ思いをさせないでください」「許してくれ、おつうさん。私は行かなければならない」「どうしてです」「剣の道は私が自分で選んだ道だからだ」

舟島で対峙する武蔵と十兵衛。おつうは必死で笛を吹くが、武蔵は笑い飛ばす。「十兵衛。おなごの笛に守られて、わしと戦う所存か」「……」「もはや武蔵にその笛の哀憐の情は届かぬ。十兵衛、お前の頭蓋を打ち砕いてくれよう」死闘の末に村正で武蔵を叩き斬る十兵衛。

江戸に不満を爆発させた各地の農民が押し寄せ、江戸でも幕府に不満を持った町民が商家に押し入り打ちこわしを行う。武蔵が死んだと宗矩に告げる四郎。「御子息十兵衛殿の手にかかって。その後十兵衛殿はこの江戸に向かった由」「わしはそれを待っている」

忠興とは誰のことじゃとガラシャを責める家綱。「余と褥を供にしながらよくも。何者じゃ、忠興とは」「わらわの夫でしょう」「夫?」「気になさりますな。遠い前世の夢物語」「お玉。許さん。許さんぞ」家綱とガラシャはもつれ合い、灯りを倒してしまう。たちまち燃え盛る炎。「誰か。誰かおらぬか」「忠興様。またわらわをお見捨てになるつもりか」「ええい、離せ」

そこに現れた宗矩は家綱を助けようとする側近たちを斬りまくる。「十兵衛。早く参れ。この紅蓮の炎が燃え尽きぬうちに」家綱を天守閣に連れていくガラシャ。「ホホホ。燃える、燃える。ご覧なさりませ、忠興様。江戸の町一面に広がったあの炎を。美しいこと。美しいこと」「馬鹿な。こんなバカな。徳川四代の天下が灰燼に帰する。そんなことがあり得ようか」

はははと笑う四郎。「ごらんなされ。あの無残に焼かれる地獄絵を。あれこそ我らキリシタンの怨念の火。そして徳川の最後を弔う火だ。家綱、島原信徒三万七千の苦痛を味わって死ね」狂乱する家綱にすがりつくガラシャ。「忠興様。もうわらわは殿を二度と離しませぬ」炎の中に消えていく家綱とガラシャ。

燃え盛る江戸城の中で対峙する宗矩と十兵衛。「十兵衛。待ちかねたぞ。武蔵を倒したと言うそち。さすがに我が子。いや、わが生涯の最良の好敵手じゃ」「情けなや。親父殿。こともあろうに魔界の力を借りようとは。それほどまでにして、この十兵衛との勝負をお望みであったとは」「もはや問答無用」十兵衛と宗矩は凄まじい村正勝負を展開するが十兵衛が勝利する。

さすがに見事な腕前と十兵衛に言う四郎。「いかがであろう。今日より私とともに魔界に生き、その剣に永遠の命を与えてみるつもりはないか」「ない。永遠の命など俺は信じん。それに己だけは生かしておけぬ。己を斬らねば親父も霧丸たちも成仏できん」「ならば来い。私は日本中を灰にする覚悟」四郎の髪斬丸をかわし、四郎の首をはねる十兵衛。しかしはははと笑う四郎の首。「十兵衛。勝負はまだだ」「なに」「人間がこの世にある限り、私は必ず戻ってくる。ははは」四郎は炎の中に消えていくのであった。

★映画評

徳川幕府のキリシタン弾圧に端を発した島原の乱は94日間の戦いの末、1638年に幕府軍の圧勝に終わり、一揆勢の首は老若男女を問わず竹やりに刺されてさらされる。そして一揆の首領である天草四郎の首に雷が落ち、四郎は現世に蘇える。

「神よ。見よ。あなたたちの僕の屍を。彼らの血みどろの戦いになぜ沈黙を守ったのだ。我らはあなたのために戦ったのに。私は天国の門を叩こうとは思わぬ。神よ、私はあなたを捨てる。私は復讐の旅に出立する。呪いの闇に巣食う者よ。今こそ姿を見せよ。復讐するは我にあり。エロイムエッサイム。我は求め訴える。魔界の神よ。汝の力を我に与えよ。この天草四郎、怒りと悲しみでこの国を焼きつくし、この目の前に現れる地獄絵を今一度徳川の世に現して見せよう」

