エリジウム

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http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=84532

極端な格差社会、そして健康格差~エリジウム









 監督は、地球に暮らすエイリアン難民と人類の対立を描いた2009年のデビュー作「第9地区」で、米アカデミー賞4部門にノミネートされたニール・ブロムカンプ。出演はマット・デイモン、ジョディ・フォスター。そして、どんな病気でもあっという間に治す機械まで登場する――。こうなると、この欄で取り上げないわけにはいきません。

 「エリジウム」(2013年/米国、9月20日全国公開)。エリジウム(elysium)は、英語で極楽とか理想郷、楽園という意味。SFエンターテインメントですが、社会的なメッセージもしっかり込められています。ストーリーを試写会資料などからまとめると――。


 21世紀末から地球は環境汚染と人口増加で荒廃し、一握りの富裕層は、地表から400キロ上空にあるスペースコロニー(宇宙に建造された人工の居住地)「エリジウム」に移り住んだ。しかし、地球に遺のこされた人々は、手を伸ばせば届きそうなのに決してたどり着けないエリジウムを見上げながら、汚染や貧困のなかで生きるしかすべがなかった。

 2154年、ロサンゼルスのスラムに暮らすマックス(マット・デイモン)は、ロボット製造工場でまじめに働いていたが、ある日現場で大きな事故に遭い、余命5日間の宣告を受けた。エリジウムには、どんな病気や傷でもあっという間に完治することができる医療ポッドがある。しかし、防衛長官デラコート(ジョディ・フォスター)は地球からの移民を禁じ、密入国者は容赦なく排除する。それでもマックスはエリジウム行きを決意、コンピューター付きのマシンと体を結合させ、命の危険にさらされながらエリジウムへ向かう――。






宇宙に浮かぶエリジウム


 エリジウムの設定は、幅3キロ、直径60キロのドーナツ状のスペースコロニー。ドーナツはスポークで結ばれ、回転して重力を作ります。このタイプのスペースコロニーは、1970年代にスタンフォード大学で提案され、「スタンフォード・トーラス型」と呼ばれるそうです。

 地球は荒廃し、ほこりっぽく、高層ビルはボロボロ。色彩をひと言で言うと「茶色」です。一方、宇宙に浮かぶこの巨大なドーナツにカメラが近づくと、植物やきれいなビル、水面などが鮮やかに目に飛び込んでくる。このあたりの映像が対照的でおもしろい。





エリジウムの内部。豊かな自然と建造物は今の地球と変わらない


 そして、エリジウムの各家庭(?)にある医療ポッドがすごい!昨年9月、このブログで映画「プロメテウス」を紹介した時、「全自動手術台」について「すごすぎる!」と書きましたが、これはそれどころじゃありません。

 医療ポッドに横たわってパネルをチョチョイと操作すれば、がんはすぐに治すわ、壊れた体の組織もあっと言う間に元通りにするわで、もう、ドラえもんもびっくりの夢の機械。医師は完全に失業しそうです。おまけに、何と「若さ」さえも持続できるらしい。ちなみにデザインは、イタリアのファッションブランドのヴェルサーチだそうな。





ヴェルサーチがデザインした医療ポッドのコンセプトアート


 さて、この映画で医療ポッドは、地球とエリジウムとの「格差」を象徴する極端な一例に過ぎません。でも、経済的に富む人たちが良い医療を受けて健康を維持する一方で、貧しい人たちが満足な医療を受けられずに健康を害してしまうという「健康格差」は、すでに現在の私たちの社会に存在する事実なのです。

 お笑いコンビ「ハリセンボン」の近藤春菜さんがやる「マイケル・ムーアじゃねえよ!」のギャグでおなじみ、マイケル・ムーア監督のドキュメンタリー映画「シッコ」(2007年/米国)では、医療費が支払えず病院に行けないために傷口を自分で縫う人や、指を事故で2本切断して高額な中指の縫合手術はあきらめざるを得なかった人、入院したのに治療費を支払えないために病院から車で連れ出されて路上に捨てられた人などを取り上げ、米国の医療制度を鋭く批判しています。

 国民皆保険制度がしっかりしている日本では、さすがにこうした極端なケースはほとんどありません。でも、経済的な格差が健康の差につながることをうかがわせる調査は国内でも少なくないのです。

 日本福祉大教授の近藤克則さんの著書「健康格差社会」は、収入や学歴、社会的地位の差の拡大が健康状態に悪影響を与えると警鐘を鳴らしています。調査によると、貧しく低学歴の高齢者ほど要介護状態やうつ、不眠、骨折につながる転倒の回数が多く、生活保護を受けている高齢者は、所得が200万円以上の人に比べ、死亡率が男性で3・1倍、女性は2・2倍高かったそうです。

 今年8月24日の本紙夕刊社会面(東京本社版)に掲載された岩永直子記者の記事では、国立社会保障・人口問題研究所の部長の調査で、所得の低い家庭の子どもは入院する割合が高く、病気からの回復力も落ちるなど、所得による健康格差があることが分かった、と書いています。

 これら日本の「経済格差による健康格差」は、医療制度の問題というよりも、食生活や住環境の悪さで病気になりやすいこと、自己管理に必要な知識や病院に連れて行く時間的な余裕がないことなど、複合的な原因が推測されています。こうした格差の解消に向けて、国は総合的な貧困対策を行わなくてはなりません。

 さて、エリジウムに乗り込んだマックスは、あるミッションを遂行すべく、壮絶な戦いに挑みます。ラスト、私は予想以上に感動しました。欲を言えば、児童養護施設で育ち、つらく厳しい生活を送ってきたマックスの「状況」だけでなく、「感情」がもっと詳細に描かれていれば、ラストできっと私は涙を流したでしょう。マット・デイモンは好きな俳優なんですけどね。




「エリジウム」
9月20日(金)から、新宿ピカデリー他全国ロードショー
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

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8万人の大英帝国柔道連盟が国内の柔術連盟(BJJ)と友好関係に! 村社会のフランス柔道連盟 国際柔道連盟とは真逆の自他共栄の精神!


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国連が日本政府の消極的態度に失望していること、ヘイト言論がやがて実際の殺人に繋がる事例が歴史的に多くあること、週刊誌等が多用する「反日」「売国」等の恫喝的言葉とも通底していること、ヘイト言論を叫ぶ者が言う「特権の享受」には根拠が無いこと等を、論理的・多面的に紹介していた。



http://sun.ap.teacup.com/souun/16367.html

「ヘイトスピーチ「今のNHK」でこれを作った国谷裕子さんとスタッフに敬意を表したい:山崎 雅弘氏」  憲法・軍備・安全保障
https://twitter.com/mas__yamazaki

昨晩のNHK『クローズアップ現代』、ヘイトスピーチについて取り上げていたが、ジャーナリズムの仕事として濃い内容だったと思う。

「死ね」「自殺しろ」「大虐殺やりましょう」等、どれほど酷い言葉を路上で叫んでいるか、叫ぶ者の顔も加工せず映し「これが今の日本の現実だ」と視聴者に伝えていた。

国連が日本政府の消極的態度に失望していること、ヘイト言論がやがて実際の殺人に繋がる事例が歴史的に多くあること、週刊誌等が多用する「反日」「売国」等の恫喝的言葉とも通底していること、ヘイト言論を叫ぶ者が言う「特権の享受」には根拠が無いこと等を、論理的・多面的に紹介していた。

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週刊誌以外の「ヘイト本」への言及が無いこと、ヘイト団体と現首相や現警察トップの関係に触れていないこと等、まだ「踏み込む余地」はあると思うが、予備知識の無い視聴者の問題意識を喚起する有益な番組だったと思う。