この映画の原作は伝奇忍法小説を書かせたら世界一と言う山田風太郎でありますが、彼の本をかなり読破しているロロモですが、なぜかこの原作は読んでおらず、それは映画の評判が高くて、だいたいどんな内容かおぼろげながらわかってしまったので、わざわざ小説を買ってまで読むこともないと判断したのですが、この映画を見ると、やはりかなり原作を薄めているダイジェスト版のような感じがするので、もっとおどろおどろしい山田風太郎ワールドを楽しむにはやはり原作を読んだ方がいいのかなと思うわけです。

原作では江戸幕府転覆を企てる由比正雪が森宗意軒と言う老人の弟子になるところから始まります。宗意軒は剣豪たちを蘇らせる忍法「魔界転生」で天草四郎・荒木又右衛門・田宮坊太郎・宝蔵院胤瞬・柳生如雲斎・柳生宗矩・宮本武蔵らを現世に蘇らせます。しかし柳生十兵衛は魔界転生することを拒み、蘇えった剣豪たちと戦いを繰り広げていくと言うのが原作の大まかなあらすじのようです。

従って映画は原作に忠実な部分と映画独自の解釈が入り混じっているようでありますが、原作との大きな差異は由比正雪と森宗意軒が出てこなくて、この二人をミックスさせたような形で天草四郎をクローズアップしているところでありまして、ロロモは天草四郎が魔界の人間となる冒頭がやや強引でスムーズでない気がしたのですが、この辺は原作と違うのでやや無理をした嫌いがあるわけです。

しかし天草四郎を魔界の盟主にした映画版の狙いは成功しており、沢田研二のルックスはハンサムと言うよりどこか日本人離れしていますが、それが謎の多い天草四郎にピッタリコと言う感じで、彼以外にこの役は考えられないんじゃないかと思え、このキャスティングで映画の半分くらいは成功したと言っても過言ではないと思うわけです。

あとキャスティングで成功しているのは細川ガラシャを演じた佳那晃子でありまして、原作では出てこない細川ガラシャを登場させたために映画にグッとエロスが増し、山田ワールドでエロス担当と言えば奇想天外に忍術を使うくノ一となり、それを映画化するとエロスと言うよりも荒唐無稽なものになってしまいますが、佳那晃子演じる細川ガラシャは別に忍術使いでもないので奇妙なエロスを発散することなく家綱を誘惑できることになり、彼女の存在が映画に彩りを深めているわけです。

あと映画で特異なのが真田広之演じる霧丸でありますが、この美少年を巡っては四郎と柳生十兵衛が三角関係のような雰囲気を催しますが、若さゆえに魔界人になりきれないと言う設定はなかなか面白く、映画公開当時は沢田研二と真田広之のキスシーンが話題になりましたが、今見ると唇と唇が触れ合う程度のものでして、もっと濃厚なキスであれば、霧丸は完全に魔界に堕ちたのかなと思ったりするわけです。

あとこの映画で有名なのがラストの千葉真一・柳生十兵衛と若山富三郎・柳生宗矩の炎上江戸城親子対決でありますが、この二人の殺陣のすさまじさがこの映画に重量感を与えているのは間違いなく、現実にこの親子はライバル関係であったのかと思わせてしまい、特に若山富三郎の迫力は本当に魔界の人間になったのではと感じさせるわけであります。

ということでロロモはこの映画を楽しんだのですが、不満を言うなら文句なしの男優陣に対し、女優陣に不満があり、佳那晃子はいいのですが、お光を演じた菊池優子はちょっと幼すぎる気がしたのですが、まあ許容範囲と言えますが、問題はおつうを演じた神崎愛でありまして彼女はフルート奏者でもあると言う実績からこの役に選ばれたかどうかわかりませんが、もう少し清楚な美女にしてほしかったなと思い、彼女が笛を吹いているアップはかなりロロモをげんなりとさせたわけです。

映画は江戸の町が火に包まれ、江戸城も焼け落ち、家綱も死んで、これから江戸幕府はどうなるんだと言う段階で終わってしまい、クライマックスの頂点で終わるのはやや無責任な感じがし、この点は原作はどうなんだろうと考えたりもしますが、これだけ盛り上げるだけ盛り上げたらもうああいう尻切れトンボ的な終わり方しかできなかったのかと思ったりもしますが、原作ではそんな無責任な終わらせ方を山田風太郎先生はしないだろうと思うので、やはりこの映画より原作の方が面白いのかなと思ったりするのでありました。(2015年3月)

得点 89点

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柔術プリースト 314

Jiu Jitsu Priest #314

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