「今のNHK」でこれを作った国谷裕子さんとスタッフに敬意を表したい。

> 【NHK総合】2015年1月13日放送◆クローズアップ現代「ヘイトスピーチを問う~戦後70年 いま何が~」: http://youtu.be/Pvud79sP42M @YouTubeさんから 見逃した方は、是非、ご視聴を♪



曽我豪編集委員「政治記者として、最高権力者である総理大臣がどういう思いで政治をしているのかを確かめる取材機会を大事にしたいと考えています」(朝日)http://bit.ly/1IutPxY

「費用は、安倍首相の分も含めてマスコミ側がすべて負担し、割り勘にしています」

朝日は自社編集委員が首相と頻繁に会食する理由について「首相の思いを確かめるため」と弁明しているが、ジャーナリズムの責任放棄としか思えない。

権力を監視する立場の人間が、監視対象と頻繁に会食して「仲良くなり」「監視対象の思いを確かめ」心情的に共感すれば、厳しい監視ができるはずもない。

国家の秩序維持と指導者の側から見た政治思想の宣伝を最優先事項とする社会主義国の宣伝機関とは違う、民主主義国のジャーナリズムは、監視対象の「思い」などの主観的要素は一切無視して突き放し、実質的に「どんな政治が行われているか」「誰を利する政治か」を国民に知らせるのが仕事じゃないのか。

首相が大手メディアと会食しながら、心の内にある「思い」を全部正直に話してくれていると朝日新聞社が理解しているなら、お目出たいと思う。

首相がそこで口にするのは「自分が大手メディアにどのように認識されたいか」という政治的意図に基づいて取捨選択した情報だけで、本当の気持ちなど喋らない。

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旧日本軍の捕虜となった米国人を描いた映画「アンブロークン」の日本での公開が禁止 ネトウヨが支配する国ニッポン

http://japanese.irib.ir/news/latest-news/item/51390-

アンジェリーナ・ジョリー監督の映画「アンブロークン」の日本公開が禁止

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アンジェリーナ・ジョリー監督の映画「アンブロークン」の日本公開が禁止




アンジェリーナ・ジョリー監督による、旧日本軍の捕虜となった米国人を描いた映画「アンブロークン」の日本での公開が禁止されました。



この映画は、アメリカで昨年12月25日から公開され、4730万ドルの興行収入を挙げていますが、日本では公開が見送りとなる見込みです。
アメリカの大手映画会社・ユニバーサルピクチャーズが制作した、この映画の日本公開は、日本の配給会社・東宝東和が請け負うことになっていましたが、東宝東和は今回の日本公開中止の理由については発表していません。
インターネットによる日本の独立系右翼は、様々なブログやサイト上で、大々的にこの映画への反対を示しています。
この映画は、第二次世界大戦中に日本軍の捕虜となり虐待を受けた元五輪選手で、アメリカ軍のパイロットだった、ルイス・ザンペリーニ氏の生涯を描いた映画です。
外国の配給元企業はおそらく、日本における映画館でのこの映画の公開権や家庭用映画としての販売権を買い取ることになると思われますが、これまでに日本国内でこの映画の公開に名乗りを上げた企業はありません。
これ以前にも、複数の映画が日本の右翼の怒りを煽り、日本での公開に際して問題に直面しています。
例えば、2009年に公開されたアメリカのドキュメンタリー映画「The Cove」(ザ・コーヴ、入り江の意)は、和歌山県で行われているイルカの追い込み漁について描いていますが、これは日本の右翼の大規模な抗議を招きました。
日本の映画作家の想田和弘氏も、『上映禁止が懸念されるドキュメンタリー映画「ザ・コーヴ」を論じる』という討論会を行っており、日本国民から批判され、左翼、韓国と中国の諜報員として非難されています。
こうした過激な反応により、日本では映画産業における自己検閲という現象が生じています。

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